2023-4-20
旅再開一発目の登山は開聞岳! 思ったよりも早く登れたので南九州市まで出て知覧特攻平和会館を観ようと思います。小学生の頃に行った宿泊学習以来ですよ( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
天候が不安
めちゃくちゃ立派な東屋でした。ゾウの滑り台も背景としてナイス。夜中に野良猫に起こさてちょっと嫌な気持ちになりましたが特に害もなかったので良しとしましょう。
本日は開聞岳登山。天気も微妙に晴れ間が見えています。ちょっと期待させてくれる朝じゃないですか( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
天気が崩れる前にさっさと登ってしまいましょう。まずは登山口まで。
と思った矢先にガッツリ雨降って来て笑いました。
嘘。般若の形相になっています。
お手本のようなチャリトラップにも引っ掛かりますしなんなんだ朝から。゚(゚^ω^゚)゚。
JR日本最南端の駅
せめて小雨の内に進んでおきたいところですがまたムダに興味を引く案内板が出てくるじゃないですか。最南端の駅ですって? 鹿児島に?
案内板から1分もかからないので来てしまいました。最南端の駅って思ったよりも近くにあったんですね。まあJR最南端の駅ですからでしょうけど。駅だとゆいレールも含まれるので流石に最南端は沖縄県に譲るようです。
ここからもう開聞岳が見えるようなのですが見渡す限り白い世界。大丈夫ですか今日の登山(。◔‸◔。)
さらに漕ぐと流石に開聞岳の気配は感じられるようになりましたが……。
どれだけ今日の雲は低いのか。
開聞岳登山
雨もいったん止んだのでこのまま通残口まで到達したい……!
雨の中、日本一周装備から登山装備へスイッチするのは困難極まるので(๑-﹏-๑)
開聞中学校は本当に開聞岳の麓にあってなんかいいですね。ここら辺はもう開聞岳の一合目に入っている気がします。
2合目までは道が舗装されているので自転車で上がりましょう。ただ駐車場は封鎖されていたので車では2合目上がっても停める場所がありません。
二合目付近の車止めに自転車を停めて登山の準備をします。もう天候が回復しないものとみて一眼カメラは置いていきます。そうすると持ち物が小型リュックだけで済みますからね。
9:00 登山開始
いざ参りましょう開聞岳登山!
久しぶりの登山ですね。実に5カ月弱は山に登っていません。山用の筋肉は衰えているでしょうね。今日の登山でどれだけの疲労度になるか、現在の登山体力を測るには開聞岳はいい山かもしれません。往復4時間くらいで登れる日帰りの山ですからね。
9:10 2.5合目
岩が濡れていて滑るので怪我だけには注意していきましょう。
9:20 4合目
特に難しいところもなく4合目。
9:30 5合目
あっという間に5合目です。
ここはビューポイントなのですがこのザマです。白いものしか見えない……。
9:55 7.1合目
7.1合目も同様。゚(゚^ω^゚)゚。
7.1合目すぐ近くにある大穴は仙人洞と呼ばれています。この洞窟は開聞岳が噴火した時に溶岩がせり上がってできたもので、山伏たちの修行の場として使われたことから『仙人洞』という名前が付けられたと言われています。
10:20 9合目
岩や木の根が濡れてめちゃくちゃ滑る以外は大変なところはありませんね。
こういう梯子も久々に見ると身構えてしまいますが、最近見た中ではやすぼぅハウス山の梯子がヤバすぎたのでこれくらいはおそるるに足らぬ……。
10:35 開聞岳登頂!
という事で開聞岳登頂です。展望も何もあったものではないですね。゚(゚^ω^゚)゚。
旅再開一発目にして九州編3座目の山となった開聞岳。薩摩富士の異名でも知られる均整のとれた美しい三角の山なのです。独立峰ゆえに山頂からは遮るものが何もない大展望が楽しめる、はずなのですが天気のことはなかなか上手くいきません。
久しぶりの登山ですからリハビリができたと思って納得しますか。しかし日帰り登山は雨ばかり降られる印象です。斜里岳とか蔵王山とか。
正確に言うならば、「日帰り登山で天気待ちはしない」ですが。多少コンディションが悪くても登れそうな山ならそのまま行ってしまう事多々。むしろ危険性の少ないところで悪天候登山の練習はやっておいた方がいいと思いますし。
そう思って自分を納得させていると5合目でちょっと晴れてきました。今さやめなさい。ここまで来たら今日はずっとガスっておきなさい。
11:55 下山
3時間弱で登山終了。旅再開一発目にはちょうど良い郷土の登山だったかもしれません。
面倒極まる装備の入れ替えを終えたら出発です。午前でまさか登山を終えることができると思っていなかったのでこの先の動き方に少し迷います。
明後日、屋久島の天気が良さそうなのでもう鹿児島市に戻ろうかと思うのですが、今日は時間に余裕があるのでどこかに寄る余裕がありそうなのです。
……行きますか。
知覧特攻平和会館。
南九州市へ
ということで進路は九州市ではなく平和会館のある南九州市に向けます。現在13時で閉館が17時ですから、昼食もとることを考えるとあまりゆっくりもしていられないようです。
海岸沿いを走っていると大層見事な開聞岳が見えるじゃないですか!
開聞岳は海に面した百名山なんですよね。そういう山は海と一緒に画面に写すととても映える。山と海を両方視界に収められる山は贅沢ですよね。利尻岳や鳥海山なども( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
というか枕崎方面は海岸も見ごたえありますね。
昼飯なににしようかな~と考えていると現れる黄色いオアシス。腹ペコ時にここが目に入ったら入店は確実です。
ということでお昼はジョイフルのランチメニュー。いくらでも時間を潰せますが今日はもうケツが決まっているので食べたら即移動です。
お顔を隠した開聞岳を背に
黙々と漕いでいきます。
15時半ごろに知覧入り。
知覧茶畑が迎えてくれるのですぐに知覧に入ったと分かりました。
小学生以来の知覧特攻平和会館
16時に知覧特攻平和会館へ到着。
1時間は観られますね。
ここは小学生の頃の宿泊学習で一度来ているので、今回はひめゆりの塔のようにガッツリ見るというよりは思い出の地を見てみたいという気持ちが強いですね。決して楽しい思い出ではありませんが。
この知覧特攻平和会館は子どもの頃のちょっとしたトラウマなんです。ショッキング過ぎるでしょう特攻隊なんて小学生には。゚(゚^ω^゚)゚。
ここが原因で今まで戦争資料館系はやんわり苦手だったんですけど、大人になった今はね、そういう戦争の歴史を学ぶことは多少ナーバスな気持ちにはなりますが意味のある事だなと思えるようになりました。
ただ当時のプチトラウマのせいで興味はあるけど気は進まないという微妙な精神状態。ひめゆりの塔もだいぶ
えー、んー……
行くのかぁ……
あ~~~行くか
ウダウダ言いながら行きましたし、今回もそんな感じ。あ~~~行くか。
大人一人500円。ロビーの撮影OKは助かります。
確かにこんなゼロ戦あったような。
ただロビーの絵が違っているような気がします。配置も違う。ロビー自体もだいぶ小さくなっているような?まあ前回の記憶が17年くらい前なのでレイアウト変更や改修くらいいくらでもあるか……。
前回来た時の倍以上生きているんですね今の私。人生あっという間だこれは。
ボロボロの飛行機は観ているだけで壮絶。
痛ましいものよ。
太平洋戦争の本土最前線である沖縄を援護するための特攻作戦。ひめゆりの塔で学んだこととドンピシャで、なんというかマジでいい順番で回れていますね。ひめゆりの塔→知覧特攻平和会館って理想的過ぎるでしょう。
撮影できるのはロビーまでなのでここからは写真無しです。
遺品室
まずは遺品室。部屋の真ん中には一式戦闘機「隼」が鎮座。壁には若き特攻隊の遺影が一面に張られていて、同時に遺品、遺書が展示されています。ここはよく覚えていますね。前来た時とはレイアウトなんか全然違っているんでしょうけど、壁一面の遺影は小学生の時に見た時の印象そのままです。
遺品はともかく、直筆の遺書は今でも読めませんね。手紙というのはパワーが強すぎます。無機質なフォントで書き起こされた解説板に記されているものでようやく読める感じ。それでもインパクトで貝ですけどね。近くのおじさんなんか泣いていますし(๑-﹏-๑)
あ~
ひめゆりの塔と全く同じ気分
私もいい歳になりましたから、こういう展示を見て「怖い」とかは無いですけど「あ~~~……」という感じです。いたたまれない(。◔‸◔。)
遺影には名前と階級も書いてあるんですけど気づいたのは全員階級が高いんですよね。みんな尉官、佐官なんですよ。20代前半でそんなに出世できるのかなと思ったら「階級は死後のもの」と書いてあってまた「あ~~~……」ですよね。戦死後の階級特進というわけです。
三角兵舎
次は外に出て三角兵舎を見ます。
三角兵舎は特攻隊員たちが出撃までの間起居していた半地下式の兵舎です。
ここで隊員たちは故郷に送る手紙などを書いていました。
ここも訪れた記憶がありますね。なつかしい。
三角兵舎を抜けたところですぐ見える特攻平和観音堂。ここで手を合わせてから平和会館を後にしますか。
近くにはラーメン屋さんもあります。知覧特攻平和会館近くで「隼」はシャレが効きすぎているのでは。
しかし平和会館周りの景色は全然記憶のものと合致しないんですよね。よほど大規模な改修工事があったのか、私の記憶違いか。閉館ギリギリに出たので受付の方に改修があったのか聞く暇もありませんでした。こういう資料館は時間に余裕をもってきましょう。゚(゚^ω^゚)゚。
嬉しい差入れ
平和会館を出てしばらく走ってから、ルート確認がてら休憩していると中学生?と思しき学生さんがお茶を差し入れてくれました!キンキンに冷えていてどうやらわざわざ買ってきてくれたよう。ありがとうございます。゚(゚^ω^゚)゚。
旅のモチベーションがモリモリ湧いてくるというものです。学生さんには名刺をお渡ししてお別れしました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
そして私はジョイフルにピットイン。日に二度のジョイフルを!?
近くにWi-Fiが使えそうなお店がジョイフルしかなかったので仕方ありませんね。
ここは料理もおいしいですし書斎として完璧です。書斎で飯を食うなというのは置いておいて。
しかし妙に南九州市は田舎なので近くに寝られそうなところが無いのが悩みどころ。4kmくらい離れた道の駅まで行かないといけないかもしれません。ブログを書いてからジョイフルは出ようと思うので0時ごろになりますね。夜はなんだかんだと肌寒いのでナイトランは億劫です(๑-﹏-๑)
ここまで読んでくださってありがとうございます。
よろしければ以下のバナーをクリックしていただけると大変励みになります。
↑日本一周バナー
コメント