【301日目】撮ってはいけない描いてもいけない。大神神社の三輪山

2023-7-2

昨日から帰省しているI君と共に今日は朝から登山へ。目的地は大神神社、その御神体である三輪山です。御神体に登ることができるんですよねこの神社。ちなみに大神神社は大和国の一之宮かつ山登りもできるという私の旅のテーマにドンピシャな場所です( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

目次

大和国一之宮『大神神社』

視界に入れば一発でそれとわかるこの巨大な鳥居が大神神社の鳥居。日本最大の鳥居である熊野本宮大社の大鳥居に引けを取らないくらい大きいですね。事実、大神神社の鳥居は日本第二位の大きさです。

めちゃくちゃ人が多い。日曜日とはいえそんな神社に来ることありますか(。◔‸◔。)
大神神社の人気が伺えます。

駐車場から5分ほど歩いて二の鳥居。

今日も今日とて暑すぎる。木陰が無かったら参っていますよ。

手水舎には蛇! 大神神社の祭神である大物主大神にはしばしば自身の姿を蛇に変える逸話が残っています。

大物主大神と言えば自らの事を「大国主神の幸魂奇魂である」と言った神様で、大国主神は出雲大社の祭神です。

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手を清めたら階段を上がっていざ参拝。

拝殿

トリプル茅の輪がお出迎え。もう何度茅の輪をくぐってきたか分かりません。くぐらない理由もないのでグルグル回ってきます。

茅の輪をくぐったら拝殿で参拝。この立派な建物、本殿ではなく拝殿なんですよ(▼∀▼)
大神神社は本殿を持たないのです。拝殿から御神体である三輪山を仰ぎ見るという原始神道の形態を今でも残しています。

平安後期の歌論『奥儀抄おうぎしょう』には、地元民が三輪山に社を建てようとしたら千のカラスに集られ断念したという記述があります。

元々は拝殿すらなく、拝殿と三輪山の間にある三ツ鳥居から山を拝む形式だったとのこと。ちなみに三ツ鳥居はコロナの影響で当分拝観中止です。

巳の神杉

大物主大神の化身である白蛇が住むという神杉。

この穴に化身の蛇がいるとされます。

蛇神だからお供え物が卵なんですね。

投げる人がいたのでしょうか(。◔‸◔。)

次は狭井神社に参りましょう。三輪山への登拝受付はこの神社でやっています。

三輪山の入り口『狭井神社』

5分弱で狭井神社到着。

お参りをしたら登拝の受付をしましょう。

入山初穂料は300円也。

大神神社のように自然物を御神体とする古い神道の信仰では、たびたびその場所が禁足地に指定されます。三輪山もかつては関係者の一部しか入山できなかった禁足地でしたが、時代の流れで規制が緩み今ではこうして手続きを行えばだれでも入山できるようになりました。とはいえ現在も

禁止事項

・水分補給以外の飲食
・カメラでの撮影
・火気の使用
・植物等の採取

など厳しい禁止事項があります。風景の記録においては写真だけでなくスケッチさえも禁止されているほど。入山が許されているのはあくまでも参拝のためで、三輪山は観光目的で登ってはいけない山なのです。

杖を借りますか。私はもうストックが無いと山に登れません。本当に楽なので。

人形(ヒトガタ)で体を撫でて清めます。

あとは襷をかけて入山準備完了。投入堂みたいですね。

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三輪山登拝

手続きを終えて準備が済んだら入山。往復2時間ほどの山なので飲み物は500mlペットの水があれば十分でしょう。

では登拝開始( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

撮ってはいけない描いてもいけない。大神神社の三輪山 / fawtさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ


と言っても山中であったことを書くことができません。今やだれでも登れる三輪山ですが、お参りを目的とする登山が許されているだけで、山中では水分補給以外の飲食は禁止、15時までに下山しなくてはなりません。また、撮影はおろかスケッチさえ禁止なのでいつものようなレポートができませんし、どのようなものを見たかも他人に漏らしてはいけないとされています。

公式のホームページに書いてあるくらいの事なら紹介しても良いと思うのでその文章を引用します。

山中には神霊が鎮まる岩が点在し、磐座(いわくら)と呼ばれて信仰の対象となっています。神社の古い縁起書には頂上の磐座に大物主大神、中腹の磐座には大己貴神、麓の磐座には少彦名神が鎮まると記されています。

大神神社について

確かにそれらしい岩はありましたね。その頂上にある磐座は……いや、これ以上の事を言うと禁にふれる、か。

誰でも登れる三輪山ですがそれなりに厳しい禁が課されていることは忘れてはいけません。「入れる」が「言えない」というのは出羽三山の湯殿山に似たタブーですね。あそこも写真などの記録に残すことはできませんし、何を見たかも言ってはいけない場所です。

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秘するからこそ神秘。令和の世になってもこうして守られるタブーにロマンを感じます。実際に行けばこそ知ることのできるタブーは旅の醍醐味でもありますね。

狭井神社の社殿の裏に

水飲み場があるのでのどを潤していきましょう。水はぬるかったですね。

駐車場に戻る前に出店でだんごを買って食べます。これにて大神神社参拝終了。神秘の息づく大変興味深い神社でした( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

奈良のラーメンと言えば天理スタミナラーメン

お昼ご飯は天理スタミナラーメン。奈良には何度か来たことがありますが、カップ麺で食ったことがあるだけで本物を食べたことはありませんでした。今回こそはという事でI君に連れてきてもらいました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

私の好きな中細のストレートタイプの麺。

豚肉に白菜、野菜の旨味が染み込んだ豚骨スープ。カップ麺の天スタも好きですが本物は段違いに美味いですね! 豆板醬での味変もグッド( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

天理教見学

天スタでお腹を満たした後は散歩がてら天理教の本部神殿を見学。近くにあったので(。◔‸◔。)

実際立派な建物ですよね。デカすぎてビビります。

広い。あまりにも広い。この広場だけでめちゃくちゃ広いのにそれを完全に建物と廻廊で囲んでいるんですからどれだけ長い建築物なのかという話。屋内撮影禁止なので写真はありませんが中に上がって廻廊を一周してきました。

建物というかすべてがデカいんですよね。普通の建物をそのまま拡大した感じ。巨人の住居に迷い込んだかと思いました。

あとこれだけ広いのに掃除が行き届いているのにビックリ。屋内見学中も雑巾がけをする信者さんの姿を何人も見ました。

お散歩終了。面白い施設でした。

夜はまたI家別邸でI君と食事。特盛のキーマカレーを今日は振舞ってくださいました。こんなに沢山食べられ……

るんですよねぇ。美味しくてぺろりと平らげてしまいました。ご馳走様ですm(__)m

I君は明日お仕事なので21時ごろに三重へ戻っていきました。大峰で別れたのもちょうど一週間前でしたね。もうあれから一週間たったのかと驚きです。今後の進路的に三重は通るのでまた近いうちに会いましょうとI君とはお別れの挨拶をしました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )











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