【164日目】8600円

2022-10-29

私はキャンプを『ちょっとおしゃれな野宿』だと思っているので値段が高いキャンプ場という存在を認識できていません。野宿はタダでするもので、場所代が必要だったとしても1000円2000円くらいのものだろうと。そんな認識だったので今日、奥日光のキャンプ場で腰を抜かすことになりました。゚(゚^ω^゚)゚。

目次

奥日光へ

よォ……久しぶりだなテント……。

昨日は適当な東屋を発見できなかったので駐車場の隅にテントを張って夜を越しました。山以外でテントを出すのは本当に久しぶり。標高も高いですし10月も末となると流石に夜は堪えます。

おは男体山。名前の通り男らしくがっしりとした山容。非常に登山欲がそそられる山ですが既にの持ったことのある山ですから今回はパスします。入山にお金もかかりますからね。

山に入るのにお金がかかるのはこの男体山くらいですか。いや、四阿山とかもゲートに入るのに数百円取られた気もしますね。



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日帰り四阿山(2021-10-30) 菅平高原の奥座敷、四阿山へ行って参りました。ここに限らずですけど山の名前って初見の人に読ませる気が無くて笑ってしまいますよね。




出発前にバスターミナルの待合室で温かい飲み物買ってきます。

冬はやはりコンポタよ。

……コーンがすべて取れん。

日本三名瀑『華厳の滝』

進行方向と逆ですが近くに日本三名瀑の一角である『華厳の滝』があるのでチラ見していこうと思います。

懐かしいねぇ。去年男体山に登った時、華厳の滝も見に来たのです。その時は有料観覧所から見たのですが、今日はチラ見するだけなので無料観覧所から眺めようと思います。

今日も天気が良い( ˶´ヮ`˵ )


これが日本三名瀑の華厳の滝です。

えっ、有料観覧所で見た時よりもきれいなのですが……。今日は天気が良いですからね。そのおかげでしょう。

眼福でした。相棒を回収して先に進みます。今日が日光越え最後の山場です。金精峠を越えて日光を完全攻略します。また峠か……。

二荒山神社中宮祠の大鳥居をくぐり中禅寺湖沿いを反時計回りに進んでいきます。

Nice boat.

中禅寺湖周りには人が沢山。

昨日参拝した日光二荒山神社、その中宮です。懐かしい。ここから二荒山神社の御神体にして百名山である男体山に登ったんでした。いい山ですよ。山頂にどデカい剣が刺さっていますし( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

中宮を通り過ぎてまた黙々と自転車を漕いでいきます。しかしこの日光の紅葉の色の良さよ。この旅で見てきた紅葉の中で一番美しいです日光は。

かーっ!

みたことあるある!
去年男体山に登る前の日はこのキャンプ場に泊まったんですよ( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

かつて訪れたことのある土地を再訪するのはとてもいい気分ですね。それが自転車での日本一周となればなおさらです。

迫力たっぷり男体山。




路肩で転倒

こういうチャリダー殺しの路肩は本当に困ります。みぞに倒れ込んでしまいました。斜面にタイヤが入った時点で終わりなんですよね。車道には絶対倒れる訳にはいかないのでバランスを崩した時点でみぞ側に倒れなくてはいけません。登坂でスピードは出していないので転倒という程ではありませんでしたが、自転車は完全に笹に寝転んでしまったので起こすのに苦労しました。後ろの車のお兄さんがわざわざ横で停まってくれて起こすのを手伝ってもらったり(^-^;
気恥ずかしかったですがとても助かりました。ありがとうございますm(__)m








戦場ヶ原

すごくインパクトのある名前の戦場ヶ原。昔話に、男体山の神が大蛇に、赤城山の神がムカデに化けて領地争いをしたというものがあります。百名山バトルじゃないですか。男体山VS赤城山は弓の名手「猿丸」の加勢を受けて男体山の神が勝利。その戦いが行われた場所を戦場ヶ原と呼ぶという伝説があります。

大蛇は「オロチ」と呼びますが「オ」は峰・「ロ」は助詞、「チ」は神霊の意味で、昔の人は山がとぐろを巻いた蛇に見えることからオロチを山の神として称えたと言われます。

この三本松園地で小休止。~本松という地名が最近目に付きますね。二本松駅の所為です。

ここも修学旅行生であふれかえっています。男体山をバックに私も写真撮りたかったのですが止めておきましょう。私の自転車を見て小学生がざわついたので少し恥ずかしくなりました:;(∩´﹏`∩);:

湯ノ湖の湯滝

道中、湯滝というビュースポットがあったのでちょっと寄ってみます。

滝の横に遊歩道があり間近で滝を見ることができます。

本当、滝の落ち始めから見ることができて迫力ありますよ。

もっと下れそうでしたが今日はまだまだ先が長いので滝観賞はこれくらいにしておきます。

デカい山々に囲まれた湯ノ湖はダイナミックですね。

私が進むべき道が見えてちょっと怯んだり。あんなところを越えていかなくてはいけないのか……。

ここを越えると湯滝に落ちます。

日本庭園的な風情に溢れていますね。

本日のボス『金精峠』

もう疲れる。登る前から峠の気配を感じるだけで精神力を削られますよ:;(∩´﹏`∩);:
しかしここを越えねば群馬にはたどり着けません。気合入れていきます。

中々の傾斜……。

何が……ロマンチック街道…… 。
あんたにゃちっともときめかねえ。

にしても日光は本当に美しい。この旅一番の秋体験ですよ。

登りでキツさを味わい、

紅葉を見て回復する眼福永久機関。

湯ノ湖と男体山映えることよ。こういう景色を見られるから旅を続けていられます。

そして金精峠のほぼピーク! ここからは群馬県です! 群馬県の青看板撮った所でスマホの電源が切れてしまって写真が残せなかったのが悔しいです。゚(゚^ω^゚)゚。

一眼もここらへんで電池が切れてしまいましたからね。今日はどこか充電できるところに泊まらねば。ペンションなんかが旅行支援使えればいいのですが……。

菅沼山小や

飯屋で昼食。

力うどんをいただきます。餅は美味くて腹持ち良くて大好きです。

食後はお土産屋さんで今日の夕食を買っておきます。今日中に街には出られないので食料は補給しておかないといけません。コンビニも何もありませんからね。

飯を食って再び移動。頑張って登坂したおかげでほぼ下りですが漕いでいないと寒いです。しかし目的地はもうすぐ。







丸山高原でキャンプ……しかし

13時には丸山高原に到着。ここのキャンプサイトで野営することにします。13時で行動終了するのは明日山に登るからです。ここは百名山『日光白根山』のお膝元。明日朝一で登山してそのまま奥日光を抜けるために丸山高原に泊まります。

近くの宿泊施設は予約が取れませんでしたがキャンプサイトには電源がある様なので寒ささえ凌げれば問題ありません。

野宿禁止の案内さえなければまた駐車場の隅で野宿するのですが……こうして明示されている以上知らなかったでは済みませんからね。大人しくキャンプ場で寝ることにします。1500円くらいの出費でしょうし。








受付

8600円。

















8600円!?






ほこから

ほげえええええええ!!!!!!!!!










電源付きテントサイト一泊!




8600円!












ほこから

旅行支援の割引とか適用されませんか?(震え声)




適用されませんでした。゚(゚^ω^゚)゚。




日光白根山を前に泊まらず先に進むこともできず、野宿も禁じられているので飲み込むしかありません。これがスノーリゾート地価格か……。

こんなに高くなるのは電源サイトの利用をしているからなのでただのフリーサイトなら2000円くらい安いです。利用料金は季節や曜日により異なるので正確ではありませんが。

8600円払っただけあってトマトは食べ放題です。なんで私がトマト大好きだと知っているんです?

色も薄くてあまりおいしいトマトじゃないだろうなと思いながら2個貰って行きましたがめちゃくちゃ美味いトマトでビックリしました。

温泉行った帰りも貰っていきましょう。ちなみに温泉代もキャンプ代に含まれています。

電源サイトの区画広くて笑いました。そりゃ車停められるような区画ですからね。自転車一台何て持て余すに決まっています。

他の方々は大人数でデカいテント張って、電源をテント内に引き暖房で温まるという何ともリッチなキャンプをしております。私が異物過ぎるでしょう。゚(゚^ω^゚)゚。

テント内でコンセントを利用する日が来るなんてね……。電池切れのスマホや一眼もこれで復活です。特に一眼は充電しないと明日日光白根山を撮ることができないので今日電源を利用できるところに泊まるのはマストでした。8600円、仕方ない……。

夕食たべてもう寝たいところですが8600円も払ったかと思うと温泉に入らずにはいられません。ぬくぬくと温まって汗を流します。極楽極楽。

8600円の夕焼けを見ながらテントに戻ります。しかし、一泊。8600円か……。

夕食は昼にお土産屋さんで買った十割蕎麦。ゆで方を読んでみるといきなり「3Lのお湯で茹でてください」と言われて涙。3Lのお湯を沸かせる鍋を持って旅するチャリダーはいません。まあ火が通ればいいでしょう。ぺろりと平らげ就寝です。明日は登山。思ったより高くつきましたね日光白根山は。

8600円……。











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