自転車での日本一周という挑戦。実に一年半の時間を要したこの長旅を支えてくれたものの一つは間違いなくシュラフでしょう。どんな場所でも暖を確保してくれたフカフカのシュラフ。そんなお世話になりまくった装備を旅が終わった翌日に洗濯しました。ゴール当日はさすがに何もする気が起きませんでした(^-^;
シュラフの洗濯
シュラフの暖かさは空気を蓄えたダウンによって実現していますが、そのダウンが皮脂などで汚れると空気を蓄える量が減り本来の保温性を発揮できなくなります。シュラフの性能を100%引き出すためにも定期的な洗濯は必須です。
ただ、シュラフはデリケートな製品。洗濯機にぶち込んではいお終いというわけには行かないので手洗いする必要があります。
まずシュラフを手洗いするための水をためる場所を用意するのに旅人はつまづきますね。私も結局、冬眠した時とゴールした現在の二回しか洗う機会がありませんでした。高価なものですからできるだけ手入れはしたかったんですけどね(っω<。)
洗剤はダウン専用のものを使用します。
今回使用するのはmont-bell(モンベル)O.D.メンテナンス ダウンクリーナー 200mL
シュラフもモンベルですからモンベルの洗剤を使っておけば間違いありません。
用意が出来たら実際に洗っていきましょう。モンベルの公式サイトが洗い方を解説してくれているのでそれを見ながらやっていきます。今回はシュラフと一緒にダウンジャケットも洗います。
ぬるま湯に浸す
浴槽にぬるま湯を張ったら洗剤を投入。そこにシュラフ、ダウンをぶち込んだら洗濯開始。ぶち込む前にファスナーは全て閉めておきましょう。
使い込んでへなへなになったシュラフとはいえこの状態でも空気の塊みたいなものです。なかなかお湯に沈まないと思うので足や手で押さえつけて根気強く空気を抜いていきましょう。
空気が抜けて完全にお湯に沈んだら足で優しく踏み洗います。どんどん汚れが出てお湯が濁ってきますよ。
洗う
惨劇でしょうもう
これが旅で蓄積した汚れ……。一応去年、越冬のために実家へ戻った時も洗濯したので連続使用期間は7カ月ほどなのですが(長いよ)こんなことになるんですね。去年よりもひどいです。
すすぐ
お風呂の栓を抜いて出汁を捨てたらまた新たにぬるま湯を張って踏み洗い。これを5度ほど繰り返しました。しんどい作業ですよこれは。゚(゚^ω^゚)゚。
脱水
踏み洗いしてもお湯が濁らなくなったらシュラフらを回収して脱水の行程に行きます。
脱水は洗濯機の脱水機能を使います。
12分でいいか(適当)。
乾燥
文明の利器の力はすごいですね。12分脱水したら水気がほとんど抜けました。中のダウンがダマになって偏ってしまっていますがこれは乾燥機にかけたら膨らんで解消されるのでご心配なく。
今日の行程はここまでです。すぐに乾燥機にかけてもいいんですけど現時刻が深夜1時なので明日コインランドリーに行きます。
おはようございます。夜が明けたので生乾きシュラフたちをデカイ袋に入れてコインランドリーまでやってきました。
後は機会の仕事で私がやることは特にありません。乾燥機は300円36分で回しました。
乾燥が終わったシュラフがこちらです。もう別人ですよ。こんなにフカフカしていたんですね私のシュラフは( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
シュラフの洗濯で気をつけるべきポイント
長期旅におけるシュラフの使用
このように大変手間のかかるシュラフの洗濯ですがやって損はありません。損はないというかやらないことで発生する損が重大すぎます。暖かくないシュラフは地獄ですよ。゚(゚^ω^゚)゚。
しかし私がそうであったように、長旅の中ではシュラフを洗濯する環境を用意することが困難。旅人のほとんどは半年以上洗濯しないままシュラフを使う事になるのではないでしょうか。
となると長旅でのシュラフの運用方法は、「定期的に洗濯する」のではなく「そもそも汚さないように使う」になるのではないでしょうか。その方法としてインナーシーツの導入が挙げられます。
日本一周前半の初冬、そろそろ防寒対策も必要だと調達したインナーシーツですがこれがなかなか良かったですね。シュラフと肌が直接触れないのでシュラフへの汚れが軽減されますし、インナーシーツは洗濯機で洗えるので手間もかかりません。
防寒用に買ったインナーシーツでしたが夏場は掛け布団としても使えますしね。真夏はシュラフに触れるだけで暑いという日も多々ありますから。
さいごに
長旅で蓄積した汚れもきれいさっぱりなくなっていい気分です。にほにっ集中大変お世話になりました!
今後も登山で使っていくとは思いますが定期的な洗濯を心がけていきたいですね。強い意志が無いととても洗う気になれないくらい面倒なので、シュラフの洗濯は。゚(゚^ω^゚)゚。
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