【74日目】ヒグマの巣窟知床半島(2022-7-31)

クリオネェェェ!!!

本当にお別れなんですか。もっとここのご飯を食べたかった。管理棟で涼みながらブログ書いたりねぇ……。本当快適度で言ったらここを超えるキャンプ場は日本にはないのでは? いや、その答えは自らの足で出すとしましょう。



なにはともあれ素晴らしい5日間をありがとうございました!
何度でも来たいキャンプ場です( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

昨日カオルさんと再会したセコマで再び朝ごはん。
今日は知床半島の難所『知床峠』もちょこっと登るので食って体力つけておきましょう。

綺麗な道の駅ですが野宿はしにくそうです。
もう道の駅の事、野宿できるかどうかでしか見られません(。◔‸◔。)

クリオネだ。

知床峠に差し掛かるまでは勾配も少なく体力的には難しい道ではありません。
しかしこの暗雲よ。

あと少し道が悪いですね。
反対車線の歩道を使わないととても走れません。
道はガタつきますし路肩は狭いしで……。

北海道の道路、車道は整備されているのに歩道は全然整っていないんですよね。
まあ利用者が少ないというのもありますが。

北海道で郊外を歩いている人、本当見ませんからね。

カタパルトタートルだ!!!





本日の目的地の名前が見えてきましたよ。
羅臼岳登山口にある木ノ下小屋はこのホテル地の涯(はて)の裏側にあるんですよね。

地の涯というだけあってかなりの高低差がある山の奥に構えられたホテル。
いまからもう億劫です。

道東の山のアクセスは壊滅的で公共交通機関なんか通ってはいないのです。
車なりチャリなりで自力で行くか、もしくはタクシーという金か体力に物言わせる選択肢しかありません。

車でだって道外の人間からしたらオホーツク側に出るのはかなり面倒ですしね。

ちょっと急にいい天気じゃないですか!
暑い!

そんな時にちょうどいいところで自販機コーナー。

セブンティーンアイスにはめちゃくちゃお世話になっています。
さっそく頂こうと500円玉を投入。

カラン

おつり口に戻って来ます。
もう一度投入。

カラン






(メ゚皿゚)

まさか御釣りが用意されていない!?
千円札も投入できず、バカな、ここまできてアイスクリームが食べられないですと。

すっかりそれが食べたい口になった状態で摂取が不可能となった時の腹立たしさったらありませんよね。チィッ……!

般若の形相で自販機を後にします。
はやくどこかでアイスクリームにありついて怒りを鎮めなくては。

北海道もこういう天気を続けてくれればねぇ。
この天気も長いこと続かないだろうと思うと悲しいです。

夏の北海道なんて晴れのイメージしかもっていなかったんですけど、現実は旅人に厳しい土地でした( ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )

新潟味のある道路だ……。

なんだかシカがうじゃうじゃいる施設が見えたので寄り道します。

ちなみにこのお兄さんたちも旅人でしばらく話し込みました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

シカが組体操しているのか……!?

餌の草に乗っかっていたんですねさっきのシカは。
食べ物の上に乗るんじゃない。

シカは北海道のあらゆるところで見られるのでほどほどに切り上げて先に進みます。
今度はオシンコシンの滝なる場所でトイレ休憩。

トイレを済ませたら売店に行き

セブンティーンアイスの恨みを晴らします。
美味い! やっぱりアイスはソフトクリームが一番!

せっかくですからオシンコシンの滝自体も見てみますか。
少し階段上るだけのようですし。

これが知床八景『オシンコシンの滝』か。
結構水量あって迫力ありますね。

水しぶきが気持ち良いです。

涼は十分とれたので先に進みましょう。

港に近づくとウミネコも増える増える。
これだけ集まるとちょっとグロテスクな印象すら受けますね。
何事もほどほどに。

さあ知床峠前のラストコンビニに着きました。
必要なものはここですべて揃えておかなくてはなりません。

今日の夕食に明日一日分の食料が要りますね。
明日は羅臼岳登山はもちろんですが、登った後に難所の知床峠を超えなくてはならないのでそこの分の食料も持っておかなくてはなりません。

荷物が増える増える( ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )

買い物終えたらいざ知床峠!

「あっクマだ! 車降りたら事故の元」

怖すぎませんか。自転車なんか常に車から降りているようなものでしょうよ。

また坂自体も勾配がキツイ!
木ノ下小屋に向かうルートは途中で知床峠から逸れるので、それまでの我慢ですが結局明日全部登ることを思うと今からナーバスになりますね:;(∩´﹏`∩);:

承知の上よ!

ヒィッ……! ヒィッ……!

結構登りました。

シカにすらビビらされる始末。知床で動く物体は全部クマに見えてしまいます。

知床自然センターで休憩。
ここから辺から木ノ下小屋への分岐に入ります。

知床峠と違って木ノ下小屋までは平坦で走りやすいと思ったら

待て待て待て!

みるみる下っていきます!

ヤメロォー! 
一生懸命稼いだ標高なんです! 

フルブレーキングでようやくゆっくり下れるくらいの傾斜。
これをだれが登り返して知床峠に復帰すると思っているんですか! 私か!

地の涯の看板が見えて来ました。あと4kmというのも億劫ですが、それ以上にここまで来るのに下った坂道を思って絶望しています。明日登山終わった後にあれを登り返すだと……。

ここからは再び上り坂。
クマが怖いので音楽爆音で流しながら進んでいきます。

建物が見えてきて感動。
長い坂道でした。自転車で来るようなところじゃないですよここは( ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )

ここが地の涯。

そして裏手に

本日の目的地『木ノ下小屋』があります!
りっぱな小屋よ。ここの目と鼻の先が登山口です。
小屋のすぐそばに登山届書く場所もありますしね。

ヒグマの出没情報は、と。
恐ろしいねですねぇ。

流石は知床半島。こんなにもクマの目撃情報があるとは。
しかしそれでも人が襲われたというニュースは最近聞きませんから、もしあってしまっても冷静に対処することが重要ですね。

決して背中を見せず、向こうが退くのを待つ。
熊撃退スプレーは本当に最後の手段です。

小屋に入ると2回に案内されてました。今夜はここで雑魚寝です。
十分すぎるスペースですね。登山口に泊まれるというだけで翌日の登山がどれだけ楽になる事か。

また木ノ下小屋には温泉があって宿泊者は無料で入れます。
ちょっと熱い温泉と、熱ッつい温泉と、とんでもなく熱い温泉があります。
とんでもなく熱い方は耐えられませんでした(๑-﹏-๑)


ここまで来るのも大変でしたが、温泉に入れてリフレッシュ。
あとは明日晴れて、無事に登山ができることですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次