【430日目】四国遍路編ラストデー! 一番札所『霊山寺』

2023-11-8

八十八番札所を打ち結願した昨日。本日はお礼参りで一番札所『霊山寺』を再び訪れます。そしてお隣の阿波国一之宮『大麻比古神社』もお参り。徳島でのすべての用事が終わったらフェリーで和歌山に渡ります。四国遍路編最終日です。

目次

ふたたび一番札所を目指して

上板町ファミリースポーツ公園からおはようございます。この公園お遍路初日に野宿した公園なんですよ。全く狙っていないんですけど昨日、行動終了した地点から一番近い公園がここだったんですよね。運命的。

さて、昨日は感動の結願の日でしたがまだ回る札所があります。それは一番札所『霊山寺』。無事にお遍路ができたのでお礼参りで始まりの札所を参拝しに行きます。

もうここら辺はお遍路初日に通った道なので見覚えのある場所ばかりです。このセブンイレブンは三番札所『金泉寺』の近くですね。

この目立つ朱色の山門は二番札所『極楽寺』。となると一番札所はもうすぐそこです。

阿波国一之宮『大麻比古神社』

で、たどり着いたのが阿波国一之宮『大麻比古神社』です( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

一番札所の超近所にある阿波国一之宮ですが、お遍路初日はブログ的に統一感を出すために札所以外を参拝したくなかったんですよね。はじめからお礼参りで一番札所には戻ってくるつもりでしたから、その時に一之宮参りはすればいいだろうと思いまして。

参道がめちゃくちゃ長い

という事でお礼参りの前に一之宮参りと行きます。

大鳥居から本殿までが長すぎるんですよね。

開放感があって綺麗な神社です。田村神社に最近は行きましたが、それでも参拝した神社の数は四国では圧倒的に少ないので新鮮です。

札所も寺とは言えど神仏習合の名残を残すところも多々あったので狛犬には新鮮さはありませんね。たびたび見ました。

猿、横峰寺で見ました。

このコロナ対策で柄杓のない手水舎! これこれ! 寺にほとんど行かず一之宮参りばかりしていたころはこういう柄杓無しの手水舎がコロナ禍のスタンダードでしたよね。札所はどこも柄杓があったのでこの感覚を忘れかけていました。

樹齢千年以上の御神木、ご立派ですね。鳴門市指定の天然記念物なんですって。

拝殿

御祭神:大麻比古大神 猿田彦大神

「大麻比古大神」は、かつて阿波国を開拓した「阿波の忌部氏(いんべし)」の祖先の神様です。神武天皇の時代に忌部氏の子孫が阿波国に入り、国土を開拓し、麻や楮(かじ)の種をまき、麻布や木綿をつくるなどして、地域の産業の基礎を築き、人々の福祉を促進しました。この氏族は現在の吉野川市、もとの麻植郡を拠点として開拓を進めました。

国土開発の事業が成果を上げた後、忌部氏の祖先の神様である「天日鷲命(あめのひわしのみこと)」を祀るために神社が建てられました。この神社は今も徳島市にあり、「忌部神社」として崇敬されています。忌部神社の祭神である天日鷲命様の大先祖が「天太玉命(あめのふとたまのみこと)」であり、この神様を「大麻比古大神」として、郷土の守り神として祀ったとされています。

猿田彦大神は、かつて天孫降臨時にその案内を務めた神様で、昔は大麻比古神社の裏にそびえ立つ大麻山の頂上に鎮座していました。時期は不明ですが、いつの頃か大麻比古神社に合わせて祀られたと伝えられています。

猿田彦の神様は私たちにとって親しみ深い存在で、お祭りの際には天狗の姿で神輿の先頭に立ち、神輿を導く役割を果たします。彼は人々や土地を守り、災難や禍を払ってくれる神様です。

一之宮にして御朱印の初穂料が300円なのは本当にエライ

大麻比古神社に祀られている二柱の神様を総称して、「大麻はん」と呼ばれ、方除けや交通安全のご加護を授けてくれる神様として今も多くの人々から信仰を受けています。

御朱印も朱印帳に頂けてホッコリ。良い参拝でした( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

【一番札所】竺和山『霊山寺』

一之宮参りを終え戻って参りました一番札所!

涅槃の道場を越えていま再び発心の道場に戻ってきました。色んな思いが溢れすぎるよ。ポケモンでチャンピオン戦が終わって殿堂入りした後にまた初めの町に戻ってきた感覚です。

山門

すべてはここから始まりました。感慨深い。

初日はちょっと曇っていたんですよね。今日が晴れてくれたのはお天道様からの結願のご褒美ですか?

そうそう、霊山寺へ再訪したら手水舎を見てみようと思っていたんですよ。

やっぱりあるじゃないですか畑美枝子氏の柄杓! 綺麗な柄杓なので途中からずっとこの柄杓ばかり使っていたんですよ。序盤は使う柄杓なんて意識していなかったんですけど、一度贔屓の柄杓を決めると「一番札所にもあったのかな?」と気になってしまって。霊山寺にもあることが確認できてよかったです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

いい雰囲気の境内です。これからお遍路を始める人もいるのでしょうか。私のようにお礼参りに来た人もいるかもしれませんね。始まりと終わりが交わる札所が霊山寺です。四国を一周した軌跡をここで繋げられて良かったです。

通常通りに本堂・大師堂とお参りしていきますよ。

本堂

本尊:薬師如来
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

ククク……新しい白衣に身を包んだお遍路さんがたくさんおるわい。

八十八ヶ所を回ってきた私の献灯・献香を見せつけてやりますか(特に変わった所はない)。

納札も二枚目を霊山寺に納めます。二度納札するのはここくらいのものです。

色んな本堂を見てきましたがやっぱりこの一番札所『霊山寺』が一番好きかもしれません。

初回は意識できなかった天井の龍をじっくり眺める余裕も今はあります。

さて、では般若心経を諳んじるとしますか。「般若心経を暗記しているの!?」って四国八十八ヶ所巡りを始めたばかりのお遍路ビギナーたちをビビらせたいとずっと思っていました(クソガキ)。私も初日にほら貝は吹くわ、般若心経は暗唱するわのベテランお遍ラーにビビらされたので(▼∀▼)

大師堂

大師堂でも元気に読経しましょう。

ちょうど納札回収のタイミングでした。初めて見ましたね回収されてるとこ。

良いお礼参りでした。あとは納経所ですね。

納経所

御朱印はもうもらっているでしょ! と思われるかもしれませんが、お礼参りバージョンの御朱印が戴けるんですよ( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

何が違うかというと日付の有無です。遍路の御朱印・墨書は通常日付は書かないんですけど、お礼参りの時だけ日付を書いてくれるんですよね。四国を一周した日は納経帳に刻まれるわけです。うれしい( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

NEXT☞ 高野山奥之院(満願)

次の札所までの距離:人それぞれ
移動時間(徒歩):人それぞれ

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