【274日目】奥出雲で『砂の器』聖地巡礼

2023-6-5

ズーズー弁てのは 語尾がはっきりしないのが特徴なんだそうだ 
だからカメダケにしてもカメダカにしてもだね
ズーズー弁の人が発音するとね
我々の耳にはカメダに聞こえるって

”カメダ”だよ

砂の器

検索から来られた方のために自己紹介。自転車で日本一周中のほこからと申します。今回は旅の最中に奥出雲を通るという事で、砂の器の聖地である亀嵩駅を中心に色々回って参りました。

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こちらからはいつもの挨拶。
中国山地越えの二日目は奥出雲で砂の器の聖地巡礼。物語の超重要な地域である亀嵩がこの奥出雲にあるのです。という事で今回は旅ブログというよりは聖地巡礼記事としての性格が強め。

日本一周中に聖地巡礼をすると書き方をとても迷います。聖地巡礼記事として読みに来てくれる方は当然砂の器を知っていますが、日本一周ブログとして読みに来てくれる方はそうとは限りませんから、できるだけあらすじも交えた方がいいよな……などなど考えてしまいます。

せっかくなら私の好きな作品を良く思って貰いたいですからね。砂の器はいいぞ(๑•̀ᴗ- )✩

目次

中国山地越え2日目

庄原市西城町は全く公園が無くてビックリしました。バス停は屋根付きのものが多くあるので昨晩は久しぶりにバス停泊です。北海道の旅を思い出しますね。

本日は中国山地越えの2日目。朝から坂を登っていきますよ。朝の少し冷えるくらいの時に登坂はありがたい、というか効率が良いですね。暑さは大変に体力を奪っていきますから。

8時半に島根入り。今日中に出雲大社まで参拝出来たら良いですが……すべてはこの奥出雲でどれだけ時間を食うか次第。奥出雲は私の大好きな映画である砂の器の聖地なんですよ( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

砂の器は刑事の今西が事件解明のために日本をあちこち移動するので全国に聖地があります。秋田にも舞台となった場所があったので行ってきましたね。

砂の器 あらすじ①

国鉄の蒲田操車場で発見された男の撲殺死体。事件の手掛かりは被害者と重要容疑者との会話で出てきた「カメダ」という言葉。被害者が東北のズーズー弁を話していたことから、東北に存在するカメダという土地もしくは人に手がかりがあるのではと捜査が進められていく。そうして物語は秋田にある羽後亀田駅から始まる。

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もう倍以上の日数旅していることに驚きです。゚(゚^ω^゚)゚。

そんな全国に点々とある砂の器の舞台の中でもこの奥出雲にある亀嵩(カメダケ)という地域は物語りの核心も核心。すべてはこの場所の名前(というか音韻)から始まっています。

まぁ~その亀嵩に行くまでがいくつも坂を越えないといけないので大変です。登ったり下ったりの繰り返し。その中でもこれから通るこのおろちループはとっても長い下り坂のようです。

右がおろちループへつながる道。下りが始まっていますね。せっかく稼いだ標高を下げたくないので悪あがきに左に進んでみます。

はい通行止め!

通行止めでないにしても斜度10%でガッツリ下ってますね。大人しくおろちループから行きましょう。道も良さそうですし。

分岐に戻って来ました。

「長い下り坂」上等!!!

日本最大規模の二重ループ方式道路『おろちループ』

おろちループは、広島県と島根県をつなぐ国道314号線の坂根~三井野原区間の二重ループ方式道路。高低差は105mあります。おろちの名の由来はヤマタノオロチから来ています。

このとぐろを巻く巨大な二重ループ道路はまさに大蛇(おろち)。一生懸命稼いだ標高をおろちに食われてしまいました。゚(゚^ω^゚)゚。

おろちループを下ってからはしばらく下りで快適なサイクリングでした。しかし亀嵩駅に近づくにつれて登りがきつくなってきます。

それもそのはずで亀嵩駅のある木次線(きすきせん)は中国山地の高所を通る路線。標高727mの三井野原駅はJR西日本で最も高い標高の駅です。

砂の器の核心『亀嵩』

ようやく亀嵩の標識が見えてきました。

亀嵩に向かうワンマン列車にも遭遇。めちゃくちゃ速度がゆっくりですね。電車を追い越したのは初めてです。

鬱蒼とした森の中を突っ切っていきますから枝が車体に当たって大変そうです。木次線って思ったよりもローカル路線?(。◔‸◔。)

国道432号線に出ていよいよ亀嵩駅へ。

ほこから

うおおお~~~!!!

ほこから

亀嵩駅だ!

刑事の今西は手がかりであるズーズー弁の「カメダ」はこの亀嵩という地域を差していることを突き止めたんですよね。

砂の器 あらすじ②

被害者の身元が判明。撲殺死体は三木謙一
その息子の彰吉に話を聞くも、三木謙一は東北には行ったことが無く、知り合いにカメダという人間もいないという事が分かる。それでも東北弁の「カメダ」が気になる今西は、国立国語研究所を訪れ方言について調査。すると「出雲地方は東北地方に似ていわゆるズーズー弁の地方である」ことを知る。出雲地方の地図を確認すると「亀嵩(カメダケ)」という地名を発見。ズーズー弁は語尾がはっきりしないため「カメダケ」は「カメダ」に聞こえるのである。

この顔出しパネルは何( ´艸`)

駅舎内がこちら。蕎麦屋さんがあってビックリしました。半分飯屋ですね亀嵩駅。

亀嵩駅のホーム。

トロッコ列車「奥出雲おろち号」も見ることができました。今年2023年度をもって運行終了らしいですね!? ラストイヤーだったとは(。◔‸◔。)

被害者の三木謙一はこの島根県で巡査をやってたらしいんだよ
しかもこの亀嵩を中心にして20年近くもだぜ

砂の器

亀嵩駅、空間全てが砂の器過ぎますね。

なんてったって駅舎内では砂の器の本編流していますからね。

ちょうど今西が地図上で「亀嵩」を発見するシーンで笑いました。

合同会議でこれまでの調査の結果を発表するシーンめちゃくちゃ良いですよね。

砂の器を作るシーン。何を掬う事も出来ず、注げば崩れる砂の器。それが満たされることは決してない……。

本浦千代吉と今西の面会シーン、苦しすぎる。゚(´つω•`。)゚。

会議ですべてを話し終えた今西は泣くんですよね。事件の真相はあまりに過酷な宿命を背負った親子の物語でした。ラストシーンの今西ほんと好き。

そんなことは決まっとる!
今、彼は父親に会っている!
彼にはもう音楽の中でしか父親に会えないんだ

砂の器





いや、というか














ガッツリ最後まで映画観ちゃっているじゃないですか。゚(゚^ω^゚)゚。

だいぶ時間を使ってしまいました。しかしやはり良い映画だ……。

長居しすぎた亀嵩駅を出て次なる聖地へ。

亀嵩駐在所

お次は亀嵩駐在所。被害者の三木健一は亀嵩で巡査をやっていました。

と言ってもここで撮影が行われたわけではありませんが。ただ亀嵩の駐在所という事で一応写真を撮っておきました。

湯野神社

本命はこちら湯野神社。駐在所は亀嵩駅からここに来る途中にあったんですよね。聖地であることを前面に押しているこの神社。堂々と「砂の器 舞台の地」の標識が立っています。

ここ被害者の三木健一が巡査時代に、行き倒れていた乞食の親子を発見した神社です。

砂の器 あらすじ③

被害者の三木謙一は亀嵩での巡査時代にある乞食の親子を保護した。
乞食の父親の千代吉は当時としては不治の病であるハンセン氏病患者。この病のために故郷を出て、息子の秀夫と共に全国を回る巡礼の旅に出たが、病に対する世間の差別はひどくついに亀嵩で行き倒れてしまう。三木は親子を追い出そうとはせず、手続きをして千代吉を施設に送り、残された秀夫は自分の子どもとして情愛を注いだ。しかし秀夫は三木の元を離れ亀嵩から脱走してしまう。

さっき映画観たばかりなので記憶が新しいです。三木謙一がこの階段を駆け上がっていったシーンをよく覚えています。

テレビ画面直撮りは何が何だか分かりませんね。゚(゚^ω^゚)゚。

モミの木の純林が見事。

柄杓タイプの手水舎はコロナでめっきり減りましたね。

顎が外れている……。

引くタイプの本坪鈴。

なかなか引き心地が良かったです。

千代吉と秀夫は社の下に隠れていましたね。

床下に人が入り込めるスペースがあるのはこの隅っこの社くらいですが小さすぎますし周りの石垣も映像と一致しません。

二人が隠れていたのはこの拝殿っぽいのですけどね。拝殿の下がもしかしたら今は塞がれているだけかもしれません。

湯野神社を出たら次の場所へ行く前に腹ごしらえ。ポプラは弁当が充実していて好きです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

亀嵩駅のロケ地『出雲八代駅』

お次は出雲八代駅。ここは劇中で亀嵩駅として使われた駅です。

砂の器の亀嵩駅って現実の亀嵩駅で撮っていないんですよ。

駅舎内はこんな感じ。

砂の器についてのものもありますね。「八代駅は亀嵩駅として登場」とちゃんと書いてあります( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

だいたい二時間に一本といったところですか。あまり利用者はいなさそうです。

無人駅なのかな?

三木謙一が千代吉を送り出したのはこの駅のホームでした。

父親を追って線路を駆けてくる秀夫。泣いてまうわ。゚(´つω•`。)゚。

今も木製の改札が風情あって良いですね。

事故で渋滞

駅を出てまた移動。奥出雲は自転車でウロチョロするにはきつすぎますね。

久野川大橋

最後は久野川大橋。ここから秀夫が砂の器を作っていた場所が見えます。

あの川が段々になっている所。

岩の形が一致しませんが約50年前の映画ですからね。

下久野駅まで来てみましたが特に何もなし。

ふたたび久野川大橋に戻ったらめちゃくちゃ晴れてきました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
聖地巡礼の締めには良い天気です。

この川で砂の器を作っていた秀夫が『砂の器』というで最も重要な人物。なぜ三木謙一が殺されたのか、ぜひ作品を見てしんみりしてほしいです。私も今日再び亀嵩駅でしんみりしました。この事件の真相は吼えちゃいますね(´;ω;`)ウッ…

出雲を目指します

聖地巡礼が終わった時点で時刻は16:15
ここから出雲はほぼ確実に日が暮れますよ。夕日を見て今日は行動終了しようと思っていたのですがどうなる事やら。

通ろうと思っていた橋は落ちていますし(´;ω;`)ウッ…

空を飛んで渡りました。嘘です。迂回に時間取られました(^-^;

もう夕日がいい感じに街を照らす時間です。

夕焼け見るならもっと早く行動するべきでしたね。まさか亀嵩駅で砂の器本編流しているとは思わないじゃないですか。

出雲入りです。しかしここからが遠い。

日が沈むほどに景色が美しくなり私が焦るいびつなピタゴラスイッチ。゚(゚^ω^゚)゚。

上のこの土手道、狭くて交通量多くて長くて神経かなり使いましたね。

これめっちゃ首都圏外郭放水路を思い出す景色。

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美しい!

日が暮れる!(;’∀’)

いやギリギリ間に合いそう!

日が沈む前にたどり着こうとこんなに走っているの、たぶんメロスと私だけですよ。

極上の夕焼け『湊原海岸』

なんとかまだ日がある内に湊原海岸展望所に到着。まさか間に合うとはね。

これがここまで走ってきた人間への御褒美です!

美しい!!!

上手いこと焼けてくれてとても満足です。゚(゚^ω^゚)゚。

遠目には薄くもかかっていて太陽隠れるかなと思ったのですが水平線近くで雲が切れてくれました。

夕日を釣る

釣り人のお兄さんもマジでいい位置に立っていてくれました。

日が

沈む……

ナイスサンセット!
ありがとう( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

日が落ちました。今日は完全にやり切りましたね。中国山地、大変でしたが撮れ高は抜群です。

今日はもうブログを書かずに道の駅でゆっくりしましょう。寝床は道の駅 大社ご縁広場です。明日は出雲大社と熊野大社に行くので体を休ませておかねば。連日めっちゃ走れていますね( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )











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