【272日目】ダブル一之宮参り。備後国一之宮『素盞嗚神社』&『吉備津神社』

2023-6-3

3日滞在した美しい町『尾道』を出発。中国山地を越えて島根に出る予定ですが、本日はお隣の福山市で一之宮参りをするのであまり移動しません。一之宮が二つあるんですよね広島。しかもその二つが超近いんです( ´艸`)

目次

さらば尾道!

三日間お世話になった尾道のゲストハウス『ヤドカーリを出発します。古民家をDIYで再生させたこのお宿はノスタルジックな雰囲気の尾道に非常になじんだ素晴らしい場所でした( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

「なんか良い」で満たされた尾道。とても美しい場所でしたね。個人的には美瑛と張ります。美しさの種類が違いますが( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

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岡山、今日中に行けそうな距離ですが私の進路は島根。岡山にはいつたどり着けますかねぇ。10日後には入っていたいですけど……ぐぐぐ、難しい。゚(゚^ω^゚)゚。

8000m峰において死亡率トップの難峰アンナプルナだ!

昨日の大雨が嘘のような快晴。なんて気持ちのいい天気でしょう。

パラグライダーも気持ちよさそうですね。空は寒かったりするんでしょうか(。◔‸◔。)

神の様な東屋を見つけて笑いました。いい東屋を見るたびに写真を撮ってしまいますね。こんな素晴らしい東屋に泊まれないならせめて写真には残したい……。

風が無いとすぐバテそうなくらい暑くはありますが景色がいいのでチャラです。

備後国一之宮『素盞嗚神社』

尾道市のお隣、福山市に入ってやってきたのは備後国一之宮『素盞嗚神社です。

平安時代の律令細則である延喜式神名帳に記されている神社から選定されている一之宮。この神社の創祀は天武天皇の御代で、延喜式神名帳には神須佐能袁神社(すさのおじんじゃ)の名前で記されている式内社です。

随神門

ここ素盞嗚神社は祇園祭の発祥の地とも言われています。「あの祇園祭!?」と驚いてしまいますよね。

奈良時代の初頭より日本では疫病や天災によって多くの人が亡くなり、死に対して強烈な畏怖を抱くようになりました。当時、疫病や天災はこの世を恨んで亡くなった人たちの祟りによるものと考えられていたので、災いを防ぐために怨霊を鎮めなだめる御霊会が行われるようになるのですが、これが祇園信仰となり祇園祭につながっていきます。

手水舎チェック!

祇園信仰とはお釈迦様が修行した祇園精舎を護る牛頭天王と八岐大蛇を退治した素盞嗚尊を共に祭る信仰です。これによって牛頭天王と素盞嗚尊は習合し、より強力な神格である祇園神となりました。

この絶大な力を持った神の神威をもってすればどんな怨霊の祟りも鎮めることができるという事ですね。平安時代になると、牛頭天王の御霊は明石浦、広峰、祇園感神院(八坂神社)に勧請されました。ゆえにこの素盞嗚神社が祇園祭の発祥の地と考えられています。

ドラゴン手水!
私の好きな古き良き柄杓タイプの手水舎はコロナ禍でめっきり減りました(。◔‸◔。)

備後風土記では、この地に来臨した牛頭天王が、一晩の宿を提供してくれた蘇民将来に「この先疫病が流行っても腰に茅の輪を下げて蘇民将来の子孫なり、と言えば疫病から逃れられる」と教えました。めちゃくちゃ聞き覚えありますよこの話。

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越後国一之宮『彌彦神社』の茅の輪前で学んだ話だこれ! 牛頭天王が素盞嗚尊に置き換わっただけで話の内容は全く同じです。牛頭天王と素盞嗚尊は習合しているのでどちらがお話の主軸でもいいんですね。納得。

二礼二拍手一礼。

社務所で御朱印貰って参拝終了です。

備後国一之宮『吉備津神社』

素盞嗚神社で十分撮れ高はあるのですが備後国にはもう一社、一之宮があるんですよね。その名も備後国一之宮『吉備津神社。これがまた素盞嗚神社からめっちゃ近い!

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