親不知ピアパークからおはようございます。
昨日は親不知を越えて大変疲れましたね。
いつもより寝すぎてテントを撤収するころには清掃の方々が出勤し始めるタイミング。
あわわわわ、と荷物をまとめていると清掃のおばちゃんが「旅してんのね!?」と話しかけてくださいました。
看板は出していなかったんですけどやはり大荷物は人目を引きます。
少し世話話をした後におばちゃんが「ジュースでも飲んで!」と飲み物代をくれました。
本当ありがたいことですよこんな見ず知らずの浮浪者に暖かい言葉だけでなく差し入れまでねぇ。
昨日の疲れも癒えるご厚意を受けて21日目スタートです。
まだまだ道が危ない
今日は越後国一之宮『天津神社』に参ります。
行くかどうか迷う神社ではあったんですがね。
現在神社は全て平等とされていますが過去に一之宮とされた神社は現在も一之宮を名乗り『全国一の宮会』を結成しています。
天津神社はこの一の宮会に属する神社ではないのですが一之宮を名乗る神社ですので参拝する予定です。
その国一のスーパー神社を一之宮と言いながら、その定義から外れた国をたびたび見かけますからね。
そもそもほかの一之宮も名乗ったもの勝ちな側面があるので、一の宮会に入っていないからと言って除外するのもなぁ……という心境です。
どういうコミュニティに属しているかではなく、今日まで一之宮という称号が残っているというその由緒に価値を見出すべきですよね( •̀ᴗ•́ )
ただ資料的にね……
一の宮会に属しているものとそうでないものとでは書籍として出ている数が段違いなので、資料不足ゆえにブログに書くのに難儀しますが(^-^;
まずは休憩所で朝食食べて溜まったごみを出そうと思ったのですがゴミ箱がない!
そういう道の駅もあるんですね。
ガッツリ朝食とることはあきらめて、行動食ささっと食べて出発します。
走り出してすぐこれですよ。
朝一から油断なりませんねぇ……!
7分待ちィ!?!?!?!?
と最初は絶望しましたけどこれは結構ありがたい事でした。
自分が最後にここを通行すればそれから7分間後続車が来ないという事ですからね。
安心安全に親不知の残り香を突破です。
後続車の恐怖がないにしても疲れる道ですが!
気の張る道を抜け後、安心してゆっくり走っているとすれ違った自転車に乗った人に「ちょっと待ってください~!」と呼び止められました。
何か落としたか!?
と一瞬身構えると
「チャリダーですか!?」
の一言。
私もお相手の装備を見てようやく察します。
旅人やん!
ばったもんさん以来の旅人と遭遇。
話しかけてくれた彼は洋さん!
北海道からここ新潟まで南下してきたそうです!
ママチャリでですよ? とんでもないパワフルな旅人もいたものです。
よくぞ話しかけてくれたという感じですね。
親不知の緊張の糸が切れたせいでまったり走っていましたから、声かけてもらわなかったらスルーしていましたよ。
またタイミング悪く今日に限って名刺ケースを紛失。
おそらくテントの中に残したままバッグに収納しているんでしょうけど。
そんな日に旅人と会うとはね。
看板のQRコード読み取ってもらって自己紹介をしました(^-^;
しかし南下していてここですれ違うという事は……
私:えっ、あ、じゃあ、えっ?
このあと親不知渡るんですか?
あ~……
あの道はヤバいよ?笑(先輩台風ふかしまくり)
自分が通った難所を他の人が通過するとなると途端に先輩風が吹いてきますね( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
冗談はともかくお会いできてうれしかったです!
無事にまたどこかで会いましょう。
それではまた!
越後国一之宮『天津神社』
やって参りました越後国一之宮『天津神社』
祭神は、
中央に天津彦々火瓊々杵尊 (あまつひこひこほににぎのみこと)、
左に天児屋根命 (あめのこやねのみこと)、
右に太玉命 (ふとだまのみこと)
ですがーー
天津神社は春大祭、所謂けんか祭りの方が有名でしょうか。
近郷近在では昔から十日の祭りと呼ばれ、一の神輿と二の神輿が五穀豊穣を祈って激しくぶつかりもみ合います。
その「ケンカ」が何度も繰り返される激しい祭り、活気そのものですね。
しかし正直な感想を言うと神社自体はさみしい感じ。
手水舎は水の流れがなく、葉っぱが浮いていて何とも澱みをイメージしてしまう雰囲気です。
調べたかぎりではケンカ祭りをやっていたり、かなり活気を感じる神社だったんですけど……。
天気や時期が悪かったのですかね。
まあ平日ですし。
哀愁の塊よこのサッカーボール。
これで遊んでいた子供はもう大人になって、ここで遊んでいたことなんて忘れちゃったかな?
まさしく”鬱蒼”という言葉がふさわしい。
この鳥居は、くぐりたくないですねえ……。
人の手が入らなくなった人工物の侘しさよ。
取り付く島もない感じ。
強い意志を感じますね:;(∩´﹏`∩);:
絵馬とおみくじの比率よ。
神社の賑わいは新しい絵馬がどれだけ下げられているかだと勝手に思っています。
拝殿で拝んで神社を後にします。
腹ごしらえして寝床へ
さあ参拝終えて次はお昼ご飯!
せっかくの新潟ですからね。海鮮が食べたいと強く思っていました。
そんな時にTwitterのフォロワーさんからこんなメッセージが
糸魚川市でおなか空いたなら傅兵かあさひ楼がおすすめです。
— 耳かきさん (@mmkk7636) June 7, 2022
傅兵! 調べてみたらバリバリ海鮮! 行くしかありませんね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
さてさてどんな料理にありつけるのやら。
この旅はじめての海鮮はサービス海鮮丼¥1280!
贅沢すぎるでしょう!
マジで美ッ味い!!!!!!
ずっと海鮮はお預けくらっていたので涙が出るくらい美味かったですよ。
やはり越後は海鮮ですねぇ。
最高の昼食でした。
あとは元気いっぱいに距離を稼いでいきましょう。
天空都市新潟ですねぇ。
この県は空と海の広がりがすごい。
雨が降る前に道の駅まで行きますよ。
神ロード!
海岸沿いは自転車が走りやすいイメージです。
日本全国こんな道になってほしい。
おっ、
く、くえやま?(大崩山《おおくえやま》という有名な山があるのです)
自転車専用トンネルは毎回特別な感じがして大好きです。
出口付近。
今日過ごす予定の道の駅が見えております。
聖堂めいたトンネルに思わずシャッターを切ります。
道の駅へ続く下りのスロープ!
石川県に入ってからずっと見ている海ですがまだまだ飽きません( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
空を渡るかの如く撮ってみましょう。
道の駅 マリンドリーム能生到着!
道の駅で鮮魚売っていますよ。
能生漁港で穫れたベニズワイガニ買ったその場で食べられるのだとか。
カニ、もちろん好きですが旅人の夕食にはちょっと豪勢すぎますね。
傅兵をおすすめされたのと同時にこの最後の一滴という魚醤も美味しいと教えていただいたので購入。色んなものにかけていきましょう。
今日はベンチで野ざらしのまま就寝ですかねぇ。
これだけ暖かく天気もいいと夜を越すのに全く苦労が要らないのが最高です。
しかしそんな過ごし方に慣れると秋口から苦労しそうです(=_=;)
山の夕景の美しさは言うまでもないのですが、海のそれもまた素晴らしいです。
落ち着いてブログでも書こうと思ったのですが、こういう景色を見せられるとカメラを構えない訳にはいかず、一度構えれば陽が沈むまで離せず、ブログは進まず( ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )
しかしこれは仕方がありません。
かーっ!
美しいッ!!!
相棒も輝いています。
遊具に登って撮ったり
伏して撮ったり
飽きぬ時間よ……。
まったく日暮れ前のマジックアワーは最高ですね!
さあ日が沈んだならブログを書け書け!
0時頃まで作業して21日目終了です( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
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