おはようございます。
みどり湯最後の朝です。
5泊もすると寝室も見慣れた景色となりますね。
名残惜しいですが旅立ちの時。
今日明日と張れるこのタイミングで利尻島を逃す訳にはいきません。
もはや停滞のための言い訳もなくなりました。
さらばみどり湯
時刻は8時半。
一階からは出発前の旅人たちの声が聞こえます。
私も朝ごはんを食べて荷物をまとめましょう。
利尻へ渡る船は時期によって出航時間が変わります。
6月から9月末までは11:10分から出港です。
稚内港までは20分もあれば余裕で着くので慌てることはありません。
ちなみに始発は7:15ですがそんな時間に起きられるわけがないですね( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
ミッツさんと昨日銭湯で購入した半額寿司で朝食を済ませます。半額で安かったからとお互いに買いすぎました。朝っぱらからお腹パンパンです(๑-﹏-๑)
喋っているとあっという間に10時過ぎ。チケット買う時間も考えるとそろそろ出ないといけませんね。
ミッツさんはもう少しゆっくりしてから出るそうです。私の出発の際にお見送りをしてくれました。
日本一周チャリダー同士、またどこかで会うかもしれません。寂しくなりますがミッツさんはYouTube、私はブログと互いに情報発信をしているので動向は知ることができるでしょう。
お互いの無事と旅の完遂を願って、さらば!
またどこかで( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
さあまずは稚内港へ!
日本最北の離島への玄関口『稚内フェリーターミナル』
やって参りました稚内フェリーターミナル。20分程度で到着です。
日本一周旅初日の宮崎カーフェリー。
新潟から北海道への新日本海フェリー。
そして今回が三度目のフェリーです。
航路がそんなに長くないので1時間半程度の船旅ですがやはり船に乗るというのはワクワクします。
自転車ではどうあがいてもたどり着けない地へ運んでくれる船、楽しい気持ちになりますね( •̀ᴗ•́ )
ハンドルに利尻島行きのタグを括り付けて乗船の時を待ちます。
瓶型の牛乳を見るたびに飲んでいる気がします。
形が瓶なだけでプラスチック容器ですが……。
北海道の牛乳は本州で飲むものよりも美味しい気がするんですよね。
ついつい手が伸びてしまいます。
乗船時間になりました。
相棒の固定、がっちりお願いします( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
一時間半程度の移動なので船内を散策する気にもなりませんね。
昼寝でもしましょうか。みどり湯で昼夜逆転したせいで昼間眠くって仕方がありません。
起きた時には利尻島が見えるでしょう(๑-﹏-๑)
起床!
窓を覗くと利尻島が見えています!
とうとうきたのか利尻島へ。
ライダーたちが自分の相棒のもとへと集まります。
気が逸りますね。早く島へ飛び出したいです。
イッヌ!(U・ᴥ・)
動物は癒されますねぇ( ˶´ヮ`˵ )
フェリーの車庫が開きます!
目の前には立派な山が!
これが利尻岳か!? と思いましたがこれはペシ岬(標高93m)。
利尻岳がこんなに小さいわけ無いでしょう(。◔‸◔。)
しかしいい形した岬だ……。
利尻島上陸! ついにやってきましたよはるばる南国宮崎から北の果ての離島まで!
日本最北の離島、という肩書は利尻島ではなく礼文島なのですけどね。利尻島からも稚内からも礼文島には行けますが今回はパス。北海道の夏は短いのでね。山のある場所を優先していきます( •̀ᴗ•́ )
それにしてもいい形だペシ岬。
標高93mと言えど海抜0mからですからしっかり93m自分の足で上がるとなるとちょっとした運動です。ちょっと寄ってみようかな、で足の向くところではありませんね。
またまた曇ってしまい若干肌寒いくらい。
雨が降る予報はありませんが早めにキャンプ場に行ってテントを設営しておきましょう。
キャンプ場へ向かう際に見つけた小学校。
利尻の学生ってどんな青春を送るんでしょうね。
この自然にキャッキャ言ってるのも私がよそ者だからなのかもしれません。
これが日常の景色になると「俺はこんなクソ田舎でて東京で一発あてるんや!」くらいの反抗期はありそうじゃないですか。ドラマの見過ぎ?( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
本日の幕営地はこちら。
ファミリーキャンプ場『ゆ~に』です。
一泊520円。水道・トイレ・ゴミ箱あり。
徒歩三分ほどの距離に温泉もあるという至れり尽くせりなキャンプ場です。
もっと上、利尻岳鴛泊コースの3合目にもキャンプ場があるのですが、今日はこれから利尻島を一周したいので麓に近いこのキャンプ場にテントを張ることにします。
その分明日の行程が伸びてしまうのですがね……。
そこは明日の私に頑張ってもらいましょう( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
利尻島一周スタート!
14:20
まずは我らがセコマで昼食と行動食を買いましょう。
さすがは利尻岳を擁する利尻島のセイコーマート。
まさかアルファ米(水・お湯で戻すお米)が置いてあるとは。
他にもキャップや厚手の靴下など、登山してくれと言わんばかりじゃないですか( •̀ᴗ•́ )
これなら手ぶらで来た観光客も利尻岳に挑戦できますね!
……挑戦できるだけで、初心者が楽々登れる山では無さそうなんですけどね利尻岳。
往復10時間弱ですよ。
セコマで遅めの昼食を済ませて出発。
何だか晴れ間も見えてきていい感じです!
この調子で快晴の利尻島を回らせてください!
自転車道まで通っているんですね。
レンタルサイクルもあるみたいですしやはり利尻島一周はポピュラーな観光スタイルのようです。
ちょっと自転車道を見てみましょうか。
さっそく礼文島が見えて来ました。
鴛泊港から反時計回りで回っているのですぐに礼文島は見ることができます。
あっち側も中々厚い雲がかかっていますね。
島の上だけ雲がかかっているという感じ。
海上には無いですもんね雲。
礼文島が見られたので再び陸側の車道を走ります。
自転車道はカーブが多く、デコボコしているところもあるのでこれくらい走れば十分です。
利尻のカントリーサイン笑う。
昆布が温泉入ってますよ。
いい出汁出してますね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
青看板に島が丸ごと収まるのなんかいいですね。
利尻ならではという感じ。
他の離島もこんな感じなんでしょうか。訪れるのが楽しみです。
小休止。
海が綺麗なのでね、写真を撮りましょう。
キラキラとまぁ……。
積丹ブルーに引けを取らない藍さ。美しいですね
「バカヤロー!(誰に対するだよ)」
いやマズイ!
目の覚めるような美しさ、みたいな言い回しがありますがこの穏やかな美しさはその対極。眠気を誘います。
リラックスしすぎる前に進まねば。
おおお! これが利尻岳。別名利尻富士!
富士の名に恥じぬ威容ですね。雲で頂上は見えませんが首下だけでも凄さが伝わります。
オロロンラインを走っている時から利尻岳は見えていましたが、まだ一度も山頂を拝んだことがありません。明日はお顔を見せてもらいたいものです。
なんか白い点が多いなと思ったら全部ウミネコでビックリ。
私が近くを通っても動じませんし、人に慣れきっている……。
利尻富士町に入りました。
カントリーサインが可愛すぎる。リスが利尻富士登山してるんですね。
むっ! 一瞬ですが利尻岳の頂上が見えました。
急峻過ぎませんか……(。◔‸◔。)
どうやって登るんでしょう。
鴛泊は私が出発したところですね。
進んでいるのにスタート地点が近づいてくるというのは不思議な感じです。
利尻島一周一番の目的地に到着です。
それがこちらオタトマリ沼!
めっちゃいいじゃないですかオタトマリ!
オタトマリの近くに白い恋人の丘という場所があり、そこから眺めた利尻岳が白い恋人のパッケージのモチーフになっているんですよね。私は丘を自転車で登るのが億劫でスルーしましたが(^-^;
膝が病み上がりなんです(。◔‸◔。)
オタトマリ沼とセットの利尻岳も非常に美しいのでこれも80%くらいは白い恋人パッケージ成分あるでしょう。適当言っていますが( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
利尻島はなんだかんだ広く、ゆっくり回っていると日が暮れます。
もう17時過ぎていますからね。フェリーで利尻島に渡った日に観光をするなら、絶対始発の便に乗った方がいいです。午後から自転車で回ろうとしても半周したあたりで施設も売店も閉まっていきますからね!
私はオタトマリ沼の写真が取れればそれで満足でしたが、利尻島にはアザラシに餌やり体験ができる仙法志御崎公園など楽しい施設がいろいろありますので。
自販機横にウミネコが!
本当にここのウミネコは人に動じないなと思っていると
これは作り物なのかい!
利尻一周も終わりの時が近づいてきました。
鴛泊まであと5km。
日も沈みかけです。
利尻岳はいつも大なり小なり雲の帽子をかぶっています。
明日は快晴の予報ですが心配になりますよ。
みどり湯に5泊して晴れの日を待ったんですから最高の天気で登山をしたいですね。
完全に暗くなる前には鴛泊まで戻れそうです。
利尻島一周完走!
19:10
利尻島着時にも見たペシ岬再び。
鴛泊港まで戻ってきました!
利尻島一周の距離は私のサイクルコンピューター上ではだいたい56.64kmでしたね。
これを長いとみるか短いとみるかは人それぞれ。
56kmも走ったらもうその日の行動終了してもいいくらいの距離です。
あとはテントに戻って即食事です。この日本一周看板、看板としての役割のほかにも使い道があるんですよ。なんとこれ、
バーナーの下敷きになります。直にバーナー使うとマットやテント溶けるのでね。
(テント内でのバーナーの使用を推奨するものではありません)
換気はしっかりしましょう。
食事も済ませたところでもう寝るとします。
利尻岳は往復10時間弱のコース。
膝も労わりながら登ろうと思うのでもう少し時間がかかるかもしれません。
なおさら朝早くに出ないといけませんね。
登山口から離れたキャンプ場なので、スタート地点に行くまででも時間を食うわけですから。
6時前に登り始められたらいいかな?
ということで21時過ぎたくらいですがこの辺でお休みです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
コメント