フェリーの中からおはようございます!
現在時刻は7:30
昨晩、宮崎から出港したこの船はいま神戸にいます。
日本一周チュートリアルも終えて本日が真のスタート。
ドキドキワクワクの日本一周ついに開幕です!!!!!
始まりの地 神戸港
まずは出口で待つ相棒を回収しましょうか。
華奢な車体に大荷物。
自転車虐待かというような画ですがそこは数々の日本一周勢を運んできた名車フェデラル。
アラヤ工業を信じます。
地元の宮崎とは全く違う景色。
日本の玄関口として近代化をけん引したこの地は現代にあっても異国情緒を感じさせます。
私にとっての全く新しい土地。
日本一周のスタート地点にはおあつらえ向きだったのかもしれません。
ほんとにぃ~? ※本当です
日本一周始まったばかりで気負いすぎているのか、何か面白いものはないかと無駄にキョロキョロ写真を撮っていました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
早朝の神戸は通勤中のサラリーマンでいっぱい。
『神戸』の由来!? 生田神社
神社仏閣巡りが旅のテーマの一つなわけですから、スタート地点の神戸の神社にあいさつしないわけにはいきますまいね。
というわけで港について30分で即、神社。
神戸の生田神社にやって参りました。
積載車ですと駐輪にも苦労します。
警備員さんから許可を得て境内に立てかけさせて頂きました。
はたから見たら謎の物体すぎますね(=_=;)
朝から神社というのは気分がいいものです。
コロナ禍に入ってから参拝するときは手水チェックをするようになりました。
柄杓が撤去されているものがほとんどですけど、生田神社のようにものに触れずに手水が行えるようになっているものもあったり、そもそも手水舎がなかったりで。
本殿で参拝します。
主祭神は稚日女尊。
神功皇后に縁のある神です。
本当にこの女傑神功皇后はどこにでもいますね。好き。
つい最近も目にしましたよ。
神功皇后が三韓外征(朝鮮へのカチコミ)の後、帰路で船がまっすぐ進まなくなりました。
そこで神戸で占ったところ稚日女尊が「私は活田長峡国に居りたい」と言ったのでこの生田神社に祀ったとされます。
若干意味が分かりません。
進まずの原因も結果も記されていませんが神功皇后の後の大暴れも鑑みるとすべてこの生田神社で祀ったことですべて丸く収まったのでしょう( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
神戸の由来は生田神社の社領として朝廷から与えられた『神戸(かんべ)44戸』。
「かんべ」が「こんべ」となり現在の「こうべ」となったと伝わっています。
神戸で最初に回る神社としてはこれ以上ないくらいの話ですね。
旅のスタート地点神戸。
その名の由来となった生田神社。
そんな始まりの神社で願うことは旅の安全、それだけです。
えびす様へお参り! 西宮えびす神社
次は西宮えびす神社へ参ります。
あの商売繁盛のえびす様です。
神社を目指して走っていると「お兄さん!」との声がして急に車に呼び止められました。
「ヤベッ、自転車邪魔だったかな?」 とか
「もしかして荷物が崩れている?」
思いながらおそるおそる振り返ると
「コーヒー飲みます?」
なんと差し入れ頂きました( ˶´⚰︎`˵ )
運転していたお兄さんもかつてバイクで日本縦断したことがあるのだそう。
私の大荷物を見て旅人だと察し声をかけてくれたのでした。
見ず知らずの方からこうして差し入れてもらうという経験が初めてだったので驚きましたがとてもうれしかったですね。
より気力が湧いてペダルを漕ぐ足にも力が入ります。
目的地はもうすぐ。
こういう自転車道、すべての街に敷いてほしい……
と思う反面、この快適さに慣れてしまったら日本一周なんて到底無理だと思う自分もいます。
便利を便利なままに使うことに対する謎の抵抗。
到着しました西宮えび……
えっ、成田山!?
Googleマップ上ではこのあたりだったのでこの西宮成田山がえびす神社だったのか!?と焦ってしまいました。
成田山といえば成田山新勝寺ですが私がこの新勝寺に参拝することは非常にはばかられるのですよね。なぜならば私は神田神社に参拝したことがあるからです。
日本三大怨霊の一人『平将門』征伐の為に建てられた新勝寺とその将門公を祀った神田神社には因縁があり両方参拝することには災いをともなう、というようなことがまことしやかに囁かれているのです。
西宮成田山は『成田山新勝寺』の本尊『不動明王』の分身を祀っているだけなのでこの因縁の範疇にはないはずですが……
とにかくそういう謂れがある事を知っているせいで『成田山』という名前に敏感になっております。
えびす神社は奥に映っていましたね。
木製の鳥居が雰囲気たっぷりです。
駐輪場は奥にあるようですがとてもチャリで入ることは憚られる威容。
しかしどう見ても中にある様子。
ささっと駐輪してきましょう。
手水チェック!
いまとなっては珍しい柄杓ありバージョンですね。
コロナ禍ではなかなか厳しいのでしょうがやはり手水は柄杓でやりたいものです。
早速参拝……
の前に茶屋でなにかおなかに入れましょう。まだまともに朝ごはんを食べていない財布の中に100円以下の硬貨がなかったので崩したいので。
朝食をいただきます(11:45)
思いましたが旅でたんぱく質摂るのは難しいですね。
卵を持ち運ぶのは手間ですし、良いところコンビニのサラダチキンくらいでしょうか。
そう思うとゆで卵も希少なものに感じてよりおいしかったです。
ナイス鳩……
鳩が気に泊まっている画、珍しくて撮ってしまいました。
10円玉確保!
参ります!
西宮えびす神社はその名の通り祭神はえびす大神。もともと虚弱な体だったとされる蛭児大神が成長したのがえびす大神とされ、その逸話からも逆境を跳ね返す力が伝わります。
例年1月に行われる十日えびすの走り参りで福男、福女が決められます。
まだまだ参る。阪神タイガース御用達 廣田神社
いくつも神社を回ってせわしないようですが移動距離としては今日は20kmほどしか走っていません。
近いんですよね神社間が。
さすがに今日はこの廣田神社が最後です。
デカく立派な石造りの鳥居。
この廣田神社は神功皇后(でましたいつもの女傑!)が三韓外征から戻った際に天照大神の荒御霊を平田の地に祀ったことが始まりとされます。
神功皇后の新羅との戦いを勝利に導いたことからも勝運などの御利益があるとされ、地元球団の阪神タイガースが毎年必勝祈願に訪れることでも有名です。
参道に建つこの神門は1995年に阪神大震災で倒壊。
しかし2000年には修復されました。
独特な形ですね。鳥居というフォルムでもないですし。
廣田神社は古来から国家鎮護の神として信奉されてきた神社で、平安京の西にあることから中世の貴族からは西宮と呼ばれていました。今
日参拝した西宮えびす神社も廣田神社と近い立地ですね。
今ではこの西宮、地域全体を指す言葉になり「西宮市」の地名の由来となっています。
手水チェック!
廣田神社は自動感知式の手水。
便利ですがやはり柄杓を使いたい……。
奥が甲山を背にして立つ拝殿。
このさらに奥に本殿を始め神功皇后の先祖を祀るとされる伊和志豆神社があります。
虎だらけの絵馬奉納所。
この勝運つかさどる神社の御利益にあやかりたいと多くの方の絵馬が奉納されています。
良い参拝でした。
暑かったので境内で30分ほど涼んでいたらすっかり夕方。
そろそろ寝どこを探すとしますか。
今日の宿は?
テントも持っていますし暖かくなってきたので全然野宿上等なのですが……
勝手な思い込みかもしれませんけど福岡、大阪、京都、東京は人目が多くて野宿などに厳しいイメージをもっています。
旅を始めたばかりですから徐々に慣れるという意味でも、都会から出るまではネットカフェに泊まろうと思います。
という事で本日の宿は旅人の実家こと快活クラブです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
通れません怒
迂回迂回!
こういうパターンの通れないもあります。
横から抜けると田んぼに落ちる未来が見えたので降りて歩きます。
歩行者優先。
快活クラブに荷物を置いてから近所で食事しようと思っていたら10個220円という狂ったレートのたこ焼き屋さんを発見!
腹が減っているのと安さとで迷わず購入しました。
タレなどはセルフでしたがそれも新鮮でむしろ良いです。
これがまた美味い!!!
安くて味もいいと来たらもう無敵ですね。
なぜこれを220円で提供できるのか……
たこ焼きに満足して走っていたら再び自転車トラップ。すぐ捕らえられてしまいます。
これが抜けられず公園に閉じ込められる事態に。
いやいやそんなことないだろうと抜け方を探るのがパズルゲームをやっているようでどんどん時間が解けていきます。
結局無理そうなので他の出口に向かうとここもァァァ!!!!!!
この木の裏に”隙”があったので何とか脱出できました。
先輩旅人たちのブログやツイートで存在は知っていましたがここまで厄介なものだとは。
今後も苦しめられそうです。
そんなこんなで日が暮れる前に快活クラブに到着。
0日目が船内泊。今日が漫喫。
徐々に旅人のスタイルに慣れていくようでちょうど良いでしょう。
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