2023-5-31
石鎚山に登るためだけの四国つまみ食い作戦は大成功。再びしまなみ海道を通って広島に戻ります。まずはしまなみ海道に残してきた宿題である伊予国一之宮『大山祇神社』へ参拝。そう、しまなみ海道には一之宮があるのです……。そのごやっとこさ尾道に戻ったらゲストハウスに飛び込んで、夕方はカメラ片手に尾道散歩。写真を撮るのがとても楽しい町ですね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
バンビーズという漫喫が過去最高でした
昨日は雨をこのバンビーズという四国のローカル漫喫で過ごしたんですけど
めちゃくちゃ良かったです
めちゃくちゃ良かった(二度言います)。
フラットシートは広いですし、料金もナイト12時間で2000円とリーズナブルですし。
何よりもドリンクとフードの豊富さですよ。キャラメルポップコーンが無料なのは驚きましたね。ドリンクもリンゴ酢がありましたし、何時間でも居られますあの空間は。だから今日も悪天候にかこつけてできれば連泊したかったのですが、予報を見ると午後からは晴れそう。
ということで誘惑を振り切って出発するチャリダーの鑑です(自画自賛)。また四国に入った時は絶対バンビーズ行きます( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
海路でしまなみ海道入り
さてやってきたのは今治港。尾道に戻るので来島海峡大橋からしまなみ海道に入ればいいのですが、同じ道を往復するなんて絶対に嫌です(メ゚皿゚)
登山ならまだしも自転車で変わり映えしない道を行き来するのはめちゃくちゃ苦痛なんですよね。サイクリストの聖地たるしまなみ海道でもです。この道は長いので一度通ったら3か月、ワンシーズンは空けないと舌が味を忘れてくれないでしょう。
じゃあどうするのかというと船を使います。今治港から大三島の宗方港まで船が出ているんですよね。これを利用して大島と伯方島をショートカットします。
まずみなと交流センターの北エントランスの受付でサイクルーズPASSを発行。「自転車で大三島に行きたいんですけど~(。◔‸◔。)」と受付で相談したら発行してくれました。名簿に住所氏名書くだけです。
そうすると割引で船に乗れます。この「サイクルーズPASSとびしま宗方大人¥860」のチケットで宗方に渡りましょう。
私の外にも6名のサイクリストの団体さんが乗船予定でした。自転車が8台しか乗らないのでギリギリでしたね。
8台しか乗らないのは前輪を固定する金具が8つしかないからです。いやこのタイプは予想外でした。タイヤが重さでゆがむ恐れがあるのでいつも避けているタイプの駐輪スタイルですもん。一番端に停めることでなんとか荷物が船に寄りかかりタイヤへの負荷が分散されました。こんなところで気をもむ羽目になるとは。゚(゚^ω^゚)゚。
団体さんとは同じ自転車乗りという事で楽しくお話させてもらいました。ちゃりんこチエさんという方からは「長野に行ったら小口良平さんって人を訪ねてみて!」と強く勧めて頂きましたね。
あれ? どこかで聞いたことある名前ですね……?
岩手でめちゃくちゃお世話になったOさんからオススメされた本を書いた人だ!
世界一周したチャリダーさんですね。ここでつながるかと笑ってしまいました( ´艸`)
大三島到着! 天気は小雨!
気温は高いのでまあ走れないことはありませんね。
お別れ前に写真を撮ってくださいました。団体の皆さんの県はもう通り過ぎてしまったんですけど、またどこかでご縁があったらうれしいですね。この先もお互い事故には気を付けて自転車楽しんでいきましょう( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
伊予国一之宮『大山祇神社』
宗方港からやってきたのはこの神社。しまなみ海道をもう一度通るのは気が進まないと言いつつわざわざ大三島で下船したのはここに一之宮が存在するためです。その名も伊予国一之宮『大山祇神社』。御祭神は大山積大神で、天照大神の兄神に当たります。
名前からも察せられるように祀られているのは山の神様です。山と寺社を巡る旅をしている私にとってこれほどテーマに合致した神社もそうそう無いでしょう。なのでこの神社は絶対お参りしたいと思っていました。
理想を言えばしまなみ海道往路で寄るのがベストでしたがあの日は大急ぎで自転車を漕いでいましたからね。この神社にまで寄る余裕がありませんでした。゚(゚^ω^゚)゚。
主祭神である大山積大神の娘(木花開耶姫)の夫はあの天孫降臨した瓊瓊杵尊なんですよ( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
その瓊瓊杵尊と木花開耶姫の間に生まれた彦火火出見尊は、海神の娘である豊玉姫と結婚しました。この夫婦神を主祭神として祀っているのが和多都美神社(わたづみじんじゃ)で
海神を祀っているのが海神神社ですね。
一之宮メインですが神社を周っているとどんどん神様のつながりが見えてきて面白いです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
2010年に再建された総ヒノキ造りの総門。以前の門は700年間立っていたのだとか。
総門から見えるのは立派な楠です。
本殿正面にそびえる御神木は大山積大神の子孫「乎知命(おちのみこと)」によって植えられたと伝える「乎知命御手植の楠」と呼ばれるもので、樹齢は2600年あまりの巨木。境内の楠は天然記念物に指定されており、指定樹の38本の他にも大小約200本の楠が群生しています。
手水舎チェック! 柄杓タイプではありませんね。写真だとチロチロ流れているように見えますが結構勢いが強くて笑いました。
いざ参拝。
大山祇神社は歴代の朝廷や武将たちからの崇敬が篤く、武運長久を祈って多くの武具が奉納されたため、国宝・重要文化財の甲冑の約4割がこの神社に集まっているというめちゃくちゃ面白い状態になっています。
本殿は足利義満の許可の元、1379~1427年にかけて国中の武士たちが合力して造営しました。
御利益すさまじそうですね。山でトラブルに見舞われないようにお願いしておきました。
境内の楠は本当に見事。
神社の事を知らなくても雰囲気だけでも素晴らしい場所です( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
しまなみ海道を抜けて尾道へ戻ろう
これでしまなみ海道に残してきた宿題は片付けました。あとはひたすら尾道を目指すだけです。
わずか一往復で朝、昼、夕、夜、晴れ、曇り、雨のしまなみ海道を経験出来てうれしいです。
嘘。行動中の雨はいつ何時も煩わしいです(メ゚皿゚)
サイクリストの聖地まで戻って来ました。この多々羅大橋を渡って生口島に行きます。レモンアイランドの異名で知られる島ですね。本当にそう呼ばれているのかは分かりませんが(꒪꒳꒪;)
こういうデカイ橋を通るたびに人間ってすごいもの作るなと驚かされます。どう作るのか想像もできません。
そういう運び方あるんだ、という驚きがあったので撮影。私の旅は基本こういう道草食いばかりです。
愛媛と広島の県境って多々羅大橋上にあるんですね。行きで気づきませんでした(꒪꒳꒪;)
自転車の通行料って無料が基本ではないんですね!?
タダが当たり前と思ってはいけない……。
生口島入り。
よォ……久しぶりだな怪獣レモン……
本当にこいつは怪獣レモンという名前です。
次は生口橋を渡って因島へ。本因坊秀策のお墓があるところですね。
因島に入った瞬間晴れてきました。
めちゃくちゃ晴れてきました。
パッと見た山の山頂に人工物があるのなんか良いですね。人の手が入っていることが分かると安心感を覚えます。
大々的に秀策を推す因島。私もまんまとやられました。
天気がいいというかもはや烈日。梅雨はどこへ行ったんです。
瀬戸内の島々、何気なく目に入る一つ一つが素敵です。これなんか周りの小島の配置が絶妙。折り畳み自転車感覚で持てる船とかほしいですね。ふらっと海を渡りたくなります。
雰囲気最強の島、因島。
竹林でネコ発見。街といった人間の領域で見るネコがほとんどなので自然の中にいるネコに違和感を覚えます。
かわいい~( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
こっちむいて~(੭ु *`∀´* )੭ु
ギンッ
ヒエッ……
ネコと戯れたら因島大橋を渡ります。結局この橋が一番好きです。
空を走るかのようなこの爽快感、たまりませんよ( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
向島に入りました。尾道はもうすぐです。
移動中、向島の高校生とすれ違ったんですけどその男の子がすぐさま私の看板に気づいて
日本一周や!!!
と追いかけてきてくれました。向島の事を話して名刺を送らせてもらいました。
その高校生が教えてくれたのが向島の人なら大体知っているというこの住田製パン所。創業100年の老舗ですって。私もパンは好きなので尾道に渡る前に寄ってみることにしました。
アンパンとメロンパンを購入。写真は撮り忘れです。なにしてるの!
大変美味しかったです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
住田製パン所近くの渡船乗り場から尾道に渡ります。以前乗った所と違う事に到着してから気付きました。渡船乗り場っていくつかあるんですね。
運賃は変わらず100円で自転車はプラス10円。
あっという間に尾道に着きました。
対岸が見えるくらい近いですからね。
ゲストハウス『ヤドカーリ』
明日からしばらくまた雨が降るのでゲストハウスを利用します。明日の朝までは雨が降らなさそうなので今日は野宿でも良かったのですが、そうするとブログが書けなさそうだったので宿を取りました。
尾道、私の書斎であるマックやスタバが近くに無いんですよ。オシャレなカフェは沢山あるのですが電源が使えるかも定かではありませんしね。迷っている時間ももったいないので宿に飛び込むことにしました。
予約なしで飛び込んだので部屋が開いているか心配でしたが幸い空きがあったようで助かりました。現金精算で一泊2500円です。
尾道をぶらつきます
前回尾道に来たときはすぐさましまなみ海道に入ってしまったので全く観光できていませんでしたが、この町はアニメや漫画の聖地として有名な非常に情緒あふれる素晴らしい町です。寝床の心配はなくなったのでちょっと日が暮れるまでに散歩して町を見てみようと思います。
商店街はいい感じに古く、しかし寂れていないといういい塩梅。
小路が素敵な町です。
ネコがそこら中にいます。
千光寺のリラックマ絵馬。
リラック絵馬だ。
尾道は影のある場所が美しいですね。
千光寺はロープウェイがかかるほどちょっとした高さのある山の上に建てられています。ちょっとした散歩のつもりが結構な運動になりました:;(∩´﹏`∩);:
ただロープウェイ山頂駅から見る景色は
一見の価値があるのではないでしょうか。
夕暮れ時の尾道はこれまた素晴らしい。
ぼちぼち下りますか。
千光寺本堂廻りを散策。
千光寺にあった耳なし芳一みたいな軽バン、なんか良かったです。
媒体問わず尾道を紹介するメディアでほぼ100%見る構図の三重塔。
ネコも一緒にฅ^•ω•^ฅ
本当にネコネコタウンですよ尾道は。
見つかったッ!
廃墟も多い。
眼鏡も落ちている。
三重塔を下から。
味ある坂。
どこにカメラを向けてもなんとなく映えます。
商店街に戻りましょう。
沖縄ぶりですねブルーシール。
ああ~! ファフナーの聖地なんですか尾道! 竜宮島のモデルになっているんですね。
尾道はついつい縦長で撮ってしまいます。
尾道ラーメンか……。
今晩はこれにしますかね。
このとどろきやというお店で頂きますか。初めて尾道ラーメンを食べるのに家系という変化球で申し訳ない気持ちになりますが、めちゃくちゃお腹が減っているのでガッツリ行きたかったのです。゚(゚^ω^゚)゚。
命の水よ。ご飯二杯と替え玉で完食。大変美味しく満足感がありました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
チャリダーは何をおいてもまず満腹になれることが優先です。
腹ごなしにもう少し歩いてからゲストハウスに戻りましょう。商店街の中まで歩道橋が侵食しているの良いですね。
「なんか良い」で満たされた空間、それが尾道。
散歩を楽しんでゲスハに期間です。軽い散歩がちょっとした冒険になりましたね。ただ写真を撮るだけの事がこれだけ楽しいのは初めてかもしれません。
お楽しみの時間が終われば後は宿題の時間です。溜めたブログを消化しないと遊んでいる余裕はありませんよ。゚(゚^ω^゚)゚。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
よろしければ以下のバナーをクリックしていただけると大変励みになります。
↑日本一周バナー
コメント