【6日目】この旅最初の百名山『伊吹山』!(2022-5-24)

ようやく来ましたよ。
この朝がね。

登山と寺社巡りをテーマに上げながら5日間もありつけなかった山にやっとこさ登れます!

しかし最初の山に来るまでに0日目も含めると6日掛かりましたか……。
ほぼ一週間かかっているじゃないですか。

せっかくの無職なのに週一の登山だと働いている時と頻度があまり変わらなくて色々と思う所はありますが、何はともあれ大事無く最初の山に挑戦できることを今は喜ぶとしましょう。

目次

登山口へ向かうバスへ……

まずは快活クラブを出て荷物の整理。
ザックの中身をすべて登山仕様にしないといけません。

旅の通り道でもない登山口まで自転車を走らせるのは骨ですからね。
ザックに荷物をまとめたらあとはバスを利用しようと思います。

いや、思っていました。





あの…… バス逃してしまいまして照

米原駅から8:15に伊吹山登山口へのバスが出ているんですけど、このザックを登山仕様に戻すのにかなり手間取ってしまいバスはあきらめることに( ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )

自転車に装着しているバッグはこの登山用ザックも含めると計5つあります。
しかし登山道具だけをザックにあらかじめ積んでおくと自転車の重心が高くなりすぎてとても運転できないんですよね。

だから車体のバランスが良くなるように分散して荷物を積んでいるんですけど、これが仇に。
登山道具だけ抜き出して整理し直すというのが非常に難しい……!

まさかバスを逃すほど苦労するとは思いませんでした。
大きな反省点です。

各荷物へのアクセスマップを作っておいた方がいいかもしれません。

まあそれもまだ旅を始めたばかりですから荷物の入れ替わりが激しく更新が面倒だとは思いますが。

連日100均で何かしら買っていますからね。

旅に出る前は気づけなかったことが多すぎます。

これらの対策は後日という事でまずは目の前の伊吹山です。

次のバスを待っていると登山開始が昼過ぎになってしまうようなので自転車で登山口に向かうことにしました。

それが大変そうだからバスで行こうという計画だったのにね(๑-﹏-๑)

この旅最初の山だからこそすべて自分の力で標高を稼ぐというのもまた一興、という事にしておきます。

まさに『SEA TO SUMMIT』ならぬ『琵琶湖 TO SUMMIT』。
やってやろうじゃありませんか( •̀ᴗ•́  )

SEA TO SUMMIT

海から頂上へ。
海抜0mから山頂まですべての標高を自分の足で稼ごうという登り方です。
気が狂っている。

『琵琶湖 TO SUMMIT』で登山口へ

長浜駅から伊吹山登山口までは自転車で1時間半ほど

当然山へ向かっているわけですから登りの連続です。

しかも不幸にも、幸いなことに天気が良すぎる!外を走るには辛く、登山としては絶好の山登り日和!

天国と地獄は共存する……!


しかし道は良いですね。
農道近くはさすがに狭く神経使いますが、山に近づくほどに道にゆとりがあります。

トンネル内の歩道なんか広くて感動ですよ。
チャリダーにとってトンネルは不俱戴天の敵

狭く、暗く、後続車からも認知されにくい恐怖の道ですが、こんなトンネルならいくらでも歓迎です。

伊吹ィ……!!!

待ち焦がれましたよ……!!!

本当良い形してますね。
登るべき山が見えてくると元気が出ます。

11:00 伊吹山登山口

登山口到着!
なんだかんだと11時。陽射しが強いです。

熱中症に気を付けて登っていきましょう。

霊峰伊吹山の登山口には神社が。
古くから伊吹山登山の守り神として親しまれています。

私も登山前に参拝しました。

日本一周一発目の登山、やって参りましょう!

11:20 登山開始

「自己責任です!気を付けて!」
本当にね。

そんな自己責任の世界に帰ってきました夏山。
無雪期登山は去年の10月が最後でしたから実に半年以上ご無沙汰でした。

雪山デビューをしていたので山から全く離れていたわけではありませんけどね。

しかし陽が強く、青々とした木々からは活力が伝わります。
この命溢れる景観が夏山の魅力ですね。

11:40 1合目

山の中とは思えないほど民宿立ち並ぶ一合目に到着。

じんわりと汗をかいてきましたね。
戦いはここからです。

12:00

樹林帯もだいぶ減ってきました。
ここから先は草原が広がりますが、日を遮るものはほとんどなくなります。

積雪量が比較的少ない滋賀県にありながら1927年には、山岳気象観測史上世界一位の積雪量(11.82m)を記録してる伊吹山

ここはかつてスキー場で、見晴らしのいい登山道はゲレンデの名残なのですね。

その分日光から逃れるすべはないので烈日の中進むのは堪えます……。

12:40 3合目

3合目。

実はここまでタクシーならば侵入できるそう。

山頂まで車道が通っている伊吹山ですからあまり驚きはしませんが。

13:00 5合目

4合目を見逃したようです。

自販機がある!?

至れり尽くせりの山ですね。

山頂が見えてはいますが、ここから傾斜が跳ね上がっていませんか?

どういうルートで頂上に向かうのでしょう。

建物と人が見えるのでここを通るんでしょうね。

傾斜がきつそうです。

しかしこの景色が目の前にぶら下げられたニンジンですよ!

どんどん登れます。

13:20

あと2kmほど!

13:50

7合目も見逃し!

ここら辺からは石灰岩の露出が目立ってきます。

山頂に向けての急登、注意しましょう( •̀ᴗ•́  )

はっはっは!

夏だもう! 私の大好きな季節が来ています!

山は緑!

空は青!

垂涎ものですねえ!

緑と礫と土がミックスしてシブい景色じゃないですか!

始まりましたよ夏山が!

頂は近い!

異界への扉!?

どこでもドアをくぐると……

なんて広々とした山頂!

たくさんのお店と登山客でにぎわっています。

14:15 伊吹山登頂!

伊吹山登頂!
一般的にはこの日本武尊像が伊吹山の山頂とされています。

絵? かと思う景色。
こういう非日常感を味わえるのが山の楽しいところですね。
ちなみにこの建物は公衆トイレです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

図らずもデスノートの「この先できるか!?」の名シーンみたいに

爽快爽快!

自撮りはinsta360でやっています。
自撮り棒の持ち手が展開して三脚になるんですよね。

ズボラの私には大助かりです。

カメラの三脚はもう用意するのがとても億劫で。

ストックと自撮り棒合わせて持つと三刀流といった見てくれ。

およそ1300種の花が存在する花の名山。

夏が花のベストシーズンですが、5月にしてこの暑さ。

夏の登山はかなり大変そうです。私がほぼ昼に登りだしたので余計にそう思うだけかもしれませんが( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

15:50 下山開始

5合目まで一気に下りてきましたがヘトヘトです。

意気はスルーした自販機を利用することに。

200円。

安い安い。

コーラは最高のエナジードリンク。

登山においては命の水です。

17:40 下山

何事もなく無事に下山できました!

久々の登山にして、日本一周最初の山伊吹山。

非常に登りごたえがあり、景観も美しく大満足です。

思い出深い山になりそうですねぇ( ˶´ヮ`˵ )

前職の同期と食事

実は2合目登っているあたりで同期から連絡があったんですよね。

「滋賀にいるならちょっと会ってメシでも行かない?」

マジか!と、とてもうれしくなりました。

彼は私を登山の道に引き込んだあの同期

いまは三重県で働いているので、この旅の最中に会うことができるのはずっと先だなぁと思っていました。だから早速の機会にビックリです。

そう、三重県にいるんですよ。

私のいるところまで2時間弱といったところでしょうか。




しかも平日です。
明日も仕事があるでしょうに。




19時くらいに飯行きましょうと連絡すると「OK」との返事が。

登山装備から日本一周装備へのスイッチに四苦八苦しながらなんとか帰宅準備を整え長浜市内へ下ります。

本当にこのスイッチングの手間のかかり方は何とか改善案を出さないといけません。

夜に駆ける。

すっかり日が暮れてしまいました。

本格的なナイトランは久しぶり。
交通量も少なく、ほぼ下りなので体力的にも負担はありませんけどね。

19時ごろに無事同期と合流。
もんじゃ・お好み焼きを食べに来ました。

本当はるばるよく来てくれましたよ。
仕事終わりに疲れているでしょうに。

同期のI君とは在職中もしょっちゅう遊んでいました。
登山に限らず本当いろいろと。

なのでそんなI君とこうして会って食事をしているとねぇ……。
まだ自分が会社を辞めておらず、今日も仕事終わりに近所でメシを食っているだけなんじゃないか……? という気分になり変にしんみりしました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

こういう一人旅のように無頼を気取るのも楽しいものですが、やっぱり仲のいい人と話したり、見ず知らずの人から良くしてもらったりしていると、人との関わりがあるからこそ孤独を楽しむ余裕も出てくるのだと思いますね。

積もる話も沢山ありましたがシメのお茶漬けを食べたところでお開きの流れに。
そのとき

「そうだこれあげるわ」

とI君から渡されたものが

これ。

栄養ドリンクとクオカード3000円分。


なぜクオカードを ヾ(≧▽≦)ノ


何か土産を渡したいけど仕事終わりそのまま車で来たので部屋に戻れず、何か渡せるものないかと探したらこれらがあったのだそう。

マジでお疲れ様ですよ。
そしてありがとうございます。

栄養には常に飢えており、クオカードなんて誰が貰っても困りませんからね。
餞別、旅の助けとさせていただきます。

そんなことを思っていると会計までI君が支払っていました。






アカンアカンアカン!






そこまで奢ってもらうと申し訳ないという事で五千円札の押し付け合い。

先日のYさんといい私の同い年たちはどうしてこうイケメン揃いなのか。

「俺も他の同期に奢ってもらったことあるから!」という意味の分からない理屈で押し切られ食事代まで持ってもらうことに。その同期は聖人すぎます。





本当にね、ありがたいことに応援していただくことが多いこの旅ですけど、私の場合は挑戦というようような大層なものではなく、言ってみれば単なる趣味の延長みたいなものです。

仕事でも、社会貢献しているわけでもないのに会社まで辞めて好き勝手してやっていることですからね。

ただそれらを踏まえてなお応援してくれる方々の好意というのは計り知れない恩だなと思います。

まだまだ始まったばかりの旅ですが、これが終わったらどのように世の中に貢献していくべきか……なんて先のことを考えてしまいますね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

奥が私の登山の師匠 I 君

お店を出てからは私の自宅(今日の野宿場所)へ招いてダベりました。

旅という非日常の中で、友人と会話するというかつての日常が発生すると、とても感慨深い気持ちになります。

名残惜しいですがI君は明日もお仕事。
(それでここまで来てくれるのはバイタリティに溢れすぎです)

今度は私の方から三重へ訪問させてもらいます!
今日はありがとう!

それでは次の再開の日まで!

おやすみなさい( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

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