【424日目】次から次へと札所が現れる涅槃の道場

2023-11-2

一日に打った札所が八ヶ寺と最も多い本日は涅槃の道場・香川に入って二日目。初日こそ遍路ころがしの雲辺寺でしたがそれ以降は札所ラッシュです。日本最小面積の香川県内に札所が二十六ヶ所もあるわけですからね。その間隔の狭さは推して知るべしでしょう。

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長い一日になりそうです

大野原中央公園からおはようございます。野宿する場所も変わり種が増えてきた気がしますね。やたらとデカイステージのある公園で人通りが多いかもと心配しましたが特に誰も来ず静かな夜を過ごすことができました。隣が墓地なのが気になりましたが(。◔‸◔。)

さて今日は大忙しですよ。涅槃の道場・香川に入って二日目。初日こそ遍路ころがしの雲辺寺でしたがそれ以降は札所ラッシュです。日本最小面積の香川県内に札所が二十六ヶ所もありますから札所から札所への距離も短くなってきます。Z軸方向に距離がある寺もあるのでアクセスが容易ならぬ区間もありますが(^-^;

【六十七番札所】小松尾山『大興寺』

まずは六十七番札所『大興寺』

山門(仁王門)

仁王門は鎌倉時代を代表する仏師のひとりである運慶の金剛力士像がにらみを利かせます。

像高は3mを越え、四国霊場では最大の大きさです。

参道は長い石段。

参道右側にあるカヤとクスノキは弘法大師お手植えとされる大木で県の天然記念物となっています。

なかなか長い石段ですね。目覚めの運動にはちょうど良いかもしれません。

本堂

本尊:薬師如来
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

縁起によれば大興寺は、奈良東大寺の末寺として建立され、嵯峨天皇の勅願によって弘法大師が薬師如来を刻み本尊として安置しました。現在の大興寺は真言宗ですが、中世には真言、天台両宗を兼学し二つの宗派が同じ境内にあったという珍しい来歴を持ちます。本尊である薬師如来の脇侍は不動明王と毘沙門天であり、その配置が天台様式になっています。この薬師如来は秘仏で一般公開されていませんが、還暦を迎えると生まれ変わると言われています。故に61年に一度、御開帳の機会があります。

本堂前にはデッカイ赤ローソクが。

これは七日燈明というもので、ローソクを七日間灯して祈願します。見た目が良い。

大師堂

大師堂にある弘法大師座像は鎌倉時代の作とされ、四国霊場で最も古い大師像だと言われています。

納経所

納経所は本堂に併設。朱印と一緒にもらえる記念印は『金』の文字で、これは大興寺本堂の丸瓦に使われている字と同じです。弘法大師の”遍照金剛”の直筆から引用されていると言われています。。

NEXT☞ 六十八番札所『神恵院』

次の札所までの距離:約8.7km
移動時間(徒歩):約2時間40分

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