【414日目】ステージは愛媛県・菩提の道場へ。四十番札所『観自在寺』

2023-10-23

発心、道場と来てお次は愛媛県・菩提の道場です! 札所の数は四つの道場の内最多の二十六ヶ寺。修業の道場最後の札所『延光寺』から菩提の道場最初の札所『観自在寺』までは26km。その次の『龍光寺』まではさらに50kmと修行の道場エッセンスもたっぷりの菩提の道場。ここも一筋縄ではいかなさそうですね。

目次

ネクストステージ愛媛県!

駅前公園津波避難タワーそばからおはようございます。意外と目立たない一角でゆっくり休むことができました。水飲み場が無いのが残念でしたが浮浪者が多くは望むまい……。

出発して即ジョイフルを発見して「じゃあ昨日ここで良かったじゃん!」と一瞬思うなど。いや、しかし昨日のモスバーガーは公園から激近だったのでそれはそれで良し。

本日の目的地は愛媛県南宇和郡にある四十番札所『観自在寺』です。そう、

今日からステージは愛媛県に移動! 修行の道場の次は菩提の道場です!

発心、修行ときてお次は菩提。菩提というのは「仏の悟りの境地、目覚めること」です。菩提を得たものが仏と呼ばれ、これを目指すものが菩薩と呼ばれます。この道場は煩悩を断ち切り、悟りを目指して修業するところなのでしょう。

札所の数は四つの道場の内最多の二十六ヶ寺。修業の道場最後の札所『延光寺』から菩提の道場最初の札所『観自在寺』までは26km。その次の『龍光寺』まではさらに50kmと修行の道場エッセンスもたっぷりの菩提の道場。

チャリダー的にはかなり走りやすいですよ?

海景色だらけの高知と違い、山にも突っ込む愛媛は楽には抜けられそうにありません。悟りの道は厳しいもののようです。

【四十番札所】平城山『観自在寺』

宿毛から国道56号線に乗って2時間半。

四十番札所『観自在寺』に到着です。観自在……ここまでお遍路をしてきた人にとっては非常に耳なじみのある名前でしょう。各本堂・大師堂で読経する般若心経は「仏説摩訶般若波羅蜜多心経(仏様は説きました)」と始まりすぐに「観自在菩薩……」と続きますからね。観自在と聞けば般若心経の最初じゃん、と思うはずです。

般若心経

仏説摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄
舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色受想行識亦復如是舎利子是諸法空相不生不滅不垢不浄不増不減是故空中無色無受想行識無眼耳鼻舌身意、無色声香味触法無眼界乃至無意識界無無明亦無無明尽乃至無老死亦無老死尽無苦集滅道無智亦無得
以無所得故菩提薩埵依般若波羅蜜多故心無罣礙無罣礙故無有恐怖遠離一切顛倒夢想究竟涅槃三世諸仏依般若波羅蜜多故得阿耨多羅三藐三菩提
故知般若波羅蜜多是大神呪是大明呪是無上呪是無等等呪能除一切苦真実不虚故説般若波羅蜜多呪
即説呪曰羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶
般若心経

般若心経とは観自在菩薩が弟子の舎利子に対して語って聞かせているというお経なのです。

山門

観自在寺は一番札所『霊山寺』から最も遠い札所で「四国霊場の裏関所」と呼ばれています。もうそんなに遠くまで来ましたか。まだ四国霊場、半分も周っていないんですけどね。

山門の天井には十二支の方位盤。かわいい。

蛇口の手水舎、思い切りが良くて好きです。

境内に入ると正面に本堂。青空と雲の綺麗な事よ。笑ってしまうくらい今日は天気がめちゃくちゃ良いです。

参道左手に見えてくるのは八体仏十二支守り本尊という石像。それぞれ担当の十二支を守る八体の本尊が彫られています。自分の干支を守る本尊に水をかけて願い事をするようです。

二つ面倒を見ることになる本尊が四体いますね。虚空蔵菩薩(丑・寅年)、普賢菩薩(辰・巳年)、大日如来(未・申年)、阿弥陀如来(戌・亥年)なのですがこう書いていていたら今きづいて感心しました。それぞれ艮(うしとら)、巽(たつみ)、坤(ひつじさる)、乾(いぬい)と一文字で表せるじゃないですか。

干支は年、時間、方位などを表すのにも使われたのですが、方位の場合干支が十二体いるので東西南北は表現できても北東、南東、南西、北西は対応する干支がいないんですよね。例えば北は子ですけど北東は丑寅の間になってしまうので。なので北東、丑寅の間は艮(うしとら)というように二つの干支で一文字が割り当てられるパターンが四つできたわけです。だから八体の仏で十二支を担当できるのかと勝手に納得しました。

私は酉年なので不動明王。心強すぎる。膝に水をかけて手を合わせておきました。

本堂

本尊:薬師如来
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

ほこから

観自在寺、本尊が観自在菩薩(観音菩薩)じゃないんかい

まずこのツッコミが出てしまいましたね。まあ大日寺も大日如来が本尊ではないしそんなものかもしれません。

寺の縁起は807年に平城天皇の勅願によって弘法大師が本尊の薬師如来と脇仏の阿弥陀如来、十一面観世音を刻み開創しました。平城天皇が行幸した折に「平城山」の勅額が送られ、それが山号になったと伝わります。

観自在菩薩像は本堂と大師堂の間にありました。

大師堂

大師堂では弘法大師尊像の脇侍として不動明王と愛染明王を祀っています。回廊には四国八十八ヶ所の御土砂を敷き四国八十八ヶ所のお砂踏ができるようになっています。

賽銭箱の上にはいかつい独鈷杵、いや、五鈷杵が置かれていました。「南無大師遍照金剛」を唱えながら触れると弘法大師と同行二人の結縁をすることができるという事で独鈷杵が置かれているパターンはいくつかありましたが、五鈷杵でも同じなのでしょうかね。とりあえずありがたそうなので触れておきますか。南無大師遍照金剛。

賽銭箱前には「高野山奥之院」の文字が。弘法大師は高野山奥之院で今も生きて修業中と言われています。結願して高野山に行く時が楽しみですね。

納経所

御朱印を頂いたら次の札所に向かいますが今日中にはたどり着かなそう(^-^;

NEXT☞ 四十一番札所『龍光寺』

次の札所までの距離:約50.2km
移動時間(徒歩):約14時間20分

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