2023-10-31
菩提の道場も最後の札所を迎えることになりました。本日打つのは六十五番札所『三角寺』のみ。標高352mにある山寺なのでアクセスするだけで大汗かかせられました。しかしその辛さも愛媛最後の札所だと思うと名残惜しく感じるというものですね。
菩提の道場ラストの札所へ
清水公園からおはようございます。テントを畳もうと外に出た瞬間に一雨来てすぐテントに引っ込んでしまいました。少ししたら止みましたが先が心配になる天気ですね。
今日はとうとう菩提の道場・愛媛県ラストの札所『三角寺』へ参ります。前神寺から45km離れていて、また少々登坂があるので今日はこの札所ひとつ打つのが精いっぱいでしょう。
国道11号線をただただ東に進めばいいのですがちょっと寄り道をして伊予西条駅へ。
ここは石鎚ロープウェイ行きのバスが出るところで、石鎚山登山における最寄り駅なんですよね。5カ月前に石鎚山登った時に利用したので懐かしむためだけに来ました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
石鎚山以降も沢山山を登ったなと感傷に浸ります。寄り道終了( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
国道11号線に戻ってひたすら東に進みます。
俺が四国の中心だと言わんばかりの市名ですね四国中央市。特に観光することもなくただずっと自転車を漕いでいます。
しばらくご無沙汰していた気になりますほっかほっか亭。気づいたらもう13時なのでここでお昼ご飯にしますか。本当に今日は三角寺打つだけで精いっぱい。
六十五番札所への案内板が多くなってきました。
段々畑のポツポツと民家が建つ急斜面を登っていきます。自転車を停められそうなところも無いので歩き遍路モードになる隙もありません。
あと2km。それが遠い。゚(゚^ω^゚)゚。
14:50にようやく三角寺の駐車場に到着です。苦労した割に撮れ高が無いのが憎らしい(メ゚皿゚)
【六十五番札所】由霊山『三角寺』
六十五番札所『三角寺』は標高352にある山寺です。さすが菩提の道場という感じで最後まで楽をさせてくれません。゚(゚^ω^゚)゚。
山門
石段の上の山門は鐘楼門。鐘をついて境内に入りましょう。
もう10月も末ですがまだ紅葉は色づかないんですね。標高350くらいではまだまだ暖かいか。
手を洗ったら本堂へゴー。
本堂
本尊:十一面観世音菩薩
真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
三角寺は聖武天皇の勅願によって行基菩薩が弥勒菩薩の浄土を模して創建されたと伝わります。815年に弘法大師が訪れた時に、十一面観音を刻んで本尊とし安置しました。その際に三角の護摩壇を築き、21日間の幸福護摩の秘法を納めたことが寺号の由来です。その護摩壇は「三角の池」の中の島として現存しており、寺号の由来ともなっています。撮り忘れた~!。゚(゚^ω^゚)゚。
大師堂
大師堂で読経するときに気づいたんですけど……私ね、
般若心経、暗記できているかも
菩提の道場に入ると流石にお経も読み慣れてきてほぼ噛むことが無くなっていたんですよね。そういう状態になると読んでいる最中にもう次の経が頭に浮かぶ状態になっていて「これ経本なくても行けるのでは?」とぼんやり考えていました。いざ実践してみたらところどころ詰まりましたけど最後まで読経できたんですよね。ただマグレかもしれませんし、暗唱したつもりになっているだけで抜けがあるかもしれませんしね。ただ「できたかも……」という興奮だけは残っています。こんなの無理やろと思っていた般若心経をものにしたかも……。
納経所
御朱印をもらったらブツブツと般若心経を唱えながら納経所を後にします。やっぱり覚えているかも。
なんだか脳みそが開いたような感覚を覚えて三角寺を発ちます。
NEXT☞ 六十六番札所『雲辺寺』(遍路ころがし)
次の札所までの距離:約18.1km
移動時間(徒歩):約5時間10分
愛媛最後の夜
今日はこれにて打ち止め。行動食を食べて寝床まで頑張って自転車をこぎますか。
足よりブレーキを握る手の方が疲れますね。急こう配の坂は上って疲れて、下って気を使ってと全くご褒美が無くて困ります。゚(゚^ω^゚)゚。
市街地に出たらマクドナルドでブログタイム。
マックを出たら野宿する公園に行く前にシュラフを乾かします。乾きはしますが汚れが落ちる訳ではないので気分スッキリとはいきませんね。はやくゴールしてシュラフを洗いたいです(。◔‸◔。)
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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