【408日目】土佐国一之宮『土佐神社』と三十番札所『善楽寺』

2023-10-17

二十八~三十一番札所の四ヶ寺を回った本日。加えて土佐国一之宮まであるものですからてんやわんやです。しかし庭園の美しい札所が多く視覚的にはとても癒されました。憎き登坂との戦いもありましたが(^-^;

目次

小学校前で起床

ミニさくら公園からおはようございます。後ろに見えている建物は小学校です。ひとが来る前にテントは畳まなくては。不審者情報センターに通報されてしまいますからね。

お接待で頂いた柿を朝食にします

テントさえ畳んでしまえばただのサイクリストなのでゆっくりできます。いや、まだ不審者ポイントは高いか。

手持ちの食料ではまだ食べたりないので朝マックに来ました。無駄遣いですねぇこういうのは(。◔‸◔。)

【二十八番札所】法界山『大日寺』

本日一発目の札所は二十八番札所『大日寺』です。

また大日! 山号は違いますが四番札所十三番札所も大日寺です。

二十八番札所『大日寺』は海岸沿いから約5kmの小高い山の中腹のお寺。ここにお寺がつくられた理由は台風を避けるためとも言われています。昭和46年の台風10号では本堂の屋根瓦が吹き飛ばされて、鐘楼が倒壊したといいますから台風の被害が大きいエリアなのは確かなようですね。

山門

森の中のお寺という感じですね。空気が気持ちいいです。

境内は日を遮るものもなくサッパリ!

正面に本堂です。

まずは手を洗いますか。

人感センサー手水舎だと……!

本堂

本尊:大日如来
真言:おん ばざら だどばん

全く知らなかったんですけど9年ぶりの本尊御開帳のタイミングだったようです。読経も中でやっていいとの事。これは拝観するしかありません。ちなみに本堂は平成9年に再建。古代の工法で釘を一本も使わない木組みだけで造られた建物です。すごい(・`_´・)

大日寺は聖武天皇の勅願で行基菩薩が大日如来を刻み本尊として堂宇に安置して開創されたと伝えられます。行基作と伝わる本尊は高さ約146cmで四国では最大級の大きさです。しかし実際には平安時代後期に作られた寄木造の像のようです。

私のような素人だと実際に見ても寄木造りか一木造りかは判断付きませんね……。ちなみに脇仏の聖観音菩薩立像は弘法大師の甥にあたる智証大師の作です。

大師堂

開創後、寺は一時荒廃しましたが弘法大師が四国巡教で訪れた際に、楠の大木に爪で薬師如来像を彫り、これを祀り復興したといいます。江戸時代には土佐藩の祈願所として栄えました。明治の廃仏毀釈でいったん廃寺となりますが1884年に再興されました。

本尊大日如来の縁日が毎月二十八日という事で大日寺が二十八番札所となったという言い伝えがあるようです。言い伝えっぽいなぁそれは。

納経所

納経所までもが綺麗な日本庭園。

黒猫さんがこっちにやってくる……!

納経所で朱印もらったら少し寄り道。奥の院もちょっと歩けば行けるのでお参りしていこうと思います。

奥の院は境内からさらに200mほど入った所にある爪彫薬師。

ここは弘法大師が串の木に自分の爪で薬師像を彫ったと伝えられる場所です。ここの薬師如来は首から上の病気に霊験があると言われています。

奥の院には大師が修行した時から一度も涸れたことが無い大師の加持水と呼ばれる清水が湧いています。

NEXT☞ 二十九番札所『国分寺』

次の札所までの距離:約9.2km
移動時間(徒歩):約2時間40分

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