【407日目】登ってばかりの『金剛頂寺』と『神峯寺』

2023-10-16

金剛頂寺と神峯寺の二つを打ってきました。どちらも小高い山の上にあるお寺なので、今日は自転車で坂を上り、歩きで坂を上りの登坂デー。修業の道場はどの札所も一筋縄ではいきません。

室戸市中央公園からおはようございます。Googleマップでこの公園を見つけたのですがマップに投稿された写真と公園の現状がまったく一致しなくて到着してからとても悩みました。草がね、ボーボーなんですよ。私の腰まで埋まるんじゃないかという程に元気な草。どんな虫や動物がいるか分かったものじゃないので駐車場で一晩明かさせてもらいました。人が来る前に撤収しましょう。

目次

【二十六番札所】龍頭山『金剛頂寺』

本日最初の札所、二十六番札所『金剛頂寺』は初っ端からヒルクライム。

朝っぱらから汗をかかせてくれるわい。

ノロノロと坂を登っていきようやく駐車場に到着。

中々広々とした駐車場ですね。目立たないところに自転車を停めさせていただきましょう。

高知に入ってからやたらと階段を登らさせられる気がします。これも修行の道場の洗礼か。

山門

鬱蒼と茂った原生林。今日は暑いのでその木陰が助かります。

特筆すべきところはない手水舎。

山門を潜って正面に本堂です。

本堂

本尊:薬師如来
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

寺伝では平城天皇の勅願によって弘法大師が薬師如来を刻み、本尊として創建したとされます。創建のころは「金剛定寺」といわれ、女人禁制の地でした。

金剛頂寺は次の嵯峨天皇も、淳和天皇も勅願所として崇敬し、平安時代には現在の室戸市の大部分を寺領とする大寺院でした。こう書くといつものパターンだと「しかし」の接続詞が付きますが……?

今回は天正の兵火は関係ありません。室町時代、1479年の火災により焼失しましたが、長宗我部元親の寺領寄進などもあり早くに復興。四国中を巻き込んだ天正の兵火の中心人物・長宗我部元親ですが土佐の大名なので高知の札所は被害に遭っていないようです。江戸時代には土佐藩主の祈願所として諸堂が整備されていました。

大師堂

お次は大師堂ですが、ここの大師堂はなぜか境内から背を向けるようにヒッソリとしたところに建っています。

回向柱がキツキツすぎて笑いました。

伝説では弘法大師がこの地を訪れた時に修行の邪魔をする天狗がいたので、その天狗を足摺岬に封印するために大師像を西南の足摺岬に向けて安置したと伝えられています。足摺岬は四国のほぼ最南端で三十八番札所『金剛福寺』がある場所です。

納経所

さて、また次の札所がまた少し手間がかかります。

NEXT☞ 二十七番札所『神峯寺』

次の札所までの距離:約27.5km
移動時間(徒歩):約8時間

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