【402日目】里道を往くゆるふわ遍路

2023-10-11

難所の十二番札所『焼山寺』を打ち終わり、今日あまり負担のかからないゆるふわお遍路デー。十三~十七番札所はのんびりとした里道で繋がっているんですよね。地元ではこの五つの札所だけをお参りする五カ所参りという風習もあるのだとか。そういった風習も含め今日巡る札所は見どころだらけ。スケジュールを押さない範囲でじっくりお寺を見るというのがお遍路の難しいところですね。

目次

歩き遍路さんと寝床がかぶりました( ´艸`)

道の駅 温泉の里・神山からおはようございます。昨日は道の駅で歩きのお遍路さんと一緒になりまして、同じ東屋で一晩過ごさせてもらいました。歩きの方はテント張ったあと裏手にある日帰り温泉に入っていて羨ましかったですね。私は体調が少し悪かったのと、それもあって眠かったのでテントを張ったらすぐ就寝しました。そうするとどうでしょう!

ほこから

めちゃくちゃスッキリ

めっちゃ快調です! 普通に疲労がたまっていただけだったのかな? 何にせよインフルとかじゃなくて良かったです。

道の駅出発時に歩き遍路さんからすだちを頂きました。お遍路さんも他の方からお接待で頂いたんですって。飲み水に果汁を混ぜて飲んでるとの事。良いですね。基本水分補給はただの水ですから柑橘類の香りがあると爽やかかも。おすそ分けありがとうございました!

昨日頑張って標高を上げたおかげで下り多めで非常に快適です。サクッと神山町を抜けて徳島市に戻ってきました。

途中で見かけたこの遍路小屋。いやいやこれはもう家でしょう。すごいですね四国。

【十三番札所】大栗山『大日寺』

快適なサイクリングを楽しんでいたら見えてきました次の札所。自転車を停めるところないかなぁ、とゆっくり走っていると団体さんに呼び止められました。六番札所でツーショットを撮った外国の方の団体じゃないですか! 十三番札所に至っても同じペースなのに笑います。これも御縁という事で今度はみなさんと一緒に集合写真を撮ってもらいました。

「旅がんばってね!」と送り出していただきましたがこの調子だと以降の札所でも絶対会うと思うので気恥ずかしいですね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

山門

そんなホッコリした朝の一幕の後、十三番札所『大日寺』へ参拝です。

そろそろ手水舎の水も冷たく感じる季節ですね。

本堂

本尊:十一面観世音菩薩
真言:おん まか きゃろにきゃ そわか

そういえば四番札所も大日寺でしたね? 八十八ヶ所中で同じ名前のお寺があると混乱してしまいます。まあ大日如来は仏界のスーパーエースですからその名を冠したお寺がいくつもあるのは不思議ではありませんが。

そんな十三番札所『大日寺』、本尊は十一面観世音菩薩です。何なんだ一体。

ただこれには理由があり、私の旅のテーマである一之宮に深くかかわって来るんですよ。詳しくは後述します。ブログの構成的な問題で……(^-^;

大師堂

寺の開基は弘法大師。大師がこの地で護摩修法を行っていた時に大日如来が現れ、「この地は霊地なり。心あらば一宇を建立すべし」と一宇建立のお告げを受けました。そこで本尊を刻んで堂宇を建立し安置したと伝えられています。寺号もこれに由来して大日の名が付いています。

しかし天正の兵火(1578~1580)により堂塔はすべて罹災します。きたきた天正の兵火。徳島中をやってますねこいつ。その後、江戸時代前期に阿波藩主・蜂須賀光隆によって再興されました。

納経所

納経所に向かう前に境内でひときわ存在感を放つ何ともありがたい名前の観音様を拝んでいきます。しあわせ観音ですって。

しあわせ観音の覆っているのが合掌する手なのが面白いデザイン。納経所はこの奥にあります。

さて、納経所で御朱印・墨書を頂いて次なる札所に向かおうと山門に目をやると気になるものが見えますね。

阿波国一之宮……?

NEXT☞ 十四番札所『常楽寺』

次の札所までの距離:約2.3km
移動時間(徒歩):約35分

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