【33日目】羊蹄山へ向かえ!(2022-6-20)

野宿場所を見つけられないというプチ洗礼を浴びバス停で一夜を過ごしました。

北海道は雪国だからか何処のバス停も半個室状態なんですよね。
これは旅人からしたらありがたいです。

もちろんバス停は泊まる場所ではないのであまり褒められた事ではないですが(๑-﹏-๑)

終電後にお邪魔して、始発前に起床です。






夜中にこのバス停から「カチッ カチッ」と音がしていよいよ心霊現象を体験するかとビビっていたんですが朝になって正体が分かりました。




おまえか

ツバメちゃんの巣がありました。



ひながピヨピヨとかわいいですね。

朝になると親鳥が頻繁にバス待合所を出入りするので何度か私とぶつかりそうになったり。

またどこから見ているのか、私がエサやりの瞬間を撮ろうと入り口近くで待機していると親ツバメは入ってこないんですよね。さすが。

ツバメ観察もそこそこに近所のセコマで購入したパスタで朝食をとります。

ゴミを片付けているとお巡りさんから声を掛けられました。

とうとう職質されたか……! と思って

「おはようございます!!!(デカめ)」

とでかめの挨拶。
私は警戒すると挨拶がデカくなります。

小学生が挨拶を習慣づけられるのって不審者対策らしいですね。
挨拶された不審者は子供に対して犯行に及びにくくなるのだとか聞いたことがあります。

私の挨拶もそれです(不審者は私の方なんだよなぁ)。

「大きい荷物だね!どこから来たの?」

職質じゃありませんでした( ˶´ヮ`˵ )

お巡りさんも若いころバイクで旅をしていたそうで、私の大荷物を見て興味を持ってくださったようです。

兵庫から来たこと、これから羊蹄山登ることなど簡単に話したら

「がんばってね!」

とエールを送ってくださいました。

こういうパターンでお巡りさんに話しかけられることもあるんですね。

まあこのバス停、交番の目の前ですしね。

支度を整えたところで出発。

今日は羊蹄山比羅夫コースの登山口『半月湖野営場』まで行きます!

まあこの野営場へは午前中に到着してしまうので、どこか近場でお風呂にでも入って、ブログ書きながら日が低くなるのを待つ予定です。

一々キレイだ北海道。

走っていたら明らかにただものじゃない山が見えて来ましたよ!

あれが羊蹄山でしょう!

登るべき山の姿を視界にとらえてペダルを漕ぐ足にも力がみなぎります( •̀ᴗ•́  )

いやいやおいおい!

神々しすぎるでしょう羊蹄山!

雲をまとって顔だけチラリ!

美し荘厳すぎませんか( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

倶知安市街まであと5km!

今日の行動は早く終えられそうです。

市街までやってきました。

後ろの山が羊蹄山です。

山頂が雲に覆われて何とも近づきがたい雰囲気。

あれに明日登れるんですって?

興奮しかありません!

比羅夫の名前が出てきました。

私が昇るのがこの比羅夫コース。

小樽からはこのコースが一番近かったので。

羊蹄山のコースはバリエーション豊富で計4つあります。

市街地に良い感じの銭湯がなかったので今日の半月湖野営場から離れる方向に探しに行きます。

しかしリゾート価格の温泉ばかりで、ただ汗を流せればいいだけの私には少々高め。

まあ明日登山するわけですし、下山した後でいいかなと、市街地へ引き返します。

いやしかしニセコアンヌプリも美しい。

ニセコアンヌプリは羊蹄山のすぐ西にあり、羊蹄山を見るには絶好の山。
朝のおまわりさんに、非常に眺望の良い山だと教えていただきました。

今日の羊蹄山は見事な傘雲がかかっていて非常に神秘的。

ニセコアンヌプリからはそれは神々しい羊蹄山が見られたでしょうね。

ちなみにこれを撮っているのは倶知安市内のマックスバリュー。

昼飯がてらフードコートでスマホの充電をしていました。

日が傾いてきた頃に再出発。

夜になる前にテント張って寝ましょう。

なんだか身が引き締まります。

北海道はじめての登山。

思い入れの深いものになりそうな予感……。

北海道ならではの表示に慄きます。

ヒグマ、出てこないでね……?

鈴ちゃりんちゃりん言わせて、他に人がいないならBluetoothスピーカーでラジオ流そうと思います。

半月湖野営場は2022年6月15日~9月30日の間使えないんですって。

夏にもろかぶりですね。
9月30日以降に登ろうって人かなり少なそうですが。

半月湖自然公園の駐車場でテント張って朝出るしかない、か。

熊が怖いので公園内を探索する気分にはなれませんでした:;(∩´﹏`∩);:

まあ無事に登山ができればよし。

明日に備えて早く寝ることにします。

それではまた明日!

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