本日は布引観音こと釈尊寺に行ってきました。
いや、行ってきたというよりは行っていたですか。
実はこの布引観音、去年の11月に行っていたんですよね。
それを特にブログには書かなかったのですが、今月立て続けにこの布引観音と縁のあるお寺に参拝し続けていたので関連仏閣として記事にしようと思った次第です。
そのお寺とは 善光寺。
「牛にひかれて善光寺参り」のルーツとなったお寺がこの釈尊寺なのです。
「牛にひかれて善光寺参り」
デジタル大辞泉
《信心のない老婆が、さらしていた布を角にかけて走っていく牛を追いかけ、ついに善光寺に至り、のち厚く信仰したという話から》思ってもいなかったことや他人の誘いによって、よいほうに導かれることのたとえ。
老婆の布を牛が善光寺まで引っ張る。ゆえに布引観音。
また「どんなとこに建っとんねん」で有名なお寺でもあります。
私なぞはまさにこのスゴイところに建っているお寺を見るためだけに去年訪れました。
布引山の観音堂
釈尊寺へは特にバスが出ているわけでもなく。
最寄り駅は小諸駅でそこからタクシーで10分ほどの所にあります。
私は自転車で行って参りました。
布引山の名の通り、布引観音は山中にある寺院なので駐車場から本堂までは少々歩きにくい道を行かねばなりません。
入り口は千曲川沿いにある少々アクセスの悪いところにあります。
自転車だとずっと下り坂なので来るのは楽々です。
帰りは、ね……
時期は11の中頃。
紅葉もだいぶ散ってきましたね。
こういう侘しさもまたオツなものですが。
20分ほど登っていくと社務所が見えてきます。
短い時間ですが普通に登山ですよこれは。
ここまでくれば布引観音の全貌をその視界に収めることができます!
こちらが布引観音 釈尊寺です!
どこに建ってるんです?
がけっぷちに建てられたこの建物こそ今回の参拝の第一目標釈尊寺の観音堂です。
がけっぷちというかもはや淵からもはみ出ていて人工的に支えているすさまじい建築物。
観音堂は重要文化財に指定されています。
観音堂をバックに撮ってくれと言わんばかりの位置にある観音様。
撮るばかりではなく実際に行ってみるとしましょう。
石をくりぬいたトンネルをくぐります。
横から見る観音堂は崖から突き出すさまがより伝わってきてビックリします。
本当にどう建てたのでしょうね。
伝承では奈良時代(724年)に開かれたと伝わるようですが、そうならますます驚いてしまいます。
観音堂に到着。
鮮やか~!
山の中でこの観音堂の朱色はめちゃくちゃ刺激が強いですねえ。
現在御開帳という大きな盛儀の時を迎えている善光寺ゆかりのこの地。
「牛に引かれて善光寺参り」のルーツとして、また崖に立つ凄まじい建築物の干渉として多くの楽しみ方ができる仏閣でした( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
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