ぐんま天文台は県立の公開天文台。南に関東平野、北に谷川岳、西に草津白根山と抜群の景観に恵まれた子持山の尾根に位置しています。山の上に設置された星見どころ。独特の雰囲気を楽しませてもらいました。そして本日のお宿もこの旅何度目になるか分からな旅の縁。日本一周旅人との再会です。
道の駅 中山盆地
あれだけ面倒くさがっていたテントですが張れば張ったで快適なんですよね。自分だけの空間というのはとてもリラックスできます( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
ぐんま天文台
本日も群馬観光。目指すはぐんま天文台です。天文台というだけあって山の上にあるのですが、昨日行ったロックハート城がだいぶ山の中にあったので、そこまで今日の獲得標高は高くありません。昨日頑張っていて良かったですね(੭ु *`∀´* )੭ु
一時間ちょっと漕いでぐんま天文台の案内板が見えてきました。ここからは激坂なので押していかないととても自転車では登れません(๑-﹏-๑)
駐車場まで来ましたが、こういうの目にすると心臓が「キュッ」となります。開館日は調べて来たので今日は大丈夫なのは分かっているのですが。昨日が休館日だったようなのでその案内が出ているだけですね。
……出ているだけですよね?
開館時間前に職員さんたちの車が入っていくので大丈夫でしょう。
しかし寒い。駐車場も開いていないので看板近くで待機しています。
9時半ごろに駐車場が開放。駐車場を開けに来た職員さんに声をかけてもらったので10分ほど旅の話をしていました。ぐんま天文台に寄るのでもなければ自転車でこのルートを通るチャリダーもいないでしょうね。
駐車場から天文台までは木道を通る10分ほどのハイキング。ここから標高を70mほど上げます。これほど駐車場と天文台が離れているのは、車のサーチライト等の灯りによる光害などを避けるためです。合理的。
熊鈴の貸し出しすらあるという。熊に注意しなければいけない様な場所です。しかし熊鈴は自前のものがあるのでレンタルは必要ありません。天文台に来て自前の熊鈴もってるケースかなり稀有な気がします( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
要所要所に鐘もあります。
ポイ捨てはクマを呼ぶ……山に物を捨ててはいけません。
地球などの星の看板が立てかけられたラストスパート、惑星直列階段を登ると
ぐんま天文台に到着です。
遠足か何かでしょうか。小学生が沢山います。日光に入ってから小学生の集団に遭遇する機会が多いですね。
小学生の案内の為でしょうか。天文台の職員さんも3人ほど外で待機していました。私が天文台内に入ろうとすると声をかけてもらいました。駐車場で話した職員さんから日本一周をしている人が来ていることを聞いていたようです。宮崎から来ていることを話すと大変驚かれていました。ククク、いい気分だ。旅の無事を祈ってくださり、お別れしました。ありがとうございます( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
では入館。小学生たちが外を見ている間に中を見て回りましょう。
ぐんま天文台は県立の公開天文台です。南に関東平野、北に谷川岳、西に草津白根山と抜群の景観に恵まれた子持山の尾根に位置しています。
ぐんま天文台は教育委員会に属しており、学校教育における自然体験学習の場を提供したり、知識や年代に応じた幅広い生涯学習の機会を提供しています。
そういった活動に力を入れているのはまさに先ほど見た小学生の集団から伝わってきますね。
へぇ~、来週じゃないですか皆既月食。去年も皆既月食やってませんでした?
そろそろ皆既日食見たいですね。
天文台なだけあって館内は宇宙に関する展示物や資料でたくさん。じっくり見て回りたいところですが、天文台の大トロである望遠鏡優先しましょう。
150㎝望遠鏡
エレベーターを使って11mドームへ。ここには150㎝望遠鏡があります。主鏡の直径が150cmです。
デケェ……ロマンの塊ですね。
先行している小学生たちがいました。学習の邪魔にならないように隅っこにいましょう。
この150㎝反射式望遠鏡これは眼で直接覗くことができるものとしては世界最大クラスです。150㎝を超える鏡を使った望遠鏡は大体が研究専用で、観測装置とコンピュータを使って天体の光を分析するのがほとんどであり、目で直接天体を見るという事をしない為です。
ぐんま天文台では来館者に宇宙を直接感じてもらうために接眼部を設置しているようです。どなたでも楽な姿勢で覗くことができますと説明文がありましたが、天体観測体験みたいなイベントもあるんでしょうね。
少女革命ウテナのプラネタリウムを思い出す……。
「子どもにこの部屋の価値は分からない……」
次は外を楽しみましょうか。
受付近くにはサインコーナーが。板橋克己先生意のサインめっちゃカワイイ……。
屋外モニュメント
ぐんま天文台の屋外モニュメントは、古代と近代の天体観測施設を模したものです。
昔のインドの天体観測施設ジャンタル・マンタルには、17世紀のインドの藩王ジャイ・シンが築いた日時計サムラートヤントラと惑星観測施設ラシバラヤヤントラが。
ストーンサークルは4000年前のイングランドのそれを縮小して再現したものです。
右の三角がサムラートヤントラ。影の動きから太陽の動きを知って時刻を図る日時計です。
ラシバラヤヤントラは惑星の位置を観測する施設で、暦を作るために使われました。
それぞれが12の星座を向いた観測儀で一つ一つに星座が与えられています。全部撮るほどのものでもないので自分の星座のてんびん座だけ撮っておきましょう。
屋外モニュメントで一番目を引くのがこのストーンサークル。日の出、日の入りの位置から季節の変化を知ることができます。
怪しげな儀式に使われそうですね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
堪能しましたぐんま天文台。再び600mほど歩いて駐車場に向かいます。プチ登山ですねこれは。
相棒の待つ駐車場に到着。天気も怪しいのでさっさと街に下りましょう。
本日の宿は……
えっ、セーブポイント?
チィ……とうとう雨が降ってきました。幸いそこまで寒くもなく無風なので脅威ではありませんが。
今日に限って荷物の受け取りがあったんですよね。Amazonで買ったものを近くのコンビニで受け取ります。冬野宿の秘密兵器を買いました。ダンボールは濡れてしまいますが仕方ありません、荷台にそのまま括り付けましょう。
さて時刻は16時。今日の目的地まではあと1時間ほどかかりそうですね。暗くなる前に急がなくては。夜の雨はさすがに堪えます。
そうして17時過ぎに目的地に到着。その目的地とは……
お久しぶりですあきやまさん!
おつかれさまでした。雨大丈夫でした!?
カッパ貫通して少し濡れてしまいました。゚(゚^ω^゚)゚。
そうあの山形でお会いした日本一周勢のあきやまさんのお宅です( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
山形で別れた後、2022年9月30日に日本一周を達成したあきやまさん。群馬県にお住まいという事で、私が群馬県に入ったタイミングで「もし群馬県で宿にお困りの際はウチにどうぞ!」とメッセージを頂いていたのです。
お言葉に甘えて今回あきやまさんのお宅を訪ねさせていただきました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
車で近所のスーパーに連れて行って頂き買い出しを済ませたら飲み会の始まりです。
あきやまさんは既に日本一周を終えた身ですが、22年度の出発ではあるので同期の旅人という事になります。学校でも仕事でもなんでもそうですが同期というのはいいものです。山形で出会ったときには話せなかったことも沢山ありましたからね。楽しく飲んであっという間に時間は過ぎていきます。
あきやまさんも私のブログのように、記録をしながら旅を続けた動画主。旅で使用したお金の集計や動画制作などで今も忙しくしてらっしゃいましたね。文だけのブログでも吐くくらい苦労しますから動画で記録を残すことの大変さは想像もできません。
22時ごろになったらあきやまさんは彼女さんのお宅に行くことに。「旅人ってやっぱり一人でいる時間もめっちゃ大切だと思うんですよね」とのこと。もう気遣いがね……旅を経験した方ならではの配慮。良くして頂きすぎて大変恐縮ですが、御厚意、ありがたく頂戴しようと思います。本当、あきやまさんのお宅に招いてもらえてどれだけ助かったことか。雨の日だとよりありがたみを感じます。
という事で本日はあきやまさんのお宅で就寝。雨風しのげる空間……ぐっすり眠れそうです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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