【413日目】修行の道場ラスト札所『延光寺』

2023-10-22

長かった(距離的にも)修行の道場もとうとう最後の札所です。トリを飾るのは三十九番札所『延光寺』。金剛福寺から約60kmと最後の最後まで楽には行かせてくれない土佐エリアでした。しかしそれもいい思い出です。

目次

修業の道場、最後の札所を目指して

土佐清水の寿町公園からおはようございます。昨日は四国最南端の足摺岬まで行くという大冒険でしたが、今日はその道を逆走して戻らないといけません。億劫ですねぇ。

どこまで戻るかといいますと国道321に乗って四万十市まで。次の札所は宿毛市なので四万十市まで戻るのは遠回りですがこっちの方が登坂が少ないんですよね( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

昨日も寄ったローソン土佐清水下ノ加江店で朝食休憩。

足摺サニーロード……高知県四万十市から宿毛市を結ぶ観光道路で、サニーは国道「321」号線から来ているのだとか。

気持ちのいい道ですよね。○○ロードは好きです。○○ラインとなるとチャリダー殺しになりがちなので苦手ですが。エコーライン、スカイライン、ブルーライン……。

3時間ほど漕いで四万十市到着。そろそろお昼ご飯を食べておきますか。もちろんほか弁です。四国での昼飯、ほぼほか弁ですね。私はほっともっとよりも好きなのです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

12時半に宿毛市に突入。

【三十九番札所】赤亀山『延光寺』

では参りましょう三十九番札所『延光寺』

特にアクセスが難しい札所ではありません。

山門

三十九番札所『延光寺』は修行の道場・高知県最後の札所です。長かった高知ももう終わりが近いんですね。

広い境内には本堂と大師堂が立つシンプルな構え。

山門を潜ってすぐ目に付くのは鐘を背負った亀。境内に住んでいた赤亀がいつの間にかいなくなったと思ったら、竜宮城から鐘を持って帰ってきたので僧たちはさっそくこの鐘を奉納したという伝説があります。山号の赤亀山もこのお話に由来するものです。明治のはじめ、高知県議会の開会と閉会の合図に打ち鳴らされていたともいわれ、国の重要文化財に指定されています。

手水舎が枯れているですと……! 手が清められぬ。

単純に手が洗いたい気分だったので残念。鐘のそばにあるアルコール消毒で我慢しようかと思ったらアルコールも切れていて笑いました。こんな汚れた手で参拝してよろしいんですかい?(▼∀▼)

延光寺には眼洗井戸という井戸があります。これは弘法大師が水不足で困っている住民のために掘り当てた井戸で、大師が錫杖で地面を突くと清水が湧きあがったといいます。「宝医水」と名づけられたこの霊水は眼病に効くとされます。その井戸が今でも残っているらしいのでそこで水を拝借して手を洗えばいいですね。

封じられていましたね。もういいか。

本堂

本尊:薬師如来
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

縁起はいつもの、聖武天皇の勅願によって行基菩薩が開創したパターン。安産、厄除けを祈願して薬師如来像を刻み、これを本尊として本坊のほか十二坊を建立したとされます。本尊の薬師如来はこれまでに何度か修復が加えられています。

大師堂

792年に弘法大師がこの本尊に、日光菩薩、月光菩薩を脇侍として配し、堂宇を新たにして霊場として定めました。

納経所

遍路最長区間である岩本寺~金剛福寺の約80kmのせいでかすみますが、金剛福寺~延光寺の約60kmも中々にロングコース。しかもこの延光寺が高知ラストの札所だというんですから、その長い道のりもあってなんだか感慨深いものを感じてしまいますね。

まだ14時前ですが今日はここで打ち止めにして、日を改めるのと同時に愛媛に入るとしましょうか。

NEXT☞ 四十番札所『観自在寺』

次の札所までの距離:約25.8km
移動時間(徒歩):約7時間20分

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