2022-10-27
本日は一之宮参拝と栃木の名所大谷資料館へ行ってきました。これまで薄味の移動日が続いていたのでいきなり二か所も見て回ると情報量のギャップで頭がはじけますね。宇都宮観光回の162日目、行ってみましょう。
宇都宮観光
そろそろテント張ろうかな……という思いがよぎる程度には寝にくかったですね昨日。カイロに任せた防寒なのでもはや自前の寝具の性能だけでは寝られない季節ではあります。テント張りなよ(꒪꒳꒪;)
日が出て自転車に乗るとしっかり温まるのですけどね。温まるというか暑いです。
近くのすき家で朝食を済ませたら行動開始。本日は一之宮参りに観光を一か所したいと思います。日に二つも寄ったら移動距離が稼げませんね。テキパキ行動していきましょう。
XXXHOLiC以外で初めて百目鬼という文字を見ましたよ。
下野国一之宮『二荒山神社』
一之宮の二荒山神社に到着です。
裏門ですねここ。大鳥居ピンポイントでルート検索しているわけでは無いので、いっつも表参道以外から神社に入ってしまいます。表参道から入るとそれはそれで駐輪に苦労することが多いのですが(^-^;
裏に自転車停めてから一度大鳥居に向かって入り直しましょう。
ということでこちら二荒山神社の大鳥居です。
この神社、栃木の県庁所在地たる宇都宮のど真ん中にあります。ここから入ると自転車停めるのに苦労しますね。私の様な積載車で神社に来るようなケースはほとんどないと思うので程意味のない心配ですが(。◔‸◔。)
鳥居で一礼。再び神社内に入っていきます。
ドラゴン手水舎で手を清めます。コロナで柄杓がなくなってから手水の作法で毎回混乱します。
鳩軍団を撮っていたら急に全羽飛び立って奥のちびっこと共にめっちゃびっくりしました。゚(゚^ω^゚)゚。
おみくじを木に結んではいけないのは樹木の生育の妨げになるから。芽が出ない転じて(幸運の)目が出ない、ということで不吉なこととされているんですね。
こちらがの下野国一之宮『二荒山神社』の社殿。幾度となく兵火に焼かれたこの二荒山神社は古い記録のほとんどが消失しています。直近では戊辰戦争の際に社殿が失われ、明治の初めに再建されました。
長く存在している神社はどこも無傷ではいられませんね。一之宮ともなると大体どこも焼失を経験している印象です。
もはやおなじみの一之宮参り。二荒山神社も下野国の一之宮ですがこの「イチノミヤ」が「ウツノミヤ」の名の由来であるという一説もあります。イチノミヤシティですね宇都宮は。宇都宮では多くの祭りが二荒山神社に由来しています。
祀られている神様は三柱。主祭神は豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)、相殿には大物主命(おおものぬしのみこと)と事代主命(ことしろぬしのみこと)を祀っています。家内安全や商売繁盛に御利益があります。
御朱印をもらって帰りますか。
書き置きの御朱印に限って初穂料も500円と割高で“何か”思っちゃいますね。”何か”……このご時世ですからあまり強い言葉は控えますが(。◔‸◔。)
いい絵だ……背景が大鳥居なのか……。
御朱印貰って自転車取りに裏口に向かう際中、末社があったので覗いていきました。
須賀神社(お天王さん)
市神社(市・商業の神)
10円ばかりお賽銭なげて手を合わせます。神社巡っていると1円、5円、10円が本当に不足するんですよね。10円を投げるときは1円も5円も無い時です。しょうもない語呂合わせですがやはりお賽銭はご縁があるようにと5円玉を投げるのが一番収まりが良いですね。
最近は会計も電子マネーで済んでしまうので本当に小銭が不足します。
この末社で目を引いたのが狛犬のデザイン。なんだかアステカチックな怖さがあります。趣深い……。
さあ一之宮参りは終了。現在10時40分です。観光する時間は十分ありますね。今日中にこの目の前の日光の山々を越えていくことはできないのであまり急ぐ必要もありませんが。というかこの目の前の壁を突破しないといけないんですか……挑戦前から疲れますね(๑-﹏-๑)
近くのスーパーで昼食も済ませて自転車を漕いでいきます。そうして次なる目的地に到着!
岩の殿堂『大谷資料館』
それがこちら!
大谷資料館です!
「資料館? なんだか退屈そう……」などと思うことなかれ。ここは男心くすぐりまくるロマンチック空間です。よく映画やドラマのロケ地に使われる場所なんですよ。それは「資料館」という言葉から想像されるイメージとはかけ離れた場所です。
入り口付近からしてただ事ではない巨岩がお出迎えしてくれます。
受付にはこれまで大谷資料館をロケ地とした作品のポスターが並んでいます。名だたるタイトル達ですね。
ではチケットを購入してさっそく参りましょうか。
いきなり石段を下って地下へ。大谷資料館は地下掘りをする石切り場の跡ですからね。
約1500万年前に日本列島の大半が海中にあった頃、火山の噴火によって火山灰や軽石が堆積して大谷石が生まれました。石材としては1400年前の古墳時代に石室に利用されたのが始まりです。
約100年前から採石が本格化され、大正時代中期に地下掘りの技術が発展し現在に至ります。そうして切り出されてできた空間を楽しめるのがここ大谷資料館なのです。
その地下空間がこれ!
興奮するじゃないですか……!
石を切り出すことによって生み出された空間。また戦時中には陸軍の地下倉庫としてや、中島飛行機(現 富士重工)の戦闘機「疾風」の機体工場として利用されました。当時掘られた、他の地下工場や外につながるたくさんのトンネルが現在も残っています。
戦闘機の向上になるってどんな広さやねん……と思ってしまうそのその広さは2万平方メートル(140m×150m)。これは野球場が一つ入ってしまうほどの広さです。とんでもないね。
この坑内は年平均気温が7℃と、ほとんど冷蔵庫と変わらない室温です。そのため米が沢山余った1970年には約90,000俵の政府米が保管されました。現在でも野菜や果物、ワイン、日本酒の貯蔵庫として利用される区画もあります。本当に冷蔵庫と同じ扱いですね。坑内の最高気温は約13度。最低気温は約2度です。氷点下行かないのが人間にとって都合よすぎますね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
この地下坑内は1919年から1986年渡って採掘が行われました。広さは野球場が一つ入ってしまう程だと言いましたが、その容積はどれほどかと言いますと約300,000㎥です。切り出された石は約1000万本。数がデカすぎてスケール感がつまめないほどです。
「天井を見上げてごらん!」
こんなクッキリ穴があけられるんですか(੭ु *`∀´* )੭ु
もうこういう形のビームを放つキャラとの戦闘の跡でしょう。
この穴は坑内の位置が地上のどのあたりにあるかを確認するために掘られた穴です。
いい雰囲気で満たされすぎですね。
なんだこのウニは……。
坑内にあるこの縦みぞは機械掘りの跡です。手堀りで行われていた石切りは徐々に機械化していき1960年に完全に機械化されました。壁の縦みぞは丸鋸式平場採掘機で切り出した、機械化初期の堀跡です。
手掘り時代は石の切り出しから仕上げまで一日に加工できる本数は五十石だと一人あたり一10本程でした。「五十石」は5寸×1尺×3尺の石(1寸約3㎝ 1尺約30.3㎝)で、これ2本で「一駄」と数えます。馬一頭で運べる量が一駄です。五十石一本を掘り出すのに4000回はつるはしを振るったといいます。それで一日10本はすごすぎますね。
機械化以降は一人あたり50本ほど加工できるようになったとのこと。文明の力ってスゴイ。
これは石を切り出して作った階段。あまり深くないところを昇り降りするときに使用されました。秘密キツって感じでワクワクしますね。
階段を登って二階部分は
これまでロケ地として使った作品のギャラリー集があります。
SOUL LOVEのPVはここで撮られました。GLAYで最も好きな曲です。カラオケで実は幾度となくこの大谷資料館の事は目にしていたというわけですね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
志々雄との対決も大谷資料館なんですね。
ギャラリーはいくらでも時間が潰せてしまいます。が、ゆっくり見ていたら修学旅行の団体さんが入ってきたので早めに地上に復帰しますか。
ウニを横目に先に進んでいきます。
右の階段が最初この坑内に下りてくるときに使った階段ですね。帰りは左側から地上に出ます。
さらば大谷資料館! と思いましたがこの階段を使って地上に出るまでにまだ見どころあり。
映画るろ剣で使われたアンカー跡など残っていたり。
石の華が咲いていたり。石の華は大谷石に含まれる塩分が冬場の乾燥した時期に吹き出るもので、夏場の湿った壁面では消滅する現象のことを大谷資料館ではそう呼んでいます。冬に咲く石の華……なんとオシャレな( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
そしてようやく地上です。ガッツリ楽しみましたね。期待以上の面白スポットでした大谷資料館。
待たせたな相棒。駐車場すら雰囲気たっぷり大谷資料館でした。
コスモスキタ━━(゚∀゚)━━ !! 地元の宮崎で最もよく使っていたドラッグストアです。とうとうコスモスすら出現するようになりましたか。どんどん私にとっての日常が目に付くようになってきましたね。北海道なんかは言わずもがな、東北も今まで行ったことない土地だったので未知なる土地という感じがありましたが、関東に入ると良くも悪くも土地に身近さを感じるようになってきます。
とりあえずハンドルが埋まるほど買い込みます。カップ麺なんかもう袋に入りきらないので荷台に乗ってもらいます。
近くの道の駅日光で寝ようかと思いましたがこの道の駅新しすぎてどうにも野宿しづらい雰囲気だったので公園に避難します。
公園到着。買ったばかりの紅茶で温まって就寝です。明日からまたハードな登坂が始まりそうですね。日光編への突入、お楽しみに( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
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