おはようございます。
昨日に引き続き快活クラブから出発です。
出発が11:30頃なのでおはようという時間帯でもないのですが……
このネカフェ、あまりにも快適すぎて全く旅しているという感覚じゃないんですよね。
快活の名に偽りなし。
本日は午前中天気が悪い予報だったので、昼まで快活クラブでブログを書いていました。
毎日更新は難しいにしても旅の記録は全日分つけるつもりなので何処かで根詰めてたまった分を書き上げていかないといけません。
ただこうしてブログに向き合っていると、旅に出るまでの間は気にしていなかった色んな粗に気づくようになり、その改造もしたいという欲が出てきます。
旅をすればするほど新たな欲が増えていきますね(^-^;
とはいっても本筋は日本一周。
ブログばかり、観光ばかりはしていられません。
たまには距離を稼ぐだけの日も必要でしょう。
というわけで今日は午後発という事で、どこそこ見て回る時間はないだろうと思い移動メインにしようと考えたわけですが……
ルート上にチラつくんですよ。
明治天皇陵の文字がね……!
明治天皇伏見桃山陵
それでは行きますか。
明治天皇伏見桃山陵滋賀県に( •̀ᴗ•́ )
もう寄り道だらけです。
一向に距離が進みません、がそれも京都を抜けるまでのこと……!
寄り道こそ旅ですよ(自分に甘い)
という事で、急遽訪問が決まりましたが一体
そもそも明治天皇 伏見桃山陵とは何なのでしょう?
天皇・皇后・皇太后・太皇太后を葬る所を陵といい、伏見桃山陵は明治天皇の陵です。
我々でいう所のお墓ですね。
まあその他の皇太子や親王などの皇族を葬る所はしっかり墓と呼ばれているので陵と墓は区別されているのですが……
あくまでも我々でいう所の、ということで。
2019年には天皇皇后両陛下が伏見桃山陵を訪れ、即位の礼と大嘗祭を終えたことを報告する『親謁の儀』に臨まれました。
伏見桃山陵のすぐ隣には昭憲皇太后の伏見桃山陵があり、北西には桓武天皇の柏原陵があります。
あと階段がめっちゃ長いことで有名です。
230段あるらしいですよ。土合駅を思い出しました。
小学生たちは階段ダッシュで競争していましたね。
タフすぎる。
歴史的にも大変味わい深い神秘的な場所ですが、単純に広く、大きな杉並木に囲まれたこの場所は散歩にも絶好の場所です。
階段は一往復するだけでもいい運動になります( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
伏見桃山陵そばにあるの!? 乃木神社
贅沢な寄り道を終えたところでいい加減滋賀に向かおうかと思って歩いていると『乃木神社』の文字が。
乃木ってあの乃木希典!?
全くマークしてなかったので乃木神社が付近にあるなんて知りませんでした。
司馬遼太郎の「坂の上の雲」が好きで「殉死」も読んだことがあったので乃木大将の名前だけは聞きなじみがあったんですよね。カッコいい書かれ方はしていませんが……。
明治天皇の後を追って追腹(主君の後を追うために行う切腹)した乃木大将ですから、明治天皇陵の側に神社があるのはそれはそうだなと思います。
切腹が壮絶すぎるんですよね。よくイメージされる、腹を横一文字に切って解釈する切腹ではなく十字切腹というやり方をしているんですけど、これが腹を横に切り裂いてその後に縦に切り、最後は喉を突いて絶命するという。
戦国時代はこの切腹がポピュラーらしく、切腹の正しい作法だというんですから狂った時代だ……。
苛烈でオーディエンスとしては最も楽しみやすい時代ではありますが。
そういうダジャレみたいなおふざけする場では無いんですよ……!
と、一瞬思いますがこれは乃木御祭神が生前、栗を食べながらよく言っていたのだそう。
干した栗を臼で軽く突き、殻と渋皮を取り除いたものを勝栗と言って、出陣・祝勝の際に食す武士の習いなんです。
賛否両論の乃木希典の殉死ですが、その賛の力でこうして神社まで経つというまさに近代の神性ですね。
琵琶湖を目指して
寄り道は終わりです。
午後からの行動なのにいろいろ回りすぎました。
今日中に滋賀に入っておきたいのでさすがに自転車こぎます。
道中、大変なんですがそんな場面はブログ的に面白くないというのと、後はシンプルに疲れていて写真すらとる気力がないので伝えられることがあまりないんですよね。
不法投棄除けのダミー鳥居。
これで実際に不法投棄が減ったケースもあるのだとか。
無宗教を自称しがちな日本人ですが、鳥居前にゴミを捨てるのを後ろめたく思うくらいには神道の精神が浸透しているんですよね(マジで駄洒落のつもりではありません)。
にしてもこの括り付け方は鳥居が磔刑くらってるようでシュールでしょう。
鳥居フェンス側でパシャリ。
琵琶湖の南端、大津の地名が見えてきました。
時間が許すならばこういうところに建っている神社も行ってみたい……!
次の目的地はこれ。その次はこれ。とがっちり決めて回っていると結局効率の良い移動を求めてしまって、せっかく無職になってまで旅をしているのに悠々自適とはかけ離れた行動になりがちです。
個人経営の町のお弁当屋さん的なところで晩飯を買ってきました。
唐揚げのり弁。結局こういうのがイチバン美味いんです。
空腹なのもあってちょっと涙ぐむくらい美味かったです。
小雨が降っていたのでなんかいい感じの橋の下で食べてます。
(後で調べたら日本三古橋の一つ瀬田唐橋でした)
近くに東屋のあるベンチを見つけたのでここで一夜過ごすことにします。
この度始まってようやく初めての野宿。
徐々に旅人としての感覚を身に着けていきましょうか。
それでは、ベンチでブログを書きながらおやすみなさい( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
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