2023-7-17
御嶽山は江戸時代から御嶽講で賑わった信仰の山。2014年の噴火以来、長らく入山規制の敷かれていた山ですが2018年秋からようやく頂上に立てるように。ロープウェイもあり、3000m越えの山ながら比較的容易に登りやすい山です。自転車で近くを通るとあれば登らない手はありませんね!
御岳ロープウェイへアクセス
塩尻市からおはようございます。今日は御嶽山へ登山に行きますよ!
公共交通機関でアクセスする場合最寄りの駅は木曽福島駅で、昨日まで近くにいたのですが当日は天気が悪かったこともありいったん塩尻市まで進みました。今日、電車で塩尻駅から木曽福島駅に戻りそこからバスで御嶽ロープウェイまでアクセスします。
塩尻駅に着いたら面倒な旅用から登山用の装備へのスイッチを終えていざ乗車。
電車も久しぶり~……でもないですね。亀山で乗ったばかりでした( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
木曽福島駅 到着。
ここから御岳ロープウェイ行きのバスに乗ります。
駅前のこの乗車券売り場で往復のチケットを購入しておきましょう。現在7:40でバスは8:40発なので一時間くらい待ちですね。結構長い……。
バスが来たら一時間弱揺られて御岳ロープウェイ到着。
今日は月曜日ですが祝日なので16:55まで帰りのバスありますね。余裕をもって登山できそうです。
ロープウェイのチケットを購入したら
さっそく乗り場に参りましょう。天気良すぎる……。
あれが御嶽山ですか。ワクワクさせてくれる山容じゃないですか( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
では文明の利器を使用してショートカット。
ロープウェイ終着点の飯森高原駅に到着。登山者のマナー、登山届を書いて
御嶽山登山、開始!
御嶽山登山
10:00 飯森高原駅
山日和!ガスるのだけが怖いですね。コースタイム的には往復5時間くらいの山なので登頂は12時頃になりそうです。
まずは行場山荘を目指して歩いていきます。
ウッドチップの撒かれた遊歩道がめちゃくちゃ足にやさしい。゚(゚^ω^゚)゚。
10:15 行場山荘
歩き始めて10分ほどで行場山荘に到着。
立派な小屋ですね。しかしまだ休憩には早すぎます。先に進みましょう。
山荘近くには覚名霊神を祀る社殿が。覚名は御嶽山を開いた尾張の行者です。
行場山荘からは斜度の上がった針葉樹林帯の登りがしばらく続きます。
いつしかダケカンバなどの広葉樹林に変化したと思ったら、笹の茂った道になり八合目の女人堂に到着です。
10:50 女人堂
女人堂は明治初年から営業されてきた御嶽山で最も古い山小屋。かつては八合目金剛童子より上は女人禁制であり、女性たちはここのお堂で参拝したことから女人堂の名前がついています。
女人堂裏。
女人堂でも休憩は水分補給程度に留めて先に進みます。
もう森林限界に達した所でしょうか。周りはハイマツくらいしかなく一気に展望が開けてきました。
御嶽全山総霊神之碑。霊の依代として建立された霊神碑がいくつも目に付きますね。
小屋が二つ見えています。すごいところに建っているな……。
北アルプス最南端の百名山・乗鞍岳もバッチリ見えていますね! 天気が問題無ければ明日登りに行くつもりです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
結構きつい登りですが大峯奥駈道以来の登山だからでしょうか。日帰り装備という事もあってめちゃくちゃ足取りが軽いです。
11:40 石室山荘
石室山荘到着。
なんとここは登山道の一部。中を通って山頂を目指します。
石室山荘を抜けたあたりの所。
景色が荒涼としてきましたね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
まさに火山という景色。たまりません。
山頂直下には頑丈なシェルターが。2014年の噴火では実に58人の犠牲者と5名の行方不明者を出すという日本における戦後最悪の火山災害が起きてしまいました。
慰霊碑に手を合わせていきましょう……。
噴火警戒レベルに関わらず火山に登ることはそれ自体がリスク。噴火被害というのは決して他人事ではないという事を改めて感じさせられます。
側の階段を登ればもう山頂の剣ヶ峰。
12:15 御嶽山(剣ヶ峰)登頂!
御嶽山(剣ヶ峰)登頂です!
2時間弱での登頂、だいぶコースタイムを捲けています。このまま下山すれば4時間切りそうですね。
とりあえず記念写真をパシャリ。
中央アルプスを眺めながら行動食たべてエネルギー補給しますか。
なんか山頂で凄い音するなと思ったらドローンが飛んでいましたね。私もドローンで撮った画をブログに載せたいなぁと最近思うようになってきました。
なんとなくドローンの着陸する瞬間を撮っていたのですがこのあとこの女性はドローンのプロペラに手を突っ込んで着陸失敗となりました。怪我が無くて良かったですΣ(゚ロ゚;)
荒々しくも美しい、火山の良さが詰まった景色に大満足( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
マジでどえらい再会
山頂からの景色を楽しんで、そろそろ下山するかと階段を下ろうとした時でした。
あれ、○○?
ええ……!?
いきなり私の名前を呼ばれてめちゃくちゃビックリ。私の事を呼んだのは前職の先輩のNさんでした。マジかよ。日本一周を始める前は長野県でサラリーマンをしていたのでもしかしたらどこかで会うこともあるかもな、と少し思ってはいましたが……。まさか長野での登山一発目で出会うとは( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
会社の登山部でちょうど今日御嶽山に来ていたとのこと。といっても来ていたのはNさんと登山部の部長の二人だけでしたけど。Nさんとも部長とも退職して以来初めて会いましたね。
どんな縁でしょうか。せっかくの再会なのでこのあと行動を共にすることに。
もうあとは下山するだけだったのですが、面白い流れになってきましたね( •̀ᴗ•́ )
山頂から離れると、まずはお昼ご飯を食べるために二の池ヒュッテへ。担々麺が有名なヒュッテなんですって。
13:10
二の池ヒュッテ到着。
しかし担々麺は終了。゚(゚^ω^゚)゚。
ここの担々麺はとても人気ですぐ売り切れてしまうんですって。この日は30食限定だったか、午前中には無くなったそうです。
ちまきが残っていたようなのでそれを頂いて小休止。
プオーッ!という音が聞こえたので外に出てみたらヒュッテのスタッフがほら貝を吹いていました。宿泊客が出発するときにはこういうことしてくれるんですね。面白い( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
13:30 二ノ池山荘
ヒュッテを出て、お昼ご飯を求めて次に向かったのは二ノ池山荘。
駐輪お断りとは?
チャリで乗り付けられるんですかここは( ´艸`)
ご飯ものがまだ売られていて助かりました。カレーを頂いて空腹を満たします( •̀ᴗ•́ )
二ノ池山荘には2014年の噴火時に落下してきた噴石が置いてあります。厳かな気持ちになりますね。犠牲者のほとんどは噴石による外傷が原因で亡くなっています。
二ノ池山荘を出た後、三ノ池に行こうか迷っていましたが下りのロープウェイに間に合わなくなるという事で下山。三ノ池の写真はこのチラッと見えたものだけですが確かに綺麗そうですね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
歩くのが楽しそうな縦走路です。
雲も出てきましたが光の差し方がいい塩梅( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
14:10 石室山荘
石室山荘を通過。
14:55 女人堂
女人堂でちょっぴり休憩です。下りは異様に長く感じますね。
女人堂の杖洗いの石。
この偽ハム太郎いいですね。
15:35 行場山荘
行場山荘までくれば飯森高原駅まではもうすぐそこ!
ウッドチップの道が本当に足への癒しですね。
16:00 飯森高原駅
ロープウェイ到着。
これにて登山完了です!( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
夕食までご一緒に
下山後、なんとNさんの車で塩尻まで送って頂けることに。とても助かります。゚(゚^ω^゚)゚。
塩尻に向かう前にまずは温泉で汗を流します。退職前にNさんと谷川岳に登ってこうして温泉に入ったことを思い出しますね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
温泉の後は塩尻の焼肉屋さんに連れてきて頂きました。
タンの分厚さ……。
贅沢なものを食べさせてもらっています。゚(゚^ω^゚)゚。
お二人と久々に会って話すことは今の職場の変化だったり、私の旅の事だったりで話題は尽きません。かつての職場、登山の趣味も同じとなるといくらでも話すことはありますからね。
旅の事や登った山の事を話してながら食べていると箸もすすんであっという間に完食。お酒でも飲んでゆっくり過ごしたくもなりますが今日は連休の最終日。お二人は明日から普通にお仕事があります。お気楽チャリダーとは違いますからね。20時過ぎにはお開きになりました。
食後は自転車を停めている塩尻駅まで送って頂きました。今日はありがとうございます。声をかけてもらわなければ気づくことなく下山してしまっていたでしょうから。本当に奇跡の様な再会でした。いくつも名峰のある長野県の中で同じ日に同じ山に登ってしかも山頂で会うなんてどんな確率ですか( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
この旅で5本の指に入るビックリ再会ですね。こういうことがあるから旅はやめられません。そうした得難い出会いに感謝を。そして今日は車で送ってもらって、夜は焼肉までご馳走になってもう、本当にありがとうございました。
長野にはかなり長いこと滞在するのでまたどこかの山でお会いすることがあるかもしれませんね。またお会いできる日を楽しみにしています。改めまして今日はありがとうございました!帰りもお気をつけて( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
塩尻駅で部長、Nさんの二人と別れた後は昨日も野宿した公園で就寝です。公園で野宿するというだけでお二人はビックリしていましたね。会社を辞める人は珍しくないですけど、その一人である私がいまは家なき子やってるなんて確かに驚いてしまうかもしれません。慣れれば快適です。天気がいい時に限りますが(メ゚皿゚)
ここまで読んでくださってありがとうございます。
よろしければ以下のバナーをクリックしていただけると大変励みになります。
↑日本一周バナー
コメント