2022-10-20
山は一夜にして雪に覆われる……。東北の山はもう冬支度を始めているようです。目が覚めたら雪山と化していた飯豊山。冬から秋へのグラデーションを辿り下山します( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
飯豊山登山二日目
5:00 起床
冷蔵庫の様な気温。カイロを持って来ていて助かりました。もう山の上では雪山用の装備が無いと快適な睡眠は望めそうにもありません。毎回カイロで間に合わせる訳にも行きませんからね。
まあこれからの山との付き合い方は下りてから考えましょう。さて本日は下山するのみ。さっさと下りて東北編最後の山飯豊山を完全攻略と行きますか。
6:00 本山小屋
エライことになっとる!!!
一夜にして山頂付近は冬景色と化してしまいました。持って来ていてよかったチェーンスパイク。時に先行した方々の足跡を頼りに下山していきます。白く色づいただけで地形が変わるほどの積雪ではありませんがドキリとしてしまう風景です。冬の山は恐ろしい。
8:05 姥権現
姥権現の赤布が非常によく目立つ。ありがあやありがたや。
草履塚の登り返しがまた疲れる。そして暑い。雪にまで降られると体温調整がとても難しいですね。
冬の抜け道。また秋の世界に戻ります。
標高が下がるにつれて雪も減ってきました。雪が雨になるので煩わしさはより増しましたが(・`_´・)
今日は天気がよろしくない(๑-﹏-๑)
8:45 切合小屋
切合小屋にて雨宿り。待ったところで晴れる感じではないので行動食を食べたらすぐに出ます。
天気は相変わらず悪いのですが
けぶる山紅葉は決して悪くありません。
いやむしろ良い。シックな色合いの紅葉に妖しくガスが漂ってなんとも霊妙な雰囲気じゃないですか。
遠方は晴れているので本当に飯豊連峰だけに厚い雲がかかっているだけなのかも。三国小屋を越えればまた晴れに恵まれるかもしれませんね。
その三国小屋の姿も視界に入るくらいには進んできました。
こうして先行している人を撮ると危ない山道に見えます。実際油断できないポイントもありますが。
裂け目の向こうだけ晴れている……これはこれで風情がありますね。
三国小屋を越えたあたりで陽射しが差し込んできました。飯豊山だけが雲をかぶっているようです。
振り返ってみると、この飯豊山川の雲の厚さよ。゚(゚^ω^゚)゚。
まあ天気が回復してくれてよかったです。雨に悩まされないだけでも快適に下山できるというものですよ。
10:50 剣が峰
剣が峰を再び越えていきます。
山の背を歩いているかのような綱渡り。剣が峰は下るときに見る方が圧巻ですね。
12:30 下十五里
下十五里まできました。行きは急登でしたが下りだと幾分か楽です。
ここまでくればゴールはもうすぐ。
12:50 下山完了
御沢野営場に到着! これにて登山完了です!
計画段階で何度もスルーしようと思った飯豊山にこの旅の中で登ることができてとてもうれし
警察「すみません。少しお話聞かせてもらっていいですか?」
ひえ~。゚(゚^ω^゚)゚。
御沢野営場にお巡りさんがたくさん来ていて、下山した瞬間私も話を聞かれました。男の人の写真を見せられて「この日と山で見ませんでしたか?」とのこと。見覚えがある様な気がしましたがその人か定かではないことを伝えるとお礼を言われて聴取は終わりました。遭難でしょうか。こっちからあれこれ聞くのも野次馬根性丸出しでなんだか気が引けたので何も聞きませんでしたが。
炊事場で昼食のカップ麺を食べているとお巡りさんたちは山に入っていきました。こんな山奥でご苦労様です。
なんか聴取を受けて緊張しちゃいましたね。後半は旅の話しかしていませんでしたが。
わたし自転車で来ているんですよ~
といったら世間話になりました。
腹ごしらえ済ませて荷造りも済んだら下山しますか。登山の達成感に浸ってばかりいると日が暮れてしまいます。自転車も万全の状態ではありませんからとにかく人気のあるところに出なくては。
来た時は気づきませんでしたけどこの民宿街、折り返してみるとお疲れ様メッセージが掲げられているんですね。もうほとんど営業していないみたいですが。栄枯盛衰。多くの建物があることからかつての賑わいが想像できて、それが寂しさを引き立てますね。まだやっている民宿はあるのでしょうか。飯豊山登山前日にこのうちの一軒に「今日一泊できますか?」と予約の電入れたんですけど「?」みたいな反応されてめっちゃ恥ずかしかったです。
民宿街を出ました。あとはずっと下り。さらば飯豊山!
登山前日にお世話になったいいでのゆまで戻って来ました。温泉に入ろうか迷っているとお店の人に
「おととい来ていた人?」
話しかけられましたね。どうやら私の泊めていた自転車が印象に残っていたようです。人の記憶に残りやすい自転車ですからね……だから悪いことはできないのですが( ´艸`)
お店の人も今日こうして話して私が日本一周中だという事を知るという。「がんばってね!」と応援してもらって解散。温泉は……スルーしますか。日が暮れるかもしれないので(。◔‸◔。)
ようやく自販機を発見したので下山の儀ができます。コーラなくして満足なし。しかし自販機コーラ180円は腹立たしいですね。平地にしてちょっぴり山価格じゃないですか。
今日中にどこまで行くか迷いましたが会津若松まで戻ろうと思います。明日すぐに自転車を修理に出したいので今日の内に頑張って移動することにしました。
スプロケットに巻き込まれた荷縛りロープ、何とか漕ぐことはできるのですがペダルが空転しなくなってしまったんですよね。競輪のピストバイクみたいになってしまったといいますか。坂道でもペダルが高速で周り続けるので地味に走りにくいのです。゚(゚^ω^゚)゚。
道の駅あいづ
日が暮れた頃に道の駅あいづ到着。さて、ここは私の寝床たりえるか。
たりえませんでした(。◔‸◔。)
まだ移動しなくてはいけないようですね。
ここから移動するとなると……
快活CLUB 会津インター店(三度目)
快活CLUB 会津インター店(三度目)(੭ु *`∀´* )੭ु
三階も同じネカフェに泊まるなんてこの旅中は絶対もうないでしょうね。三連泊はあるかもしれませんが三回別のタイミングで止まるなんてそんなケース起こりようがありませんよ。会津若松思い出深い土地になりました。快活クラブによってねꉂꉂ(˃▿˂๑)
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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