【154日目】東北のラスボス『飯豊山』

2022-10-19

飯豊山は山頂に飯豊山神社のある信仰の山。どのコースを選んでも標高差が高いこの山は東北編のラスボスとしてふさわしいでしょう。コースタイムだけで言えば北海道のラスボス幌尻岳にも張りかねませんからね。そんなラスボスに挑む登山一日目スタートです!

目次

起床

おはようございます! 飯豊山登山の日が来ました。起きたくない! 結構寒いので。

しかし撤収しなければ行動できません。昨日は自転車トラブルがあったせいで行程が遅れていますから気合入れて行動開始します。

まずは昨日の内に到着するはずだった御沢野営場へ向かいます。野営場近くの道が通行止めになって一瞬ビビりましたね。野営場にはこれより手前で曲がるので問題なく行けます。

御沢野営場

一時間ほど自転車を漕いで野営場到着。さあ登山用にパッキングし直しますよ。準備ができたら朝ごはんのカップラーメンを食べます。ここでなら手持ちの水の消費が抑えられますからね。

ご飯も食べたらいざ出発。お留守番頼みました相棒(๑•̀ᴗ- )✩

飯豊山登山一日目

9:10 登山開始

天気は申し分なし。素晴らしい紅葉を拝めそうです。

右に折れて飯豊山の登山道に入っていきます。最初のチェックポイントは下十五里。

9:50 下十五里

古くは修験道の山だった飯豊山には要所要所に神仏が祀られていました。下十五里をはじめ中十五里、上十五里もその要所です。

容易にテントが張れますね。ここまで来たならそのまま下山するでしょうけど。

10:20 上十五里

中十五里も抜けて上十五里まできました。長い急登でしたね。まだまだ稜線には出ません。少し休憩してから先に進みましょう。

11:00 横峰

横峰からは傾斜が少し落ち着きます。バテないように歩いていきましょう。

11:20 水場

水場はまだ生きていました。

地蔵山分岐から三国岳側に向かいます。

「あれが飯豊山……美しい……」と思っていたんですよね。まだ飯豊山は見えてすらいないとも知らず(。◔‸◔。)

ただこの天気の良さはどういったことでしょう( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

悪天候に悩まされた登山ばかり最近流行っていたのでめちゃくちゃうれしかったです。゚(゚^ω^゚)゚。







12:00 剣が峰

剣が峰はその名の通り剣の腹を綱渡りするような場所です。鎖場もあるこのコース最難所。何度か死亡事故も起きている場所ですので渡る際は細心の注意を払いましょう。また剣が峰は絶景スポットでもあるというのが視線を取られやすくて危ないですね(。◔‸◔。)

12:20 三国岳避難小屋

三国岳避難小屋で休憩します。軽くお昼ご飯を食べましょうか。

小屋に表示されているこの三つの場所、全部今日行きます。

いい天気なので外で食べますかね。中に人がいるかもわかりませんし。

それにしてもようやく見えた飯豊山! 戦いはまだまだこれからです。



食事を済ませたら出発。三国小屋からはアップダウンの激しい稜線を渡っていきます。

梯子も慎重に。

13:30 種蒔山

種蒔山前は両端の切れ落ちた岩場や急登があるので妙に体力使わされました(メ゚皿゚)

大日杉からのルートと合流。登山客の姿も少し増えてきました。

飯豊山が雲に飲まれてしまいました。私が行く時には晴れていてくださいよ。゚(゚^ω^゚)゚。

切合小屋を発見。

13:45 切合小屋

切合小屋はスルーします。本日の宿は本山小屋ですので( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

光芒が神秘的。その調子で晴れてください。

14:30 草履塚

草履塚を越え次は姥権現まで下ります。

ナイス! その調子です飯豊山( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

冬の気配がしますね……もう、東北は雪に呑まれる……。





14:40 姥権現

かつては女人禁制だった飯豊山。大昔に小松のある女性がどうしても飯豊山に登りたいと山に入り、少し休憩しようと腰を下ろしたらたちまち全身が石になってしまったという昔話が伝わります。厳しい……。

14:45 御秘所

ここの岩場は東側が切れ落ちていてスリリングです。剣が峰ほどではありませんが油断せずに行きましょう。

15:00 御前坂

急登らしい急登はここが最後。何もかもが面倒になってくる頃ですが気をしっかり持って登り切ります。早く小屋でビールが飲みたいですねぇ……。








に゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!!!

長い!!!







登り切りましたァ! 雪ィ!

15:30 本山小屋

到着! 本山小屋

トイレと小屋が分かれていますね。深夜に用を足すのは凍えそう……。

本山小屋、会いたかったぜ。なんと10人以上も人がいました。冬一歩手前の飯豊山にまぁ。しかも平日だというのに。寂しくなくていいですね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

場所をとって必要な荷物だけ取ったら飯豊山のピークを獲りに行きます。

飯豊山神社に合掌。では行って参ります。

特に難しい場所もなくサクサク進みます。小屋からピークまでは片道15分くらいです。ただ小屋を始め山頂付近はかなり冷えますね。

冬の足音が近いです。

うねるねぇ雲。

15:45 飯豊本山山頂

飯豊山登頂! しろーーーい!!!。゚(゚^ω^゚)゚。

これだけでは帰れません。岩場の隙間に身を隠して風をしのぎながらベビースターピーをポリポリ食べます。気温の低さもさることながら風が爆風すぎるんですよね。

太陽はすぐそばにあるというのに。

いけそうかね飯豊くん?

飯豊山「厳しいです……」

厳しいらしいのでこれくらいにしておきますか……寒いし。










ということで東北編ラストとなる13座目の飯豊山
まさか本当に登ることができるとは。山頂はうっすら冬景色な飯豊山。あとは無事に下山するだけです。今日は本山小屋でお泊りなので、戻って酒盛りと行きましょう。

ヒ~寒い寒い。景色は美しいですが。

冬こそ山のツラが厳しいものに見えます。威圧感よ。

陽も局所的には差すんですけどね……。

小屋に戻る前に水を汲んでおきます。これがまた遠くて重労働。本山小屋から片道10分ほどです。すぐ小屋に戻りますよ。

むっ、あの山は……。

磐梯山でしょう君( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
いつもいい形してますね。


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冷え冷えの水汲みからもどったらようやく安らぎの時。ひとまずはピークも取れて小屋で休めて安心ですね。しかし下りるまで山は油断なりません。明日の無事を祈って寝るとします。今夜は冷えそうです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )











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