【114日目】犬パラダイス『秋田犬会館』(2022-9-9)

本日は秋田に突入!
秋田と言えば秋田犬ですね!

犬にまつわる場所を巡る一日となりました(U・ᴥ・)

目次

起床

屋根さえあればどこでも寝られる……。
という事で道の駅ひろさきからおはようございます。

昨日は偶然再会したぎんりんさんと同じ道の駅に泊まったんでしたね。
今後のルートを聞いてみると、本日もだいたい同じくらいの進み具合になりそう。

そうしたら今日の宿をもう決めてしまってそこでまた合流しませんか? という話になりました( •̀ᴗ•́  )
現地集合。初めての試みです。いっちょやってみますか( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

秋田へ

ということで私が先に道の駅を出発。

本日の終着点は同じでも移動ルートはちょっと違うんですよね。
人が違えば興味も違うので当然ですが( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

ゴールが決まっていると行動がテキパキしてきます。これが締め切りを切ることの重要性。事故に気を付けつつサクサク動いていきましょう。

我らが無人販売よ。きおうと梨を一袋ずつ購入。安くって涙が出ますよ。しかもしっかり美味いから最高です。これも青森にいる内だけなのでしょうか。こんな安くて美味い果物ばかり買っていたらもうスーパーで果物買えませんよ(´;ω;`)

国道7号線つかって大館に向かいます。青看板を確認するために止まると、目の前の路肩に車が停車しました。何事かなと思ったら

プロテインバーの差し入れをいただきました。私の日本一周の看板を見てわざわざ止まってくださったようです。ありがとうございます!

秋田突入ゥゥゥ!!!

カントリーサイン? カントリーピクチャーは秋田犬!

(U・ᴥ・)ワンワンオ!!!

そして今日の目的地も秋田犬関連。その名も秋田犬会館!ここには忠犬ハチ公の銅像「望郷のハチ公像」があります。ハチ公はここ大館で生まれた犬なんですよ(U・ᴥ・)

しかしきれいな川ですねぇ。最近晴れ続きで自然の美しさを堪能できるので気分が良いです。

む。大文字焼きって秋田の名物でしたっけ。

あと調べ

大文字焼きの風習自体は全国各地に存在します。
秋田県で行われる大館大文字祭りはその一つ。

大文字焼きとして有名なのは京都五山送り火などですね。

本日の目的地付近に来ました。訪問する前にコンビニでトイレを済ませます。

ついでに何の気なしに秋田の観光地調べていたんですけど……











!?

秋田の観光名所調べていたら秋田犬のキャラが出てきました(U・ᴥ・)





AI犬が観光案内ですと……。






このサイトかわいすぎるでしょう。ちゃんと質問に沿った観光場所を提案してくれますし。

もっと案内してください( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )






無職です……。゚(´つω•`。)゚。




秋田犬ツーリズム おすすめ観光情...
秋田犬ツーリズム おすすめ観光情報 秋田犬ツーリズムがおすすめする観光スポットをご紹介します。秋田犬の発祥の地である大館市をはじめ、北秋田市、小坂町、上小阿仁村エリアには様々な体験、歴史文化、温泉...

秋田犬会館

AIとじゃれている場合じゃないですよ!
今日はケツ決まってるんですからね。

という事でやって参りました秋田犬会館。

これがかの忠犬ハチ公か……。

(U・ᴥ・)キリッ

帰らぬ主人を待って10年間。かの有名なハチ公は現在、渋谷駅前のシンボルとなっています。

秋田犬会館って?

秋田犬の歴史や生態系など詳しい資料が展示されています。秋田犬保存会創立50年を記念して建設されました。日本の犬種団体では唯一の博物館です。

秋田犬会館

柔軟で人になれやすく恩を忘れない。敵には敢然と立ち向かう強さを持つ秋田犬はまさに人の友。天然記念物に指定されている多くの人に愛された犬種、それが秋田犬です。

秋田犬会館では秋田犬保存会会員の秋田犬が出勤しているんですよ。
オフィスにデカ犬がいる職場、最高ですね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )


秋田犬会館に入ってすぐの受付には……










(U・ᴥ・)ワンオ!!!

早速のお出ましです。オフィスど真ん中で泰然と構える姿は部長の風格。
職員さんに断って写真を撮らせてもらいました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

三階の秋田犬博物室に向かうまでの階段壁には多くの犬に関する記事が張られていました。

秋田犬と言えばブサかわ犬として世間に知れ渡った『わさお』もめちゃくちゃ有名でしたね。

あわせて読みたい

ライオンの様な毛並みを持つ長毛種のわさおでしたが、秋田犬標準ではこのような長い毛の秋田犬は失格とみなされてしまいます。展覧会の審査基準ともなるこの標準では「先天的に著しく短毛及び長毛」は失格に該当してしまうのです。

『外観』の項目では、雌雄で異なる体系のバランスや耳目、尾の形に、歯、牙、毛色など事細かに「秋田犬たるもの」の基準が定義されています。

秋田犬という血統を確立させる段階で、秋田犬にそぐわない子犬は何らかの形で処分されてきたという話もあります。秋田犬に限らず他の世界中の犬種が固定される過程ではこのような淘汰は往々にして行われてきた事なのです。

可愛い犬種。カッコいい犬種。いろいろありますがどの分野でもブランディングには血の滲むような戦いつきもの。比喩ではなく。

そんな歴史をこうした資料館で学ぶと私たちが享受している楽しさの裏にある苦労が透けてくるようですね。

博物室へ入室。マタギのジオラマがありました。

秋田犬の祖先『秋田マタギ犬』は東北地方の山岳地帯で飼育されていた山岳狩猟犬がルーツと言われています。マタギと生活を共にしながら狩猟のサポートをしていました。雪山でも疲れない体力。大型動物にも攻撃を加えるどう猛さ。秋田マタギ犬はマタギのパートナーにはうってつけの動物でした。

昭和12年にはあのヘレン・ケラーが来日した折、女史に秋田犬が一頭寄贈されたんですよ( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
11年後再来日した女史が謝意を表します。このニュースが広まったことで、戦後の混乱期ということもあって番犬の需要が高まり、秋田犬がブームに。雑種化した秋田犬までもが高額で取引され、昭和30年ごろまでに様々な秋田犬が売買されました。

その後わずかな純血種の秋田犬を土台に、本来の秋田マタギ犬に近づけていく努力があったことは少しふれましたね。その努力会って現代では大型犬種としての秋田犬の特徴が確立し、『秋田犬』の存在は広く世界に知られることとなりました。

ふむ。犬を祀る老犬神社ですか。惹かれるものがありますね……。

毛皮……。まあ毛皮にもなりますよね。この博物室で知識を付けた今は何とも言えない気持ちになります。

戦時中の食糧難時代は秋田犬にとっても冬の時代でした。飼育者に対する非難の目はもちろん。大型犬である秋田犬は食用としても狙われることになります。また軍用の防寒衣料用として毛皮を使うために捕獲されるという厳しい状況に。終戦後に純血種の秋田犬は十数頭しか残らないという始末。ここから現在の状況まで持ってきたのですから先人の苦労は計り知れませんね。

秋田犬会館、堪能しました。
最後に受付に戻り職員(犬)を拝んでから帰ろうと思います。

ホッホホ( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
ふさふさしとりますわ。

楽しく学びの多い時間でした。さらば秋田犬会館!

外にも秋田犬スペースがあったのでチラ見して出発します。

秋田犬には暑かろねぇ。

扇風機では焼け石に水な気温。いや、焼け犬に風……。

我々が震えるような気温が秋田犬にとってはベストの気候。残暑振るう9月はまだまだ調子あがらないでしょうねぇ……。体に気を付けてね(・`_´・)

忠犬祀る老犬神社

さて本日の用事は秋田犬会館だけだったので、あとはぎんりんさんと合流するために道の駅に行くだけなのですがまだまだ時間に余裕がありそう……。

という事で先ほど秋田犬会館の博物室で気になった『老犬神社』に行ってみようと思います。それほどルートを逸れずに行ける場所にあったんですよね( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

天気良し。体力も満タン! ならば行くしかあるまいよ( •̀ᴗ•́  )

???「別に……」

1時間も走らない内に老犬神社の案内板が見えて来ました。

しかし東北の雰囲気最高すぎる。ザ・風情。

老犬神社の駐車場に到着。

参拝客は私だけ。寂しいね。

境内まではガッツリ登山道という感じです。

森の奥にひっそりとたたずむ神社。人気も無くて神秘的です。

黒目が小さいと怖い……。

うお……雰囲気ありますね。

5分ほど山を登るこの老犬神社。
麓にも民家がいくつかあるだけなので、人気はなくシン……としています。

天気が悪いと結構怖いかもしれません。

老犬神社の由来は以下のようなものです。

定六は先祖の功によって領主から『天下御免の狩猟免状』を与えられたマタギ。これは他の領地だけでなく寺社内でも猟が認められる最強のライセンス。

そんな定六にはシロという飼い犬がいました。シロは狩猟の良きパートナー。
猟をするときはいつも一緒です。

ある日、定六は獲物を追って十幾里はなれた他領地まで入っていきます。すると突然数人の男たちに囲まれてしまいました。男たちは領内で発砲した定六を捕まえに来たのです。

しかし定六には天下御免の狩猟免状があります。
弁明しようとしたところでなんと今日に限って免許を持ってくるのを忘れていることに気づきました。

必死の弁明もむなしく牢へ入れられてしまった定六。捕らえられた定六は免状を取ってきてほしいとシロに頼みました。

思い通じて免状を取りに帰ったシロですが、家にいる定六の妻にはなぜシロだけ戻ってきたのか理解ができません。

ふたたび定六のもとへ戻ってきたシロ。定六は免状の場所を何度もシロに語り聞かせました。

また家へと戻ったシロは免状の置き場所である仏壇の下で激しく吠えました。ようやく免状の事を思い至った妻はシロに免状を持たせて送り出します。

簡易トイレがありますが利用するの勇気要りますねぇ……。

三度定六の下へ戻ってきたシロ。しかしその時定六は既に刑場の露と消えていたのでした……。

主人の死を知ったシロは幾晩も悲壮に吠え続け、放浪の末に一生を終えました。後にシロが没した場所では、通りかかった武士が怪我をするようになりました。

村人は武士に主人を殺されたシロの怨念だと恐れ、供養のために神社を建ててシロを祀りました。

老犬神社

地域の人々は長くこの悲話を伝え、シロの愛情を守り続けています。

いやシロに課せられたミッション重すぎ!

まず家と刑場までの距離十幾里て。一里4kmくらいですから40km超えですからね。

走れメロスのメロス宅とセリヌンティウスの刑場までが十里ですからそれ以上ですよ。

この間シロは2.5往復してますからセリヌンティウス2度救えますわ( ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )

なんで免状忘れるよ定六よォ……。
それだけのハードミッションが実を結ばなかったんですからシロの無念は察するに余りあります。

ハチ公以外にもある忠犬の物語。実際にシロを祀った神社を参拝することでより深く感じることができたように思います。よき参拝でした。しかし悲しい(๑-﹏-๑)

寝床へ向かえ

さあ今日のゴールへ向けて再び自転車漕いでいきましょう。
青看板に次の目的地の名前が見えて来ましたね。

そう、次に登る山は百名山の八幡平
首を洗って待っていなさい……( •̀ᴗ•́  )

夕食を買いにツルハドラッグへ。そこで見つけたこのやきそば。


やきそば弁当……?
やきそば弁当じゃないですか!
あなた今までどこ行ってたんです!


秋田で売られていると「北海道限定!」のパッケージが面白く感じますね。

そんなこんなで道の駅かづのあんとらあ到着!
どこぞのプロサッカークラブの名前がチラつく道の駅ですね……。

それにしても今日は80kmほど走って、観光もして、17時前には寝床に到着しているというかなりちゃんとした日になりました。道の駅自体も休憩室ありの素晴らしいところ。

薄暗くなったころにぎんりんさんも到着。無事に合流できました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

早めに寝て明日に備えるとしましょう。
そろそろ次の山である八幡平も射程に入りそうですからね(・`_´・)

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