2024-9-20
百名山バイク旅89座目「両神山」
標高2000m未満ながら鎖場の登下降たっぷりのちょっぴり注意がいる山です。しかしそんな岩稜を超えた先にあるパノラマは素晴らしいの一言。森深い秩父にあってこれだけの展望を得られるとはと驚きました。今回の秩父エリアの登山、山頂からの景色の良さは両神がナンバーワンかもしれません。
下山してからはようやく秩父を離れて群馬へ北上。ここで同期の2022年度旅人たちと再会し、長い事語りあかしました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
両神山登山
5:05 日向大谷第一駐車場
天気待ちを経て両神山へいよいよアタック。長らく世話になった秩父エリア最後の百名山となります。締めに相応しい山であることを祈るばかりです。
昨日駐車料金を払いに来た両神山荘までサクッと登り
畑地を横切って登山道に入ります。
山頂まで5.6km 距離だけで言えば雲取山の約半分ですが少々登りが険しいと聞くので単純に雲取りの半分の時間で登る、とはいかないでしょうね。
鳥居をくぐって右手の傾いた社で安全祈願。
杉林の登山道に突入したらいきなり鎖場の登場です。序盤でもう鎖場。先の険しさを予感させるじゃないですか(^-^;
5:35 七滝沢コース分岐
七滝沢コース分岐ですが七滝沢は崩落のため通行禁止。そのまま進むと左下にテーブルとベンチが置かれている場所に出るので小休止に良いかもしれませんね。まだ歩いて30分ほどなので休憩は取らずに先に進みます。
不動明王像発見!
不動明王ってなんか水場近くにいる事が多いような気がするんですけど気のせいかな……。白嶽(対馬)の洲藻登山口にいたり、沢筋を辿る高妻山のコース名は一不動ですし。
6:20 八海山
八海山と言えば日本酒か越後三山の一角ですね。どんな由来があってここが八海山なんでしょう。
八海山から徐々に沢から離れて明るい林の中を登っていきます。緑色が気持ちいいですねぇ。
6:40 弘法之井戸
水場の弘法之井戸。四国遍路でお世話になった弘法大師は井戸掘り伝説に事欠きません。
水場を過ぎると――
6:50 清滝小屋
コースのほぼ中間地点となる清滝小屋に到着です。
山小屋ですが休業中なので避難小屋として利用できます。
避難小屋にするには立派すぎますね。めちゃくちゃ快適に過ごせるでしょうよ。
トイレも綺麗で助かります( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
登山道は小屋の裏から続いています。急斜面をつづら折りで登っていく区間。無心で足を動かします。
7:10 鈴が坂
鈴が坂をこえると鎖やロープが登場。
時には、鎖場と言いつつパイプで組まれた階段がかかっていたりしますがこれはこれでありがたい。
7:25 横岩
小さな祠が祀られた横岩。
ここからさらに10分ほど登ると
7:35 両神神社
両神神社に到着。
のっぺりと丸みを帯びた狛犬。これはオオカミらしいです。
神社からは緩やかな尾根道をアップダウンし進んでいきます。
いくつか岩場を越えていくと立派なテーブルの置かれた休憩所。ここまでくれば山頂はすぐそこ。
アカヤシオのトンネルを抜け
岩壁を鎖でよじ登っていくと
8:05 両神山山頂
両神山登頂です!
やったね!
山頂の景色は素晴らしいの一言!
富士山も見えますね。
八ヶ岳まで見えていますよ。
これは蓼科山か。
眼福眼福。両神神社奥宮の小さな祠に手を合わせたら下山を開始します。良い景色をありがとうございました。
そう思って下山したらこの景色ですよ。いやこっちの方がめちゃくちゃ良くないですか。登りの時は気づきませんでしたが頂上付近の方が絶好のビュースポットじゃないですか。
そして改めて武甲山カッチョイイですね。二百名山に名を連ねるのも納得です。
最高の景色を楽しんだ後は黙々下山。
無事に登らせてくれてありがとうございましたm(__)m
両神山荘を経て
10:50 下山完了
下山完了!
お疲れ様です!
さっさと銭湯で汗を流したいところですが、パッキングし直しが面倒くさすぎてベンチで長めの休憩タイム。この登山後の片付けが毎回億劫なんですよね。こういう時、自動車勢が羨ましく感じます。車で細い道路通って登山口に来る苦労を思うと車が楽とは全く言えませんが。
めんどうなパッキングを終え一昨日来たクラブ湯へ再訪。番台のおばちゃんが気さく楽しい銭湯です。また秩父に来たらこの銭湯で汗を流したいですね。
同期の旅人と群馬で再会!
夕暮れ時に秩父を発って群馬県へ北上。到着したときにはすっかり日が暮れてしまっていました。もう夕食を取る時間なのでジョイフルでディナータイムです。
え!?
何ですかこの豪勢なテーブルは!?
今日は一人寂しい夕食じゃないよ
そう、群馬県にやってきたのは次なる山への通り道というのもありますが一番はこの地にいる旅人の同期と会う為です!
本日時間を作ってくださった、私と同じ2022年度の旅人のお二人がこちら!
おいかわさんとあきやまさんです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
3人の旅人が群馬に集まりました。@fawtMT @akiyamamineyuki pic.twitter.com/WEf3m97Rgn
— おいかわ (@akito_oikawa_) September 21, 2024
おいかわさんは私と同じチャリダー。初めてお会いしたのは北海道でしたね。
あきやまさんはカブで日本一周された旅人で初めてお会いしたのは秋田県でした( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
三人ともお互いに面識はありましたが一堂に会するのはこれが初めて。同期達とこうして集えるなんて嬉しいことですね。
まあ旅の開始年は同じでも私は一年留年の2023年ゴールではありますが。゚(゚^ω^゚)゚。
再会してからは食事をしながらの近況報告。また今後の展望など話題には全く困りません。日本一周をした者同士という共通項だけで話はいくらでも派生していきます。
おいかわさんはつい先月まで歩き遍路を行ったばかりというホカホカの旅人。真夏に歩き遍路とかタフすぎますね。現在は当時の記憶を振り返りながらお遍路体験記をブログで綴っている最中です。私も毎記事楽しみに読ませてもらっています。
私も自転車でですがお遍路をしたものとして共感できるお話が沢山ありました。
本尊、薬師如来めちゃくちゃ多くなかったですか?
「おんころころせんだりまとうぎそわか(薬師如来の真言)」ですね笑
そう「ころころ」!
共感できる話の例がこれかよ。
他にもおいかわさんのお遍路ならではの面白エピソードをたくさん聞かせて頂きましたが、ここで詳らかにするよりはおいかわさんのブログで堪能していただく方が何倍も面白いと思うので是非ご覧になってください。
あきやまさんは再び旅に出ることを計画しており、そのための資金集めに現在勤しんでおられるとのこと。日本一周は自転車でやりましたが、現在はバイクで百名山を巡っているということもあり、あきやまさんがされるようなバイク旅の良さはよく理解できます。
いかなる手段であれ日本一周なんてものをやってしまった人間はその後どんな生き方をしようとも旅人マインドからは抜け出せないような気がしますね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
旅に生きる人生、男のロマンそのもの( •̀ᴗ•́ )
・・・・・・
話題は尽きず、ジョイフルの閉店時間も迫ってきたので河岸を変えてあきやまさんのお宅へ。あきやまさんの御厚意でしばらくこちらでお世話になることになりました。本当にありがたいことです。
結局この日は夜中の3時頃まで話し込んでしまいました。こんなに話したのは久しぶりです。しかし楽しかった。良い夜を過ごせましたね。旅で最も価値のある時の一つは旅人と語らう夜であることは間違いないでしょう( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
群馬滞在、すばらしいスタートを切れた一日でした。
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