2023-8-21
鹿島槍ヶ岳と五竜岳をつなぐ三大キレットのひとつ、八峰キレット。かつては難路が連続する山のエキスパートのみに許されたハードコースだったようですが、現在は梯子や鎖が取り付けられており、ハゲ上がるほど厳しいコースではないようです。といっても後ろ立山連峰きっての難コースであることには変わりはありません。この八峰キレットとそれが繋ぐ百名山、鹿島槍ヶ岳と五竜岳を堪能し尽くす縦走二日目。非常に贅沢な一日でした(੭ु *`∀´* )੭ु
朝焼けの剱

鹿島五竜二日目の始まりです。今日も午前中は天気がよさそうで助かりました。
昨日は日が暮れてあともしばらく雨が降っていて、雷もゴロゴロ。午後に雨が降るとはいっても夕方にはいつも止んでいたのですが昨日は悪天候が長引きましたね(。◔‸◔。)

日が昇り始める前に面倒ですが冷池山荘まで出向いて今日の分の水を給水しておかねば。

スタッフさんが給水してくれるのですが途中で水が切れてしまいました。ホースを入れ替えるという事でスタッフさんいったん退席。

待っている間にどんどん空が明るくなっていきます。ホースの入れ替えがしばらくかかりそうなのでベンチまで出て景色でも撮りますかね。

日の出はもう少し。

目の前に見えている山が鹿島槍ヶ岳です。待っていなさい鹿島……( •̀ᴗ•́ )

さあ一日の始まりです。
お日様が顔を出した頃にスタッフさん帰還。水を入れてもらったら再びテント場に戻ります。

小屋泊まりの方もベンチに出て朝焼けを楽しんでいます。私も早くテント場まで戻って撮るものを撮らねば( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

テント場に戻って来ました。種池山荘いいところに建ってますね( •̀ᴗ•́ )

昨日歩いてきた爺ヶ岳方面も稜線がくっきり。空気が澄んだ朝の山は最高ですね。爺ヶ岳も良いのですが私が見たいのは

こちら!

剱岳!
私を日本一周に繰り出させることになった魂の山『剱岳』!


冷池山荘のテント場は目の前に剱岳があるんですよ。最高すぎるでしょう( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
昨日はテント場についた時点でもう一面ガスだったので紹介できませんでしたが、この展望が冷池山荘のテント場の魅力ですね。


まあ見晴らしが良い分、荒天時には風の影響をもろに受けてしまう場所なのですが(^-^;
昨日は大雨でしたけど風はそこまででもなかったので助かりました。


さあお日様も完全に顔を出して山が赤く染まるモルゲンロートの時間です( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )


朝からこんな素晴らしい立山、剱岳が拝めるとはなんという贅沢。


赤みが薄れるまで見入ってしまいました。
最高の朝ですね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
鹿島槍ヶ岳~五竜岳縦走 二日目
5:30 冷池テント場


朝焼けを拝んでいたらちょっと遅めのスタートになってしまいました。今日もどうせ午後から天気が崩れるでしょうからあまりモタモタもしていられません。なんてったって今日は北アルプスの難関、八峰キレットを通過する日ですからね。天候が安定している内に通り抜けなければ危ないです。


八峰キレットはこの美しい双耳峰の鹿島槍ヶ岳を越えた先にあります。こうしてみると穏やかな避難ですけどね。夏山が牙をむくのは午後からです。゚(゚^ω^゚)゚。


鹿島槍ヶ岳を目指して歩いていると草むらからガサガサと音が。
音のする方に目をやると北アルプスのアイドル、ライチョウさんがいました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
ガスっていると草むらから出てくる鳥ですから、晴れた日にはあまりお目にかかれないのですが、今日は早朝から出会えましたね。縁起が良いです。


ライチョウを撮ったら先に進みます。鹿島槍ヶ岳の頂上はもうすぐです。
6:10 布引山


登頂! さっそく荷物を下ろして記念撮影、と思って標識を見てみたら



布引山!?
私が鹿島槍ヶ岳だと思っていた山は布引山でした。まだ先かい。゚(゚^ω^゚)゚。


鹿島槍ヶ岳ではありませんでしたが展望は大したもの。振り返れば三つのピークが特徴的な爺ヶ岳が。


種池山荘もまた映えるところに建っていますね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )


風景観察がてらの休憩が終わったら今度こそ鹿島槍ヶ岳を目指して再び登っていきます。


今度こそ鹿島槍ヶ岳、だよね?。゚(゚^ω^゚)゚。
6:55 鹿島槍ヶ岳[南峰]


布引山から岩礫の道を登って行けば鹿島槍ヶ岳[南峰]登頂です!


鹿島槍ヶ岳[南峰]の展望はさらに素晴らしい!
360度の大パノラマです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )




爺ヶ岳から針ノ木岳に連なる後立山の主稜線。


北東には鹿島槍ヶ岳の特徴的な双耳峰を形成する南峰の相方、鹿島槍ヶ岳[北峰]。


そして北には今日のメインディッシュ!
鹿島槍ヶ岳と五竜岳をつなぐ三大キレットのひとつ、八峰キレットが(੭ु *`∀´* )੭ु


手前から五竜、唐松、白馬と名だたる名峰たちが連なっている極上の縦走路。




この雲上の険路を今から行くのですね。ドキドキワクワクです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
心行くまで鹿島槍ヶ岳の頂上で写真を撮ったらいよいよ八峰キレットに向けて歩き出します。


シレっとライチョウが登山道にいるのでめっちゃビックリしました。゚(゚^ω^゚)゚。
後立山のライチョウは警戒心が特に薄い気がします。


小鳥もいてなんだかお得な感じ。


凛々しいぜサンダーバード。なんだかここらへんで会うライチョウは丸々と太っている気がしますね。夏も終わりに近づいてお肉をため込み始めたのでしょうか。
7:45 吊尾根


吊尾根は鹿島槍ヶ岳[北峰]と五竜岳の分岐。せっかくですから北峰も登っておきます。
7:55 鹿島槍ヶ岳[北峰]


吊尾根から10分弱で鹿島槍ヶ岳[北峰]に到着。


南峰よりもド正面に八峰キレットを視界に収めることができます。八峰キレットの美しさを見るなら南峰。恐ろしさを見るなら北峰という印象。


南峰の方はガスに食われてしまいましたね。まだ8時だというのに今日のガスは上がって来るのが早いです。そろそろ移動しましょうか。


北峰を下るといよいよ八峰キレット。昔は難路が連続する山のエキスパートのみに許されたハードコースだったようですが、今はこのように梯子や鎖が取り付けられているので、ハゲ上がるほど厳しいコースではないようです。


「いやそれにしてもだろ!。゚(゚^ω^゚)゚。」みたいな道ではあるので、今でも後ろ立山連峰きっての難コースであることには変わりはありません。


うん。


ぜんぜん油断なりませんね!。゚(゚^ω^゚)゚。
とにかくミスをしない様にゆっくり、慎重に進んでいきましょう。


キレット小屋が見えてきました。八峰キレット唯一のオアシス。この小屋以外に水場はありません。
9:05 キレット小屋


鹿島槍ヶ岳[北峰]から一時間ほどでキレット小屋に到着。北峰からは近いんですよねこの小屋。ここでテント泊出来たら八峰キレット越えも幾分か楽になるのですがあいにく小屋泊のみです。


コーラを購入して休憩。命の水よ……。


ベンチに座るといくらでも休憩したくなってしまいますね。怠け心に喝を入れキレット小屋を離れます。


しかし改めて見てもキレット小屋、すごいところに建っていて笑う。スーパー穂高岳山荘でしょうこれ( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )


10:40 北尾根の頭


ちょっとしたピークの北尾根の頭に到着しましたが完全にガスに覆われて展望はありませんね。雨が降らないのであれば日中のガスはありがたいです。最近はずっと陽射しが強いですから(^-^;


ガスに包まれると八峰キレットがよりおどろおどろしく感じられます。


梯子で急降下。


痩せ尾根を渡り、


どんどんと五竜岳に向かって標高を稼いでいきます。


だいぶガレ場になりました。ここより下に登山道はありませんが一応岩を落とさないように丁寧に足を運びます。
11:40 G5




五竜岳に対するジャンダルム(前衛峰)であるG5までは切り立った岩場で鎖場が連続しますが足場はしっかりしているので慎重に登ればおそるるに足りません。


少し道に迷ったのがこのポイント。


このどちらかに進むのかなと思ったら





そっちが正解なんかい!
というほぼ登攀みたいなルートで笑ってしまいました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )


ガスもより濃くなってきましたね。そんな時に現れる動物と言えばーー


そう、ライチョウですね。今日三度目よ(˃▿˂๑)


家族で来ていて4羽くらい確認できました。


普通に私の目の前を通って登山道を横切ったりしますからね。怖いものなしかここのライチョウは(▼∀▼)


ライチョウ一家と遭遇した後はなんとガスが晴れてきました。五竜日数いてきたところでこの青空。まさか青天の山頂を踏めるか!?


五竜までの最期の登りはガレ場のつづら折り。踏ん張りどころです。


そして無事に八峰キレットを越えました!
これで一安心ですね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )


そして五竜の山頂ももうそこに見えています( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
はやる気持ちを抑えて慎重に進んでいきーー
12:30 五竜岳


五竜岳登頂!( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
とうとうやりましたよ! この五竜岳で北アルプスにおける百名山は全て登り終えました!
まさか本当に北アルプスのすべての百名山に来れるとは思ってもいませんでしたね。本当は日本一周北アルプス編はジャンダルムに登れたらそれで十分だと思っていましたから。それだってリタイアする可能性があったわけですから今のこの結果はとてもうれしいです。


諦めないで挑戦してよかったですね。五竜岳自体もこうして山頂では青空を見せてくれましたし。


といっても本当に五竜岳の直上が晴れているだけで周りの山は全く見えないのですが。゚(゚^ω^゚)゚。
まあ今日泊まる五竜山荘のテント場はとても長めがいいところらしいので、そこからの景色を楽しみにしておきますか。


調子に乗って天気が崩れる前に五竜を下りテント場を目指します。五竜山荘までの道もけっこう険しいので八峰キレットが終わったと油断していると容易に事故ります。注意して下りましょう。登りもしかり。


なんとか雨に降られる前にテント場まで来れました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
13:50 五竜山荘


さっそく山荘でテントの受付。五竜山荘のテント料金の計算は一張2000円、一人2000円です。つまりソロでも4000円かかります。ちょっとキレ気味の私です。゚(゚^ω^゚)゚。
一泊4000円は中々のお値段ですよね。
8600円よりはマシですけども(^-^;




しかし情報通りテント場のロケーションは良いですね。労せず素晴らしい夕景にありつけそうです。


テントを張ったら五竜山荘でお買い物。買ったのがこの五竜山荘オリジナルTシャツです。あまりこういうご当地Tシャツみたいなのは買わないんですけど五竜山荘のだけはずっとほしかったんですよね。早く着てお披露目したい……。


テントの設営もお買い物も終わったら遅めの昼食をとってお昼寝。起きた時にはもう夕方でした。ガスもだいぶ晴れましたね。


良い夕焼けが見られそうです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )


幻想的でたまりません( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )


いやたまりませんね!
期待以上の美しさ、カッコよさ。五竜岳いい山過ぎるでしょう。゚(゚^ω^゚)゚。
あとテント場、小屋の位置が最高すぎる。
寝床付近からこんな景色拝めるなんてそうそうありませんからね。お値段はちょっとかかりますがそれでも一泊する価値のある場所ですここは。


いや満足満足。よい一日の締めになりました。あとはテント内でゆったり夕食にしましょう。明日は下山するだけの4時間くらいの行程なのでそこまで早寝早起きする必要もありません( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
美しい鹿島槍ヶ岳、五竜岳を拝み、八峰キレットという難所も越えて、非常に実りのある一日でした(੭ु *`∀´* )੭ु
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