2023-8-20
一週間の天気待ちを終え(一週間!?)とうとうやって参りました扇沢!
ここから日本一周北アルプス編最後のミッションである鹿島槍ヶ岳~五竜岳の縦走を始めます。この二座を登れば北アルプスの百名山はコンプリート。気合を入れて参りましょう。初日は鹿島槍ヶ岳直前の冷池山荘まで進みます。
信濃大町駅で目覚め
え、デジャヴ!?
というくらい見たことのある構図。
信濃大町駅からおはようございます。裏銀座縦走の時もこのベンチで仮眠をとっていましたね。
今回は七倉山荘ではなく扇沢駅に向かいます。
信濃大町駅から扇沢駅までは片道1650円。始発が今の時期は6:15ですね。まあ7時には行動開始できるかな、という塩梅。
バスで扇沢駅へ
6:50に扇沢駅に到着。ここも懐かしいですね。以前、下ノ廊下へ行った時に扇沢駅には来たのでした。下ノ廊下は私の登山経験の中でも確実に5指には入る素晴らしい場所です( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
行動開始前に破砕帯のおいしい水を補給。ネーミングに笑ってしまう。破砕帯というのは関電トンネル掘削の際に立ちはだかった僅か80mほどの地帯です。ここを突破するのに約7ヵ月かかったという凶悪区間なのですが、そこの水に「おいしい水」とか名付けられるとクスッとしてしまうでしょう( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ ;)
鹿島槍ヶ岳~五竜岳縦走 一日目
7:10 扇沢駅
まずは扇沢駅を下って登山口の柏原新道へ。
7:25 柏原新道
10分ちょっと歩けば柏原新道。扇沢から爺ヶ岳南斜面を登る柏原新道は、今日テントを張る予定の冷池山荘の二代目である柏原正泰氏が切り拓いた登山道です。
柏原新道は歩きやすい道で、ここから種池、爺ヶ岳を経て鹿島槍ヶ岳を往復するコースが人気です。
8:00 八ッ見ベンチ
樹林帯をジグザグと初っ端から急登で疲れます。八ッ見ベンチで水分補給のために小休止。
ベンチから見えるのは岩小屋沢岳かな? ちょっと展望が開けてウキウキしてきました。
休憩したら移動再開。柏原新道は歩きやすいですが崖もあるので注意です。
扇沢駅があんなに遠い。一時間ちょっと歩いてだいぶ遠くまで来ました。
一枚岩、
石畳など柏原新道には地形の特徴をつかんだ標識がいくつもあります。
石畳はまさに石畳という感じの道。
水平道は最高ですね。すべて水平道であってほしい。もうそれは登山ではありませんが。゚(゚^ω^゚)゚。
やさしさに包まれたなら?
目に映る全ての事はメッセージなんですよね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
9:35 アザミ沢
その名の通りアザミが咲くアザミ沢です。
通行注意のところは本当に通行注意という感じ。
崩れたガラ場の上を渡ったりもします。こういう所も下ノ廊下を思い出しますね。
油断せずに進んでいきましょう。
9:50 富士見坂
富士見坂というからには富士が見えるのでしょう。
見えません。゚(゚^ω^゚)゚。
富士見という名前がついた場所で富士が見えたためしがありません。
鉄砲坂では熊注意の看板。鉄砲でどうにかしてくれそうなイメージのある場所だ……( •㉦• )
鉄砲坂までくれば種池山荘はもうすぐです。
10:10 種池山荘
種池山荘到着。ここは針ノ木岳と爺ヶ岳の分岐点。
ピザが有名なんですね。しかし贅沢するポイントではないのでスルー。午後からは雨が降る予報なので早いうちに冷池山荘についておきたいです。
種池山荘前の広場からは針ノ木岳が良く見えるとのことですが、あいにくのガス。これが雨を降らせる前に冷池山荘に到着せねば。
冷池山荘は爺ヶ岳を越えた先。灌木帯を抜けると正面にはこのように見事な爺ヶ岳の山容を拝むことができます。
10:55 爺ヶ岳[南峰]
爺ヶ岳の南峰に到着。もうここから鹿島槍ヶ岳が見えるはずなのですがそれもガスが隠してしまっています。北アの午後は展望期待できませんね。織り込み済みです。
爺ヶ岳[南峰]というからには北峰もあるのですが爺ヶ岳にはさらに中峰まであります。中峰は巻くこともできるのですがせっかくですから通っていきますか。
中峰からドローンも飛んでおります。ドローン撮影、興味ありますねぇ。
11:15 爺ヶ岳[中峰]
爺ヶ岳[中峰]到着。展望は無し!。゚(゚^ω^゚)゚。
北峰はそばを通りますが山頂までの道が見当たらなかったのでスルー。
12:00 冷乗越
しかしそろそろタイムリミットという感じのガスの濃さ。しかしここまでくれば冷池山荘はもうそこです。
12:10 冷池山荘
雨が降る前に冷池山荘に何とか到着。
まずはテントの受付をしましょう。予約しているので安心です。
まあ盆休みも今日までという方がほとんどでしょうから埋まる心配はもともとしていませんけどね(。◔‸◔。)
水は小屋でスタッフの方が給水してくれます。1L200円也。テント泊すると水1Lは無料でもらえます( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
受付を済ませたらテント場に移動します。テント場が小屋から遠いのがちょっと残念なポイントですね。テント場には水場もトイレも無いのでまたここまで戻ってこないといけませんから。
10分ほど鹿島槍ヶ岳側に登っていくとテント場に着きます。予想通りのガラガラですがテント場はこれくらいの人数が過ごしやすくて好きです。完全に一人というのもちょっぴり怖いですからね(^-^;
さっそくテントを張って中で休みます。昼食をとったら水でも汲みに小屋に戻ろうかな、と考えていたらめちゃくちゃ大雨になりました。゚(゚^ω^゚)゚。
ギリギリセーフでしたね。あと30分行動が送れていたらビッショビショだったでしょう。早めの行動が大正解。明日もできるだけ早いうちに行動を終了させたいですね( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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