≪50日目≫長い!遠い!「皇海山」

2024-9-25

百名山バイク旅90座目皇海山

群馬県と栃木県に連なる足尾山塊の中心的な百名山。皇海の読みは「すかい」です。カッケェ。これが私のアナザー皇海( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

……なんて冗談を言う気も失せる長い登山道。日帰りで登る必要のある百名山の中で最長のコースタイム(以下CT)を持つ山は平ヶ岳の約12時間でしたが現在はこの皇海山のCT14時間がトップです。ふざけてくれる……!

かつては栗原林道からCT5時間ほどで登れた皇海山。その道は今ぶっ壊れているので遥か彼方の庚申山登山口からアクセスしなくてはいけないタフな山になってしまいました。

間違いなく私の今回の旅における大ボス。手間がかかりました。゚(゚^ω^゚)゚。

目次

皇海山登山

4:05 皇海山登山口

いよいよ始まってしまいまいたね皇海山登山。間違いなく今回の旅で最も疲れる一日となるでしょう。いつも5時発の登山ですが少し早めの4時出発。コースタイムでは14時間の行程ですからね。早めに歩いて12時間切れるかどうかといったところ。これだけ早く出ても下山するのは夕方かなというレベルの山です。マジで億劫。゚(゚^ω^゚)゚。

登山口からしばらくは舗装路歩きですが早々にゲートで封鎖されているので車でショートカットはできません。

5:00 一の鳥居

一時間歩いたら一の鳥居に到着。ここからようやく登山等といった雰囲気の道になってきます。

5:20 百丁目

一応記録のために写真は撮るものの暗くて露光時間が長いのでブレブレになってしまいますね。

5:25 鏡岩

鏡岩に着くころには日の光も十分差し込んでヘッドライトなしで歩けるレベル。

5:40 仁王門

なんだか道にめちゃくちゃ大峯奥駈道を感じるんですよね。奥駈と同じく、庚申山からの峰越えはかつて修験者の修行場だったようなので通じるところがあるのも不思議ではないのかもしれません。

5:50 旧猿田彦神社跡

旧猿田彦神社跡。かつてはここに猿田彦神社があったようです。ちなみに現在の猿田彦神社は今テントを張っているキャンプ場側にあります。

5:55 庚申山荘

旧猿田彦神社跡のすぐ近くに庚申山荘があります。今この山荘は休業していて使えないのですが。それがまた皇海山の登山を面倒にしている一因でもあります。まあ営業していたとしてもテント場が無いのでお高い山小屋泊の選択肢は私の中には無かったかもしれません(๑-﹏-๑)

庚申山荘を後にして先に進みます。滴る巨岩。ここを左手に進んでいくのですが垂れてくる水でちょっと濡れます。

梯子など出てきて急な傾斜が続きます。要注意区間です。修験道っぽいですねぇ。

6:30 一の門

鎖をよじ登り一の門。

すぐ近くに大胎内という小さい穴がありますがマジで這わないと通れないくらいの穴なのでスルー。長い行程ですからね。遊んでいる暇はなし!

6:45 富士見台

富士は見えん!

7:00 庚申山

7時ジャストに庚申山登頂。ピークには展望がありませんが

少し進むと視界が開けて当たりを見渡すことができます。

あれが私に苦労を強いている皇海山ン……!

7:30 駒掛山

目的の山に狙いを定めて先に進みます。ここからはいくつかのピークを越えていく稜線歩き。といっても日本アルプスのような森林限界を超えた空中散歩とはいきません。

一部鬱蒼とした笹をかき分けてひたすらに進みます。まあ笹も恵那山ほど長くは続きません。

7:40 地蔵岳

地蔵岳通過。どんどん行きましょう。

7:55 薬師岳

薬師岳通過。

日光白根山を確認! 名山の多いエリアだこと。

8:05 白山

百名山じゃない白山まで来ました。

皇海がだいぶ近づいてきましたね。

しかしその前にそびえ立つ鋸山。これを越えなければ皇海にはありつけないというわけか……手間をかけさせてくれる。

8:10 蔵王岳

ここが皇海山までの登山道で一番危ない鎖場かもしれません。

油断せずに慎重に参りましょう。

六林班峠への案内板が出てきたら鋸山はすぐそこです。

8:40 鋸山

鋸山登頂。皇海がより迫力たっぷりに感じられます。

ここまでで結構疲れました。山で鋸の名前の付いたところはロクなところがない。あと「天狗」と名の付くところ。険しいんですよ大体。゚(゚^ω^゚)゚。

9:10 不動沢のコル

鋸山と皇海山の鞍部。

「単独行動は絶対にするな!」とのお触れが(´;ω;`)

当方ソロです、申し訳ない。ちょっと古めの注意書きにはソロ登山をとがめる文言がけっこうありますよね。国宝の投入堂も一人では参拝できませんがそれも登山道が厳しいから一人では歩かせられないという理由ですし。

そんなに罪深い事しているのか単独行者(われわれ)は。゚(゚^ω^゚)゚。

鞍部まで下ったなら後は当然皇海山までの登り返し。ファイト!

ようやくピークに立ったかと思ったら山頂標識とは全く関係ない何らかの像。ぬか喜びさせてくれる。しかし山頂はもうすぐそこです。

9:45 皇海山

着いたー!

長いこと歩かせてくれたもんですね皇海山。゚(゚^ω^゚)゚。

記念写真を撮ったらすぐ下山です。

山頂は展望もなく広くも無いので長居することもありません。電波も弱いので登頂報告もできませんしね。

10:50 鋸山

皇海山を下り鋸山まで登り返しました。休憩するならここです。ドコモの電波がちょっと入るので。岩に腰かけて30分の大休止です。

さてここからが迷うところ。来た道を戻るか六林班峠を周って通るかの二パターンがあります。新たな撮れ高を欲するなら六林班峠ですがここは藪がひどいらしいというのと少々遠回りなので下山が遅くなるというのがネック。対してきた道を戻るピストンは「あの鎖場たちをまたこえるのかぁ」とゲンナリ。どっちもあまりうれしくないですね(。◔‸◔。)

11:25 熊野岳

ちょっと考えて来た道を戻ることに。早期下山を優先しました。

行きは気づかなかった熊野岳の標識をパシャリ。登りと下りでは景色が全く変わります。

12:45 庚申山

煩わしい鎖場を全て越え直して庚申山まで戻って来ました。疲れますよ本当に(;’∀’)

13:55 鏡岩

14時前に鏡岩まで到着。

行きは薄暗くて見えなかった解説番がよく見えます。

13:55 百丁目

百丁目。だいぶ下ってきました。

14:10 一の鳥居

一の鳥居発見! この先は長めの舗装路歩きです。

土砂で所々道がふさがれているのでゲートが無くてもどのみち車では通れませんね。

皇海山登山口の駐車場まで来ました。ここまで来れば……

15:00 皇海山登山口

ゴールはすぐそこ!

おつかれ~ィ!

11時間で戻ってこられました。まったく、一日に10時間以上も歩かせるんじゃない……!

銀山平キャンプ場でダラダラ

そのまま銀山平キャンプ場までもどり

我が家に転がり込みます。

良かった~荒らされていない!

テントを張ったままの登山にはトラウマがあるのです。北海道でそれをやったらテントがキツネに食い破られていたので。゚(゚^ω^゚)゚。

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何事も無くて安心。そうしたら荷物を下ろしてコインシャワー浴びてきますか。現金350円しかないので日帰り温泉(\800)は入れませんがコインシャワー(\300)は浴びれるので。

汗を流してスッキリ! いい気分でテントに戻ってきたら

なんか猿が湧いていました。油断はならない……!

テントは無事でしたがちょっと血の気が引きました。まあ私の目が届くところにいるうちはサルもかわいいものです。近づくと逃げていきますし。写真を撮りたいですが望遠カメラじゃないと野生動物は大きく撮れませんね。レンズ交換する手間が面倒なのでスマホで済ませちゃいますけど。

まあ猿のことはいいです。もう疲れたので食事をしたらテントでゴロゴロして寝ましょう。一番のネックだった皇海山が終わって爽快な気分。いい夢が見られそうです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )











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