【367日目】南アルプス大縦走③ 南アルプスの女王『仙丈ヶ岳』

2023-9-6

優美な3つのカールに、夏には瑞々しい花が咲くことから南アルプスの女王とも呼ばれている仙丈ヶ岳。本日はそんな女王陛下への謁見、も楽しみの一つではありますが主な目的は仙丈ヶ岳近くにある馬ノ背ヒュッテという山小屋です。ここでなんと同期である2022年度のチャリダーであるつじいさんが働いているんですよね。これは顔を見せなくては!( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

目次

南アルプス大縦走 5日目

3:10 仙水小屋

仙水小屋からおはようございます。3時過ぎに行動開始という自分でもびっくりのスタートです。昨日は16時に寝ての0時起きなので睡眠時間は十分です。こんな生活リズム人生で初めてですよ:;(∩´﹏`∩);:

今日は百名山の仙丈ヶ岳を通過して両俣小屋でのテント泊なのですが休憩時間を抜いても9時間の道のりです。だいぶ時間を食うと思うので早く出るに越したことはないと思いこんな時間。やろうと思えば起きれるものですね(๑-﹏-๑)

4:00 長衛小屋

一時間弱歩いて長衛小屋。まだ日は上がらないので真っ暗です。小屋の全体を見たわけではありませんが目御届く範囲だけでも中々きれいで大きな小屋ですね。

4:45 仙丈ヶ岳二合目

二合目の先から傾斜が一段ときつくなるので踏ん張りどころ。日の出前なので大汗かいてもまだ涼しいのは助かります。

5時過ぎには日が昇ってきました。しかしまだまだ樹林帯。朝焼けの山々を拝むことはできなくて残念です(๑-﹏-๑)

5:40 大滝頭

傾斜が緩まり明るく開けた平坦地が5合目の大滝頭です。登って小仙丈ヶ岳のピークを踏むか、下って馬の背ヒュッテへ向かうかの分岐点。私の用事は馬の背ヒュッテなので下って行きます。

6:00 薮沢小屋

薮沢小屋という小さい山小屋です。ネットで調べた限りは8月いっぱいで有人営業は終わっているみたいですが、人がいない時でも避難小屋として開放されているらしいですね。昨日ここまで来るという選択もあったかもしれません(。◔‸◔。)

ちょっと天気は悪めで雨がぱらついています。早く馬の背ヒュッテに避難しなくては。

6:30 馬の背ヒュッテ

雨脚が強くなってきた頃に馬の背ヒュッテに到着!助かりました(^-^;

さて小仙丈ヶ岳を避けてこの馬の背ヒュッテにやってきたのは、同期のチャリダーであるつじいさんに会う為です。つじいさんとは去年北海道でお会いして以来ですね。

あわせて読みたい
【63日目】チャリダー大集合! ライダーハウスみどり湯⑦(2022-7-20) みどり湯真の最終日。最後の最後にチャリダーが大集合です!こんなにチャリダーが集まる日は紺が無いのでは?
あわせて読みたい
【107日目】北海道旅、最後の晩餐(2022-9-2) 完全にサボりでの4泊目です。 ミートハウス、宿賃が安すぎる……(800円)。 昨日は観光に注力しすぎてなんだかんだ体力を使いました。 今日は明日すぐ出られるように荷造りするのと、東北の周り方を決めるのに時間を使いましょう。

つじいさんも山登りをしながら日本一周をしていたチャリダーさんで、私が今回南アルプス縦走をするにあたってこの馬の背ヒュッテで働いていることを教えてくれたんですよね。これは顔を出さねばと縦走5日目にしてやっとここまで来ることができました。

昨日私が甲斐駒ヶ岳に登っていた時もここから甲斐駒ヶ岳が見えていたんですね。

外の天気がよろしくないのでしばらく小屋の中で休ませていただきことに。小屋番のSさんからもお茶やお茶菓子など色々振舞って頂いて頭が上がりません。本当にありがとうございましたm(__)m

小屋内はとても暖かくて居心地が良いです。いくらでも過ごしてしまいますね。

今日の宿泊地の両俣小屋まではここから6時間以上あるのですがもう出発するのが非常に億劫です。゚(゚^ω^゚)゚。

まだ8時ごろですがお昼ご飯がてらどん兵衛をいただきます。朝食が2時とかなので8時は完全に昼飯の気分なんですよね。

あとこのどん兵衛はつじいさんが奢ってくださいました。゚(゚^ω^゚)゚。
ほんとご馳走様です<(_ _)>

その後も出よう出ようと思いながらなかなか腰が上がらず話し込んでしまいました。ほぼ一年ぶりに再会したチャリダーの同志ですからね。その再会場所が山小屋となれば旅の話や山の話は尽きることがありません。あと小雨がぱらついているので外に出たくないという気持ちも強いです(๑-﹏-๑)

9:15 馬の背ヒュッテ出発

ようやく重い腰を上げて馬の背ヒュッテを発ったのは9時過ぎ。2時間半も滞在していました。本当に居心地が良くってねぇ……。

出発の際はSさん、つじいさんのお二人に見送って頂きました。今度はゆっくりした行程で小屋泊をしたいですね。またお会いできる日を楽しみにしています。次も山での再会になりそうですね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

馬の背ヒュッテは木に囲まれているんですが意外と見晴らしが良いんですよね。少し登れば甲斐駒ヶ岳がこの通り。

馬の背ヒュッテを発ったらお次は千丈小屋です。

9:55 千丈小屋

仙丈ヶ岳直下の山小屋。かつては小屋周辺がキャンプ指定地になっていたようですが今では全面禁止です。残念無念。

晴れている時の展望は最高そうですね。休憩は馬の背ヒュッテでめちゃくちゃやったので千丈小屋では長居しません。

仙丈ヶ岳の頂上を目指しますがガスは晴れないでしょうねぇ。

撮れ高はこの小鳥くらいになりそうです。゚(゚^ω^゚)゚。

10:30 仙丈ヶ岳

これが南アルプスの女王『仙丈ヶ岳』だ!
う~んまっ白!!!

まあ、長い行程の縦走です。全戦全勝とはいきませんね。゚(゚^ω^゚)゚。

景色に関して書くことが無くなってしまったのでウンチクで文字数稼ぐとしますか。仙丈ヶ岳という名前の「仙丈」は「千丈(一万尺)」の高峰から来ており、「仙丈」と呼ばれるようになったのは明治以降の事なのです。おしまい(๑•̀ᴗ- )✩

お次は大仙丈ヶ岳です。この仙丈ヶ岳から仙塩尾根という果てしない尾根道が始まります。その名の通り仙丈ヶ岳と塩見岳を結ぶ尾根なのですがこの尾根が超長い。゚(゚^ω^゚)゚。

今からビビっています。塩見岳に行くのはもう少し後になりますけどね。途中で仙塩尾根から出て北岳の方に向かうので。

11:15 大仙丈ヶ岳

大仙丈ヶ岳通過。大とは付くものの仙丈ヶ岳よりも標高は低いと。

今日のゴールである両俣小屋の名前も出てきましたね。

大仙丈ヶ岳から野呂川越まではいくつもの小ピークを越えます。整備されてはいますがこういう天気で濡れていると滑るポイントが多くて怖いですね。

13:10 伊那荒倉岳

展望皆無の伊那荒倉岳。立ち止まることなく通過です。

むしろ両俣ではゴミを捨てられるのかという驚き
チェンソーマンが通ったのかというくらい切り倒された木

たまに稜線に出たり、また樹林帯に入ったりを繰り返し無心で歩いていきます。山もガスっているので景色を楽しむ歩き方もできないのでただただ歩くのみです。

14:45 野呂川越

両俣小屋との分岐点である野呂川越に到着。両俣小屋へ行く為にはここから一時間ほどで標高を275m落とさないといけないんですよね。お察しの通りの急降下。明日にはまた登り返してここまで戻ってこないといけないワケですが行かないとテント張れるところが無いので仕方ありませんね。゚(゚^ω^゚)゚。

傾斜がきつすぎて注意深く下りざるを得ない登山道を下りきって沢が見えてきました。小屋はもうすぐです。

15:10 両俣小屋

ようやく到着しました両俣小屋。12時間行動でしたね(^-^;
馬の背ヒュッテで3時間近く時間を使ったからですがあれは必要な時間でした。

テントの受付をしたらさっさと設営。天気が崩れそうですから。

テント場はこんな感じです。

テントを張った瞬間、雨が降ってきました。ギリギリセーフ(๑•̀ᴗ- )✩

雨が上がったらで沢に出て軽く水浴びをします。風呂の代わりですね。長い縦走ですからこういうタイミングで体を綺麗にしておかねば。石鹸でも持って来ていれば良かったかなと思いましたが、山の中ですから使わない方が良いでしょうね(๑-﹏-๑)

水浴びが終わったらテントに戻ります。早いうちに食事を済ませて寝て明日も暗いうちに出発しましょう( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )











ここまで読んでくださってありがとうございます。
よろしければ以下のバナーをクリックしていただけると大変励みになります。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(自転車)へ

↑日本一周バナー 

PVアクセスランキング にほんブログ村
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次