【熊本県】杖立温泉でリゾートバイトしてきました

お久しぶりです。日本一周の記事も上げ切りしばらくの間更新が停めってしまっていましたね。前回の記事を上げてからはもう3ヶ月ほどたってしまいましたか。更新が止まっている間も意外なことにアクセス数を頂いており、たびたび足を運んでくださっている読者の方には申し訳ない気持ちでいっぱいですm(__)m

更新が止まっている間、正確には2024年3月末から6月末までの3か月間は熊本の杖立温泉でリゾートバイトをしておりました。

今回はリゾートバイトをしてきた動機や体験談をまとめて近況報告としたいと思います。

目次

リゾートバイトとは

リゾートバイトとは、日本全国の観光地やリゾート地にあるホテル、旅館、飲食店、スキー場などで住み込みで働くアルバイトのことです。

期間は通常2週間から大体3ヶ月ほどで寮費や光熱費が無料で、食事提供もあるところを選べば生活費がほとんどかかりません。短期でガッツリ稼ぎたい人にオススメのバイトですね。リゾートバイトを斡旋する会社を通して働いたのでバイトといいつつ雇用形態は「派遣」ですが。

このリゾートバイトという働き方は日本一周をしている時に知りました。稼いでは旅をして、お金が減ってきたらまた稼ぐというスタイルで日本全国を回っている旅人から話を聞いて「そんな働き方があるんだ~」と思ったことを覚えています。

生活費がかからないのでお金を貯めやすいというメリット以外に、全国を巡りながら働くことができる、他のスタッフや地元の人々と交流できる、といった旅の醍醐味そのものを味わう機会が豊富なので非常に旅人向きの働き方と言えるでしょう。

といいつつリゾートバイトというものを知った時はこの働き方については懐疑的でした。

ほこから

そんなうまい話あるわけないでしょ

って。何ですか生活費かからないって。よしんばその通りだったとしてもタコ部屋みたいな所に詰め込まれて鞭打たれながら働くみたいな過酷な労働だと思っていました。

リゾートバイトの動機

そんなリゾートバイトを実際に自分でもやってみた動機は2つ。「夏まで有意義に時間を潰したい」というのと「日本一周を考えている人の背中を押すため」です。

前者については、この夏にまた登山旅をするのでそれまで稼ぎながら時間を潰したかったからです。詳しくは以下の記事より

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そしてこの記事では後者についてお話させて頂こうと思います。

私が日本一周を始めた理由はまず全国の山を登りたいという「山ありき」の動機でした。それが日本一周という選択に繋がったのは先人たちの日本一周ブログを読んでいたことがとても大きかったと振り返ってみて思います。

ほこから

自転車で日本一周!?
無理でしょそんなの……

ほこから

いや調べてみると毎年けっこうな人数やっているな……

ほこから

でもそんな余裕あるのは学生や定年迎えた人くらいなものじゃ……
普通に社会人でもいるな……マジか……

そうやって日本一周ブロガーの記事を読んでいる内に自然と自分の中にも「日本一周」という選択肢ができてきました。

実際に旅に出て、私もブログという形で情報発信をする側に回ると湧きあがるのが前述の想い。

ほこから

読者をそそのかして旅に行かせてぇ……!

言い方はアレですけど私の想いを要約したらこんな感じです(▼∀▼)

ただ、「日本一周は素晴らしいものなので興味がある方は是非!」だけでは無責任。時間、お金、気力のすべてが揃ってやっとスタートできる日本一周です。その中でも最もネックになるのがお金の問題でしょう。

私の場合は日本一周に170万円ほどかかりましたが、これは旅のテーマの一つである登山にかなりお金を取られた所為。

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資金としては100万円ちょっと用意しておけば自転車日本一周自体は十分可能なラインかと思いますがそれでも大金ですね。

この日本一周資金を「貯金」してから旅に出るか、「旅先で稼ぎながら」旅をするかという選択肢があります。「貯金」で旅をした私ですが、「旅先で稼ぐ」という選択肢も提示できればより多くの人が旅に出るきっかけになるのではないかと考えました。

その稼ぐ手段としてリゾートバイトを挙げる訳ですが、おススメする理由が「リゾートバイトで稼ぎながら日本一周している人もいた!」だけではお話になりません。自分が経験していないことを語っても説得力に欠けますからね。

そう思って実際に自分でやってみました。

杖立温泉でのリゾートバイト

杖立温泉

やってきたのは熊本の杖立温泉。熊本県小国町に位置する温泉地です。杖立川を挟んで多くの宿があり、そのうちの一つで働いていました。

仕事はリゾートバイトダイブというリゾートバイト紹介サービスを利用して探しました。リゾートバイトダイブ(株式会社ダイブ)に登録した派遣という形での就業ですね。

派遣先の選び方

私の方からは職場の条件だけ指定して勤務地も仕事内容もなんでもOKという条件で派遣先を探してもらいました。

職場の条件というのが

・個室寮
・部屋内に風呂・トイレ完備
・部屋でWi-Fi利用可
・コンビニ・スーパー徒歩15分以内
・休日含め2食以上無料

これさえ確保していれば仕事内容もなんでもOKという気持ちでしたね。観光地で働いたことなんてないのでどの仕事になっても初心者なのは変わりませんから。休みの日に遊び歩きたいとも思わなかったので近くにコンビニ・スーパーあればどんな辺鄙なところでもいいと思いましたし。

自然豊かでなかなか見ごたえのある勤務地でした

そうして見つけてもらったのが杖立温泉。私の現住所が宮崎県なのでダイブのスタッフさんが気を使って九州内の派遣先を見つけてくださいました。個人的には北海道なんかに飛ばしてもらっても構いませんでしたが今回はブログに書くためにリゾバを体験するというのが主目的なので特に問題なし。

仕事内容

派遣先ではレストランスタッフとしての仕事が割り当てられました。

・バイキング会場での料理の補充、お皿の片付け
・お客さまの席へのご案内
・朝夕の会場のセッティング

が主な仕事内容です。

バイキング会場での仕事が朝(7:00~10:00)と夕(17:00~22:00)の計8時間。ゴールデンウィークなどの超繁忙期以外はキッチリこの時間で仕事は終わります。時給制でサビ残なんてものは存在しないので残業させるだけ会社側は損ですからね。それ以外の時間は完全に自由時間です。

休日も不定休ですが週2日ちゃんとありました。

お給料

時給1250円で一日8時間労働ですから日当がキッカリ1万円ですね。週休2日なので月給にすると毎月20万円弱。ここから引かれるのは社会保険料とスマホ代くらいなので多少毎日コンビニで買い物したとしても15万円以上は余裕で貯金に回せますね。

3ヶ月働いた感想

同僚との杖立散歩

そんなこんなで初めてのリゾートバイトの感想は――

ほこから

バイト全部もうこれでいいじゃん

という感じ。かなり良かったです。

実際に客室として使われる部屋を貸し切った客室寮だったので3ヶ月ホテル暮らしをしていたようなもの。近くにはコンビニがありますし、従業員食堂はバイキング形式のまかないで毎日お腹いっぱい食事ができてとても満足です。まかないがあるというのは食費0円というのも大きいですし、食事を用意する時間も0なのが最高ですね。

ネックだったのは、何でしょう、パッと思いつきませんが部屋のWi-Fiが弱かったことですかね。不満と言ってもその程度です。

肝心の仕事については「楽しいわけではないけど楽な部類」、という感想になるかな……?

楽だった大変だった、楽しかった辛かったなんていうのは当然人によって全く変わってくるので参考にならないと思いますが個人的にそんな感じです。

時給以上の苦労するということはありませんでした。朝起きて「ねみー……出勤面倒だな」とか「早く仕事おわらないかな」と思うことはありましたがそれはどんな仕事しても同じことですしね(そうか?)。

まあ多少苦労があろうとも生活費0円というだけで全部チャラになるほどの恩恵があります。「タコ部屋みたいな所に詰め込まれて鞭打たれながら働くみたいな過酷な労働」という先入観は完全に間違いでした。旅人に限らず、住所を選ばないのであればリゾートバイトという働き方は全てのフリーターにオススメできますね。

ブログのために経験したいと思って始めたリゾートバイトですけどシンプルに快適でした。仕事がというよりは生活がですが。

休みの日の過ごし方

デメリットはもう本当に観光地という市街地から離れた立地ということくらいですかね。ちょっと栄えたところに出るのに車で一時間くらいかかるので休みの日に近場で遊べるところが少ないのが人によっては辛いかもしれません。杖立温泉でいうと大分県日田市に出るのにそれくらいの時間がかかります。と言っても普段は博多まで出る高速バスも通っていますし特別アクセスが悪いということもないんですよね。いよいよ弱点が無いな……。

そもそも派遣先を選ぶときに車やバイクの持ち込みができるところを指定できますし立地も大した問題にはならないかもしれません。チャリダーなんかは自転車あればどこでも行きますしね。

私はインドア派でもあるのでネットがあればずっと部屋で過ごせる人間ですからいよいよデメリットは皆無。

寮には液晶タブレットを持ち込んでいたので自由時間中はずっとお絵描きしていました。

YouTube見たりマンガ読んだり絵を描いたり

ほこから

マジで部屋に籠るのが何も苦ではない

こんな感じで休日も充実していました。

同僚は休日に就活をしている方もいれば、自転車で野湯めぐりをしている方もいましたね。

私は今回、車もバイクも持ち込まなかったのですがアシがあれば休日に登山も全然可能でしたね。杖立って阿蘇山の近くなんですよ。

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「リゾートバイト」という選択肢を持つ

豪雨の杖立川

というわけで旅人が旅先でお金を稼ぐ手段の一つとしてリゾートバイトを紹介させて頂きました。実際にやるのでなくても「旅中に資金に不安を覚えたらリゾートバイトという手段もあるか」という余裕が生まれるきっかけになったら幸いです。

「最悪、旅先で稼げばいい」という選択肢が無ければ、実際に必要な資金以上にマージン取った金額溜めることに時間を使って出発が先延ばしになってしまいますからね。

その時間が旅を始めるにあたってネックで、貯金をしている間に「旅に出たい」という情熱が冷める恐れがあります。

正直に言ってしまえば日本一周なんていうのは世間一般的には「やる必要のない事」ですからね。私が旅で得たものは多く、それらはお金に替えられない宝物なので日本一周はやって良かったと胸を張って言えますが、それは無事に旅を終えた今だからこそ言えること。

当時の私がそうであったように、これから日本一周をしようと思っている方はある意味で狂気の選択をしようとしているわけです。だから時間をかけて正気に戻ってしまうとマズイ。

理想は「日本一周をしたい」と思った日からもう旅の準備に取り掛かることです。思い立ったが吉日。その日以降は――

引用元:トリコ第1巻/島袋光年

そもそも「準備が整う事」なんて一生ありません。旅に限らず何事も。

私の場合、幸運にも「日本一周するか」と思った時にはサラリーマンとして溜めた貯金が十分にあったのですぐさま旅に出ることができましたがもっと準備することも可能でした。仕事を辞めたのが4月だったのであと2か月働けばボーナスでウン十万円手に入れることもできましたしね。

百名山というテーマで旅を始めた私ですが実際に登ることができたのは77座。そのボーナス分のお金があればさらにもう一年くらい旅を延長して日本一周中に100座すべてを登りきれたかもしれません。でもそんなことは言い出せばキリがないんですよね。

旅を先延ばしにすればするほどお金がたまるのは当たり前のこと。もう二か月と言わずもう一年働いていたら今度は台湾一周できるくらい準備が整うでしょう。十年先延ばしにすれば資金的には世界一周なんかできちゃうかも。まあお金がたまるばかりで決して出発することは無いでしょうけど。

「準備が整う事」なんて一生ありませんし、何ならその「足りないこと」は旅のスパイスです。旅の最中は野宿をする人がほとんどでしょうがそれは節約、「お金が足りない」が故。有り余るお金があるなら毎日ホテル泊まってますよ。

お金をかけないように野宿する、自炊をする。その工夫が「旅ならでは」を演出してくれるのだと思います。

まとめ

日本一周をするとなるとネックになるのはお金! でも旅先で稼ぐこともできますし、「旅先で稼ぐこともできる」という選択肢を持つだけでも出発のハードルは大きく下がります。あとは「やってみたいな」と思った気持ちに従うだけです。未来の旅人の幸運を祈っております( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

最後にリゾートバイトダイブの案内

最後に私が仕事探しに利用させてもらったリゾートバイトダイブについて案内させて頂きます。

ダイブへの登録は公式のページにある通りです。https://resortbaito-dive.com/flow

会員登録→電話面接→斡旋 という流れ。

特に迷うことも無い手順ですね。

※ここから下は読まなくても大丈夫です。

しかしわざわざ見出しつけてこうして書いているのには理由があります。

引用:【リゾートバイトダイブ】友だち紹介制度

このダイブ、紹介制度があるんですよね。紹介を挟んで仕事を受けると紹介者に3万円、紹介された側に2万円が与えられるのです。

はい、リゾバの動機は二つあると言いましたが本当は三つ目の動機があります。

ほこから

え、ダイブからリゾバ経験したら紹介者の権利得られるじゃん!

これです。リゾバの動機というよりはダイブを選んだ理由ですけどね。紹介者としてアフィリエイトできればブログの資産価値がより増えるな、くらいの気持ちでダイブを選びました(▼∀▼)

でもそうそう上手い話があるはずもなく……

紹介制度を利用するには、紹介される側が電話面接をする前に以下のフォームに回答しないといけないんですけど

【ダイブ】お友だち紹介フォーム

ほこから

これ個人情報渡すか預かるかしないといけないやんけ!

応募フォームは紹介者、被紹介者どちらが答えてもいいのですがフォーム内に両者の生年月日と氏名を回答する欄があるので、私が被紹介者に情報渡して回答してもらうか、被紹介者が私に情報渡して回答するかしないといけないっぽい。

ほこから

めんどうやね

それこそアフィリエイトみたいに私専用のURLを発行してもらってそこから登録してもらえば勝手に紹介料が振り込まれるタイプだと思っていたんですよね。しかし実際は前述のようにお互いの生年月日氏名が必要と……

まあ「お友だち」を想定しているので名前や誕生日くらい知っている前提なのは当然ですが。

いやハンドルネームしか知らないけど仲良くしているネットの「お友だち」もいるんですが? ネットのつながりは「お友だち」足りえないってことですか!?(クレーマー)

そもそも紹介者3万円、被紹介者2万円という1万円の格差も上手くない。私のような「自分が得をするのだとしても、自分の行動によってより得をする人がいるのであれば、なんか不公平で不愉快なので自分の得を捨ててでもゼロゼロのイーブン状態の方がマシ」という人種の事を全く分かっていない。紹介料が2万5千円ずつだったなら熱心に広告できるのに(。◔‸◔。)

……冗談はこれくらいにして、紹介制度がこんな感じで面倒なので私としては特にダイブをおススメすることはありません。時給が高いところを選ぶのが良いですよ。同僚にはダイブ以外から派遣の人も多かったですけど派遣元で待遇が変わるということはありませんしね。同じ職場では同じ役割です。なのでいくつかリゾートバイトサービスを検索して時給を見比べてみましょう。

株式会社グッドマンサービスがやっているリゾートバイト.comが時給高めっぽいです。インターネットで知らない人がそう言っていました。自分で体験していないので実情は分かりませんが(^-^;

色々見比べた上でダイブを通して働こうと、加えて紹介料も欲しいということであれば電話面接前に以下の問い合わせフォームからご連絡ください。面倒とは言いましたが3万円もらえるなら美味い話なのでご遠慮なく( ˶´ヮ`˵ )

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未来の旅人の背中を押す先輩チャリダーとしての風格を示す記事にするはずだったのですがこの項でなんか台無しですね。゚(゚^ω^゚)゚。











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