2023-9-29
おそらくこの日本一周の旅最後の百名山となるでしょう丹沢山。この山を登った後は東京に出てフェリーで四国に渡り、あとはお遍路をするのみですからね。そんな百名山のトリを飾る丹沢山ですが、一体何という天気か。曇天の中、景色もガス、ガス、ガス……。自然は私の都合など知ったことではありません。゚(゚^ω^゚)゚。
丹沢山を登ろう!
6:10 大倉高原テントサイト
大倉高原テントサイトからおはようございます。今日は丹沢山登山。もう既に昨日の内に丹沢山域には入っております。
この山域唯一のテント場である大倉高原テントサイト、水もトイレもあって大変過ごしやすかったです。
昨日暗いうちにこのテント場に到着したので、このトイレ横のウッドデッキがテント場かと勘違いしました。
今回の丹沢登山では日本百名山の標識が建ってある丹沢山(1567m)だけでなく山域最高峰の蛭ヶ岳(1673m)まで足を伸ばします。コースタイムは大体10時間ほどですが、テントを張ったままにして不要な荷物はデポした日帰りモードで歩くので幾分早く戻ってこられるはずです。
歩き始めてすぐに見晴茶屋。
その名の通り見晴らしは良いですね。霧がかっていてあまり遠くは見えませんが。
見晴茶屋から30分ほど歩くと駒止茶屋。少し日が差してきました。このまま空が晴れることを祈ります(・`_´・)
さらに20分ほど歩いて堀山の家です。その次は堀山の家です。ちょっと歩くとすぐに小屋が出てくるので、すごくハイペースで歩いている気分になりますね。実際は短い間隔にいくつもの小屋が建てられているくらい丹沢が開発されていると言うだけなのですが。
堀山の家で少し水分補給に時間を取ったら塔ノ岳を目指して再び歩いて行きます。ここから少々傾斜のキツイ登りが始まります。
大倉から塔ノ岳を結ぶ大倉尾根は馬鹿尾根と呼ばれる長く単調な尾根歩き。仙塩尾根以来に出てきましたね、馬鹿尾根というワード。確かにあの尾根は途中で飽きました。大倉尾根は一体どれほどのものか。対戦よろしくお願いいたします。
7:50 花立山荘
1時間ほど歩いたところで花立山荘。たしかにここまでの上りはかなり急でした。しかしもう9月も末でこの通り天気も曇りなので、それほど汗だくになることなく登ることができたのが幸いです。
金冷し、鍋割山と塔ノ岳の分岐です。もう大倉から6.4km歩いてきたんですね。塔ノ岳まではあと600mほど。今回の主要なピークの最初の一つが近づいてきました。
8:15 塔ノ岳
尊仏山荘が見えてきたらここがーー
塔ノ岳の山頂です。なんですかこの景色は全く何も見えません。゚(゚^ω^゚)゚。
塔ノ岳の展望は素晴らしいと聞いていたのでぜひとも見てみたかったのですが……。
とはいってもまだまだこの先も丹沢山と蛭ヶ岳とピークを踏まないといけないので、ここで天気待ちをする余裕もありませんし進むしかないのですが。
まぁ今回の登山はピストンですから、帰りにまた通りますし、その時に天気が回復していることを祈りましょう。
狗留尊仏様にも手を合わせておきますか。
さあでは丹沢山方面に参りましょう。
一面真っ白じゃなくてこうやって幻想的に霧がかってくれるとこれはこれで味のある景色なんですけどね。
9:15 丹沢山
1時間ほど歩いて丹沢山に到着です。丹沢山もこの様ですか(^-^;
もうミスト(スティーヴン・キング)でしょうこれ。゚(゚^ω^゚)゚。
この先が思いやられます。せめて丹沢の最高峰の蛭ヶ岳では晴れてほしいものです。
こうなるともう最後の最高峰蛭ヶ岳に全てをかけるしかありません。頼むぜ蛭(・`_´・)
9:45 不動ノ峰休憩所
不動ノ峰休憩所は立ち入り禁止。でもとても新しい建物で快適そうです。
標識も新しいですし、丹沢は清潔感のある小屋が多くて、本当に人にお勧めしやすい山ですね。
まあ結構油断のならない道もありますからへらへらと歩いてばかりもいられませんが。気をつけて下りていきましょう。蛭ヶ岳までは結構大きめのアップダウンがあるので骨が折れる。
10:35 蛭ヶ岳
さぁ、全く天気がすぐれない中、真っ白い霧の中を進んで、ようやく丹沢最高峰の蛭ヶ岳に到着です。
まさか3連敗とはね。この距離からでも標識がモヤがかかるくらいです。゚(゚^ω^゚)゚。
しかしヤマップの地図上では最高峰の地点はここじゃないですね、ここから裏にまわっていくと、また別の丹沢最高峰の標識があるようなのでそっちに回ってみます。
更に新しめの蛭ヶ岳の標識。
小屋が無い分だだっ広くより何もなさが強調されています。寂しい景色だ。風も強くて寒い。
残念ですがこれから晴れる望みも薄いので、まだ雨が降らず、曇りで済んでいるうちに下るとしますか。
坊主さん一体どうなってるんです。゚(゚^ω^゚)゚。
それでは丹沢山に戻ります。それにしても白すぎる。
12:15 みやま山荘
丹沢山頂すぐそばのみやま山荘に戻ってきた頃には、一面のガスという程ではなくなりました。
みやま山荘の中で休憩させてもらおうかと思いましたけど人がたくさんいたので外のベンチで休憩することに。
そうしてベンチでカロリーメイトを食べていると野良犬がやって来てビックリ。一瞬狐かと思いましたけど、それにしてはでかいなと思ってよく見てみたらカワイイわんちゃんでした(U・ᴥ・)
かわいいですけどやせ細っていますね。丹沢山には野犬がいるんですか?
うん、そんなに物欲しそうだめをしても食べ物をあげるわけにはいかないんですよ。人から餌をもらうことを覚えた野生動物は不幸です。野生なのかわからないですけど。
私のところだけでなく、付近を行き来する人に近寄っては離れてと動き回っていました。
迷い犬なんですかねぇ。それなら無事に飼い主のところに戻れたらいいのですが。
野犬であればタフに生きていってほしい。
ワンちゃんと戯れて休憩した後は二度目の丹沢山。
うん、行きよりは多少は天気が良くなったかな。満足と言うには程遠い景色ですが。
特に何を思うこともなく黙々と下山していきます。そうやって歩いていると体感はあっという間に塔ノ岳です。
13:30 塔ノ岳
もう行よりもひどいことになっていて笑う。これで完全に三連敗。全く一体なんでこんなことになったんでしょうね。明日から天気悪いですから一日待つという選択肢はどっちにしろなかったのですが。
丹沢山は完全にピークを踏むだけの登山になってしまいました。゚(゚^ω^゚)゚。
大倉尾根も馬鹿尾根でと言うほどあまり長い印象は持ちませんでしたし。単調ではありましたけど、やはり仙塩尾根がスケールがでかすぎましたね。
13:50 花立山荘
花立山荘まで戻ってきました。
おいしいうどんですか。まともに昼飯を食べていないので、ここで食べるのも良いのですが、ここまで降りて来ちゃったらもうテントまで戻って自炊したほうが安上がりですしねぇ。
再びガスに包まれていつ雨が降るかわからない中、外のベンチで飯を食べる気にもなりませんしね。下山を急ぎますか。
そうおもって見晴茶屋まで下りてきたらこの陽射し!。゚(゚^ω^゚)゚。
おいおいおいおいなんですかこの天気は。ちょっと見晴らし良くなってるじゃないですか。
14:50 大倉高原テントサイト
テントサイトまで戻ってきたらこの天気です。い、今更晴れてくれてもねぇ……!!!(´;ω;`)
天気は本当に人の思う通りにはなりません。
マイホームは特に雨に濡れることもなく、荒らされることもなく変わらずにそこに立っていました。テント泊しようと思っている方が沢山いたら邪魔になるかもなと心配していましたが、戻って来てもテントサイトには人っ子一人おらず。
このテントサイトは登山口から近いので私のように前泊する人くらいしか使わないのかも分かりません。前泊する人は遅い時間に幕営するでしょうからあまり心配もいらないかもなとも思っていましたが。
昨日見た夜景もなかなか綺麗でしたが、こうして見晴らしの良いお昼の景色もなかなか見ごたえがありますね。
遅めの昼食を済ませて、テントを撤収、パッキングが済んだら下界へと戻ります。
最後の下りの舗装歩き。日本一周を始めたばかりの頃は、下山の最後の最後に舗装路の下りがあると、足にに響いてヒーヒーと言っていたものです。今や私の足もだいぶ丈夫になりました。
16:55 大倉登山口
登山口まで下りてきました。何とか日帰りで蛭ヶ岳まで行って帰って来れましたね。日もまだ暮れていないですし上等上等。
自販機の所まで戻ってきました。ご褒美の一杯といきましょうか。
下山時のご褒美と言ったらコーラなんですけど、コーラもだいぶ飲み飽きたといいますか。この飲み物はほぼ麻薬なので飽きる事は無いんですけど、たまには変わった味も飲みたくなりですね。今日のところはメロンクリームソーダにしておきましょう。ワンコインで小銭取り出すのが楽ですし。
では乾杯。丹沢登山お疲れ様でした。
17:05 大倉バス停
大倉バス停まで戻り完全に下山です。
疲れた疲れた。絶景という報酬がもらえなかったのでより疲労感を感じます。
17:35のバスで渋沢駅まで帰りましょう。これだけバスが出ているとわざわざ出発時刻を調べる必要も感じませんね( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
渋沢駅へ帰還。あとは寝床探し
渋沢駅に戻ってきたらもうこの暗さですよ。やはり1日がかりの登山になりました。
駐輪場まで戻り、ここからがめんどくさい作業。登山の時はいつもそうですけど。登山用の装備と日本一周用の装備のスイッチを終わらせます。
終わらせました。40分かかっています泣。
登山後と言うことで今日はお風呂に入りたいので1時間ほど自転車を走らせて快活クラブにIN。天気が悪くなる前に、と大急ぎの行程の登山でしたがこうして無事に終えて休むと、やり切ったという心地よい達成感で満たされます。旅最後の百名山にしては天候のせいでパッとしない撮れ高でしたがそれも旅ののちのち振り返って見てみれば彩りとなっているでしょう(。◔‸◔。)
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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