2023-5-11
昨日急きょ登山を決めた雲仙岳はミヤマキリシマが見頃も見頃。ピンクに染められた山肌は非常に眼福でした。下山後は雲仙温泉街の雲仙地獄で地獄めぐり。温泉卵が絶品です。その後は長崎市まで移動したのですが……この道のりが起伏だらけで大変疲れました。゚(゚^ω^゚)゚。

清々しい天気の登山日和。昨日頑張って自転車を漕いだ甲斐があるというものです。

5月だとまだ朝晩は少し冷えますね。標高が高いとなおの事。面倒くさがりの私も快眠のためにはさすがにテントが必要です。ただの移動日なら野ざらしでも構いませんが本日は登山。万全の体制で臨みます。
テントを片付けて朝食をとったら登山を始めましょう。

昨日月が綺麗ですねでライダーさんから頂いたしらぬいという品種のミカンをデザートに食べたのですがこれめちゃくちゃ美味いです。皮が薄くて甘味が強くてぺろりと平らげてしまいました。スーパーで見かけたら買おう……。
普賢岳登山
7:40 矢岳駐車場

では登山を始めましょう。登山口の仁田峠まで自転車漕いで登るのは嫌なので、矢岳駐車場からスタートします。

ミヤマキリシマを眺めながらゆっくり登っていくのは楽しいですよ( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

濃いピンクのミヤマキリシマも良いですし

青みがかった淡いピンクのミヤマキリシマも素敵です。


ミヤマキリシマを抜きにしても良い道ですねここは。植物が輝いている……。


仁田峠の駐車場。平日荘重なだけあってあまり人はいません。

ロープウェイのある仁田展望所に向かいます。

ちょっと日が強すぎますね。水の消費が激しい登山になりそうです。
8:30 仁田峠


仁田峠では妙見山に続く雲仙ロープウェイに乗ることができます。普賢岳は妙見山とは逆方向なのでロープウェイは使わずに行きます。妙見山は下山時に通過する予定です。

ロープウェイ右手には雄々しい平成新山の姿が。

平成新山は1990年11月から1995年までの間に噴出した溶岩によってできた新しい山です。私が93年生まれですから当時は噴火活動の真っただ中だったんですね。なかなかそそる山ですが平成新山は登山禁止です。

平成新山展望地のすぐ奥にある普賢神社の鳥居から登山道へ入っていきます。


植物が美しすぎますね。木漏れ日天国の中を進んで普賢岳山頂を目指します。
9:00 紅葉茶屋分岐

普賢岳山頂まであと400m。


9:20 普賢岳

あっという間に山頂。という事で九州編6座目は雲仙・普賢岳。
雲仙岳自体が普賢岳を含む島原半島中央部の20以上の山々の総称なのですが、普賢岳も妙見岳や国見岳など、普賢岳を中心とした山々の総称なんですよね。マトリョーシカか?
背後の平成新山の迫力がすごいですね。

自分も入れてパシャリ。


ロープウェイがあんなに遠くにあります。人間の足って想像以上に遠くに行けるものですね。

平成新山を眺めながらまったりタイム。

確かにこれは登れなさそう。少し体重かけただけでいわなだれ置きそうですね。ガスも血気盛んに吹いていますし。
しかし徐々に緑に侵食されている様子が伺えます。山肌が固まったらいつか登れる日が来るのでしょうか。噴火は起こってほしくない災害ですけど。こうして新たな山が生まれるというのはロマンがありますよね。

一時間くらい山頂でゆっくりしていました。さすがに進まねば。
このまま下山するのではなく国見岳、妙見岳を通る周遊ルートで下りようと思います。

お次は国見岳。結構注意が必要なルートのようですね。年配の方が慎重に下っております。

ここです。

実際にその場所に来るとこんな感じ。結構足掛かりはありますが油断せずに登っていきましょう。
10:40 国見岳

国見岳登頂。

国見から見る平成新山もカッコいいですね。

国見岳はこれくらいでいいでしょう。次なる山、妙見山にターゲットを定めて出発です。

分岐まで戻り今度は進路を妙見へ。
11:15 妙見神社

軽く拝んで次に行きます。

鳥居をくぐって5分ほど歩けば妙見カルデラ展望所です。

妙見神社からだいぶ下ってしまいましたけど、妙見岳のピークはどこだったのか。GPS上では通過しているので妙見神社あたりに標識があったのかもしれません。

カルデラ展望所からさらに少し登ると望遠鏡の置いてある展望台だあります。阿蘇山が見えていますね。

これ阿蘇山です( •̀ᴗ•́ )
一昨日はあの頂にいたのか……。

雲仙温泉街も見下ろせます。このデカい池はおしどりの池という人工湖。
温泉街か……下山後に温泉に浸かるのが良いのでしょうが、どうせ長崎市に出るのでまた大汗かきますからね。悩ましいところです。

仁田峠はミヤマキリシマ天国ですね。

仁田峠からのロープウェイが繋がっていますが使用せずに下山。ロープウェイ間は徒歩20分少しですからミヤマキリシマを眺めながら歩くのも楽しいかもしれません。



見頃も見頃なミヤマキリシマ。とてもいい時期に登山することができました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
11:50 仁田峠

仁田峠まで下りてきました。

まだ矢岳駐車場まで歩かないといけませんが、もうここでコーラを頂いてしまいましょう。駐車場には自販機が無かったはずなので。
平成新山を眺めながらミヤマキリシマに囲まれてコーラ。充足感すごいです。いい登山でした。

なんか少しルート間違えて見覚えのないところに下りてしまったりもしましたが
11:45 矢岳駐車場

昼前には下山完了です! 天気良し。花良し。山良しの最高の登山でした( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

荷物をまとめたら撤収! 長崎市を目指して走ります( •̀ᴗ•́ )
雲仙の地獄めぐり

出発してすぐに温泉街に突入。そこでこんな物騒な看板があったので興味ひかれました。雲仙では地獄めぐりができると聞いているのでここがその入り口なのかな、と。

少し覗いてみますか。

コロナの世にあって古き良き柄杓タイプの手水舎。良いですね。


特に面白いものはなかったので5円玉投げて参拝したらすぐ出ました。地獄の入り口はここではない……?

地獄へはここから入れそうです。



猫がめっちゃいる。

すぐ自転車にたむろする。
荒らしちゃだめですよネコちゃんズ。

ということで地獄入りです。「地獄」とは噴気や温泉の集まっている所の事です。雲仙温泉は701年に真言宗の大乗院満明寺が開かれ仏教修業の場として栄えました。昔の人はごつごつと音を立てて噴き上げる湯煙やゴツゴツした湯の花が一面を覆う様子を見てこの地を地獄に見立てたのでしょう。

こちらは邪見地獄。邪見というのは醜い嫉妬心の事。この温泉の湯を飲むと嫉妬心による不和を解消すると伝えられていますが、めっちゃ強酸性の温泉なので飲んだら大変なことになります!

こちらは地獄の花形大叫喚地獄。噴気孔から聞こえてくる低温が地獄からのうめき声に聞こえることが由来です。大叫喚地獄は雲仙地獄に30あると言われる地獄の中で最も活発に噴気を出しています。

見ごたえのある地獄です。

地獄を回っていくと

温泉卵屋さんがあります。下山してから何も食べていないのでお腹ペコペコです。地獄に仏とはこのことか。

温泉卵2個(200円)とレモネード(300円)で500円ワンコイン。

塩が紙に包まれていてオシャレ。
卵が美味すぎてすぐ食べ終わってしまいました。1個当たりふたくち。これなら5個入りを買っても良かったですね。

ラストは清七地獄。

長崎に住んでいた清七というキリシタンを処刑したころにこの地獄が噴出したという話が名前の由来です。

地獄から舞い戻ったぜ……。
現在15時。かなり遊んでしまいましたね。
起伏は続くよどこまでも

長崎市街地まで50kmくらいありますから意外と時間に余裕がありません。そろそろ真面目に移動します。
今山の上にいますからしばらくは下り坂ですね。スピード出し過ぎてケガしないよう慎重に下りましょう。

本当に下りでよかったと思った景色です。
ここ登って来るのは大変すぎる。まあどちらから登っても獲得標高は変わらないので思い込みの問題でしょうけど(꒪꒳꒪;)

いきなりサッポロビールの看板が出て来たかと思ってビックリ。
坂は下り切りましたね。溜めた標高をすべて吐き出してしまいました。なんだか損した気分(。◔‸◔。)

坂が多い県だとは聞いていましたが思った以上に起伏が多いです。坂だけならまだしも路肩が狭くて神経使います。
昨日頑張って標高稼いだ分、今日は楽できるかと思ったのですがそんなことは全然ないぜ長崎!

現在15時半で長崎市街地まであと40kmほどありますから到着は19時過ぎになりそうです。山登った後に過酷な工程が待っていようとは。なんだか思うように進めませんね。さすがに体も披露しているのだろうか……。

上手く進めないなと思っている時にこういう通行止め。車が完全に歩道をふさいでいるパターンは日本一周初日を思い出します。

2連続! やりますねぇ……。
しかしこちらはお仕事ですから仕方がありません。

こういう直線、撮りたくなりますよね。圧縮効果最高。

千々石展望台というフォトスポットがあったので休憩がてら立ち寄ります。

海山が一望できる良い場所ですが景色がかすんでいますね。空気が澄んでいると素晴らしいものが見れそうです。

かすんだ景色の中でも平成新山は目立ちます。モロ分かり。しかしもうこんなに離れたところに来ましたか。自転車ってすごいと改めて思います( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

じつは千々石展望台はカステラ工場のすぐ目の前。せっかく長崎に来たのですから行動食にカステラでも買おうかと思ったら


なんと先んじて工場のおばさんがカステラを差し入れてくださいました。マジかよ。
カステラを切り分ける際にでる商品にはならない切れ端とのことですが味は売られているものと遜色なし。めちゃくちゃ美味いです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

こんなにデカいカステラは初めてですよ。チャリダーにはありがたすぎるカロリー、本当にありがとうございますm(__)m
休憩&カステラの補給で元気が出ました。市街地まで頑張って漕ぎます。

こういう道好きなんですよね。どっちに進んでも終点は同じなんでしょうけど、私は左に進みたくなります。

こういう道もね。ナビは右を示していますが多分左でも同じだろう、と思い左に進みます。ちょっとした遊び心。

道草食ってると日が暮れますよ。゚(゚^ω^゚)゚。


この景色の開放感素晴らしかったんですけどこの画角ではイマイチ広さが伝わらないのが惜しい。魚眼レンズがあれば表現できただろうか。

18:15 長崎市入りです。これは20時到着もあり得る。


しかし夕日に照らされた長崎の海は美しい……。


夜はもう近い。


残りの距離はそうでもないのに起伏が私の足を鈍らせる。坂の街とはよく言ったものですね長崎県。県民はみな健脚なのでしょうか。老後には住みたくないなと思いました(๑-﹏-๑)

新日見トンネルは歩道が広くて神。それだけお伝えしたかったです。

日没と同時に市街地に入れました。

19:20 ほぼ夜ですがまだ日の光が残っている内に街に来られました。一安心。

お腹がペコペコなので一刻も早くガソリン(ラーメン)を入れなくては。

味は普通です。タンタンメン、私はさっぱり系よりクリーミー系が好きなんですよね。でも腹は膨れたので良しっ!

食後はブログでも書こうかと24時間開いているマクドナルドに行ったのですがまさかのメンテナンス中。マクドナルドに裏切られたのは初めてです。悲しい。
パソコンの電池が切れているので電源が無いと書けませんから今日は諦めてもう寝ますか。書かないとサボり癖が付くのでブログ更新したかったんですけどね(っω<。)
ここまで読んでくださってありがとうございます。
よろしければ以下のバナーをクリックしていただけると大変励みになります。

↑日本一周バナー

コメント