半月かかった冬季北海道の自転車縦断旅もようやく終わりを迎えました。素敵な思い出の数々、大変満足です。しかし自宅に戻るまでが旅。自転車に乗っての移動はありませんがだからこそ下手なトラブル起こさないように注意して宮崎に戻ります。
早朝、名残惜しきモシリパ
4時起き。食事や荷造りを済ませてモシリパを5時に出発。だれもいない共有スペースは祭りの後の寂しさか。楽しい思い出がいっぱいです。モシリパまた来させてもらいます。
ギイイイ……!
寒い、眠い、出発したくなッ! しかし始発の電車に乗らなければ旅は終わりません。後ろ髪惹かれるような思いがしますが、出ます。゚(゚^ω^゚)゚。
新千歳空港までの列車旅
シンとした雰囲気のする新年の稚内駅。まだ人の姿はほとんどありませんね。今のうちに自転車をバラして輪行袋に詰めます。今5:20なので1時間は作業時間があります。だいぶ余裕をもって出発しましたね。
解体完了。あとは出発の時間を待つのみ。
6時を過ぎると人も増えてきました。
この6:36の特急に乗ります。これを逃すと4時間後の鈍行ですからね。厳しすぎる。
一応5:21にも普通列車が出ていますが青春18きっぷでもなければわざわざ鈍行で向かう理由もありません。
https://ekitan.com/timetable/railway/line-station/133-57/d1
その18きっぷも2024年冬季から仕様変更になってかなり使いづらくなっていますしね。今までは期間内なら「5日分(5回分)の利用が可能」だった18きっぷが「連続する5日間利用可能」になってしまったので。つまり18きっぷを割り勘して複数人で使う事が出来なくなってしまったのです。従来の仕様であれば鈍行にはなりますが切符を分けて安くで新千歳に向かうこともできたのですが……無いものねだりしても仕方が無いので大人しく特急に乗ります。
まあ18きっぷ利用のプランと比べると高めになりますが特急の方が快適な列車旅なのは間違いないので良しとしましょう。新千歳空港までの料金は10,600円です。
自転車を持ちながらだと自由席の両に行くのだけでも一苦労ですしね。安くとも鈍行は鈍行でかなりストレスかもしれません。
それでは「最北の」づくしの稚内よさらば。また来ます。
自転車は車掌さんに聞いて通路に置かせてもらいました。宗谷チャリダーが他にもいるかもと思っていましたが、自転車は私だけでのようで助かりました。ほとんどのチャリダーは稚内空港から帰ったようですね。ビデオカメラは知らない撮り鉄のおじさんのものです。
車窓からぼんやり雪景色を見ているとうとうと。一昨日からまとまった時間寝られていないので居眠りするのはすぐです。
……
……(´Д⊂ヽ
陽の光で目覚める。暇ができた時に限って1時間ほどで目を覚ましてしまいます。しかもそれでだいぶスッキリするという。眠気もなくなったので窓から写真を撮りながら列車旅を楽しみました。列車旅も良いですね。北海道の美しい面だけを楽しめます。
旭川で乗り換えて札幌を目指します。
積み替えも問題なし。
あっという間に美唄。雪の積もり方を見て笑いました。美唄には苦労させられましたね。しかし今は列車の中。余裕をもって過ごせます( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
札幌到着。さすがの人の多さです。
こんななか自転車もって移動できないので人の流れが落ち着くまで待機。
今度はエレベーター待ちです。エレベーターが無ければフロアの移動もできませんからね。人がいないのであれば階段で上り下りも不可能ではありませんが、人の多い主要駅で大荷物抱えて階段使うのは無駄にリスクを抱えます。大人しく待ちましょう。
普通列車で終点、新千歳空港へ。がっちり自転車を固定できないのでここで立ったまま乗ります。
そうしたら案の定他の客さんが立てかけていたボードが倒れてきました。こういうの困りますよね。迷惑という話ではなく「助けるか助けないか」の判断が発生するのが面倒です。別にこのままでもその通路を私は使わないので一向にかまわないんですけど目の前にいながら放置し続けるのも不親切。かといってまた壁に立てかけ直すのも人の荷物に触れるという点で億劫です。泥棒やいたずらに間違われるのも嫌ですし。う~ん、リスクを冒して親切しますか。という事で立てかけ直しました。新年から徳を積んでしまったぜ……。
時間を持て余す新千歳空港
徳を積んでるうちに新千歳空港へ到着。
長きエレベーター待ちを経て
ようやくカートにありつけました。自転車をカートに乗せるのとても難しいですよね。下手に乗せるとフレームが傷つきますし。長い木の板が欲しくなります。
とりあえずは無事に空港に着いて一安心ですが長いのはここから。成田へのフライトは20:30なんですよ。現在13:00です。さすがに早すぎますけどあの特急を逃したら次は普通列車が4時間後でしかも北海道ですからね。何かトラブルがあったらと思うととても10時以降の便には乗れません。
新千歳空港は温泉あり、映画館あり、飯屋ありで暇をすることは無いので早く着く分には問題ありません。
札幌の名店「一幻」
朝食以降なにも食べていないのでお腹がペコペコ。まずは昼食にしましょう。ラーメン道場やぶりです。
名店よりどりみどり。
有名ですが実はまだ食べたことのなかった一幻にします。
流石人気店。14時過ぎでもこの行列です。
種類が多くて悩みますね。種類というか組み合わせか。
えびみその太麺でいきましょう。
ブツがこちら。美味しかったです。
さらば北海道
食後はぶらぶら空港散策。
18時半に荷物預け入れ。
検査ゲート越えたら、脱北前に北海道らしい物で夕食とします。サッポロクラシックともしばらくお別れか……。
これめちゃくちゃ美味かったです。グルメももっと堪能したかったですね。それはまた旅行で来た時の楽しみにしておきますか。
20:20、搭乗。
「北海道で、また会いましょう。」
本当ですよ。また会いましょう。゚(゚^ω^゚)゚。
新千歳空港→成田空港
飛行機に乗ってしまえばあっという間に成田空港。
自転車を回収したら第3ターミナルのベンチへ向かいます。
宮崎へのフライトは明日の12時ですから今日はここで一泊です。
寝袋は荷物になるので宅急便で送り返しました。冬と言えどエアコン効いた屋内ならシュラフカバーで十分です。これまでの野宿を思えば天国のような寝床ですね。
お昼に宮崎へのフライト……のはずが
2025-1-3
成田空港からおはようございます。今日はようやく宮崎へ帰れる日です。とくに成田空港でぶらつく用事もないので松屋で朝食食べたらすぐチェックイン。ゲート前で飛行機を待ちます。
12時半ごろに搭乗。
さあ後は飛び立つのを待つだけ。14時過ぎには宮崎空港へ到着するのでそこから電車に乗れば1時間ほどで都城。日のあるうちに帰宅できますね。
そう思って飛行機から下りた私の現在地は成田空港です。え?
なんと飛行機の整備部品が到着遅れという事でフライト時間が4時間後ろ倒しになりました。乗客はいったん降ろされてふたたび空港内で待機です。飛行機のスケジュールが狂うという体験を初めてしました(´;ω;`)
そんなこんなで宮崎空港に着いたのは19時過ぎ。自転車も中々搬出されず空港を出たのは19:24でした。
電車に間に合うかが不安です。
はい、案の定逃しました。゚(゚^ω^゚)゚。
しかも目の前で電車が発車するという一番いやなパターン。
アイス買って次の電車を待ってましょう。冬にアイス買う気になる……宮崎ですねぇ。
12時予定の飛行機が4時間の遅延。ようやくさっき宮崎空港について電車に乗ろうとしたらチャリが重すぎて目の前で電車を逃す始末。
しかしそんな目にあっても私は元気です。冬の北海道から生きて帰れたからでしょうか。本当にどうでもいいですよね、命に関わること以外。
次の電車には無事に乗れて都城への帰路に付けました。南宮崎駅での乗り換えがヒヤッとしましたけどね。乗り換えの間隔が5分とかなんですけどこの自転車を持って移動だとそれでもギリギリになります(^-^;
20:15に都城駅着。
21時前に帰宅できました。これにて冬季北海道の自転車縦断は完全終了です。長らくお付き合いいただいてありがとうございました!
過酷な経験、楽しい出会い、一生ものの思い出です。こういう宝物をこれからもどんどん作っていきたいですね。
それではまた次の冒険でお会いしましょう(੭ु *`∀´* )੭ु
紅茶を飲みながらバターサンドつまんで旅の記録を振り返ります( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
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