2023-9-13
赤石岳は南アルプスこと赤石山脈と同じ名前を冠する南アの盟主。当然のように日本百名山の一座です。懐のデカイ大ボリュームの山体に、見る角度によって表情が大きく変わるバリエーションの多さ。文句なしの名峰ですね。赤石岳に登った後は兎岳を越えて兎岳避難小屋にて行動終了。この避難小屋がまたビックリするほど外見ボロボロでビックリしました。
南アルプス大縦走 12日目
4:20 荒川小屋
憤怒の朝です。
3時には出発できるペースだったのですが、テントに群がるしゃくとり虫の除去に1時間以上かかってしまいました。何が楽しくてこんなにテントに群がって来るのか(メ゚皿゚)
荒川小屋のテント場は水場も近く景色も良いナイスなテント場なのですが、今回のしゃくとり虫パニックのおかげでいい印象がありませんでした。この大量発生は時期的なものなのでしょうかね……。
出発した時点で空はもう朝の準備が整っています。モルゲンロートまではあと1時間。赤石岳の山頂どころか手前の小赤石岳にも至れませんね。
登っている最中にいい感じにモルゲンが見られることに期待しますか……。こんな運否天賦の登山なんてしとうなかった。しゃくとり虫め……。
しゃくとり虫のアホは許せませんがそれが巣食う山はこんなにも美しい。
雲のかかり方が特に芸術的で好みです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
うまい具合にこの荒川三山に朝日が当たってほしい……。
そうこう思っている間にやってきました日の出。現在地は小赤石岳の肩あたりです。
いやナイス!
OK!
よくやった(੭ु *`∀´* )੭ु
いい感じに朝日が当たるじゃないですか! 悪沢の方はあまり照らされていませんが荒川三山としてみれば十分でしょう( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
小赤石岳の肩は荒川三山の全貌が拝める数少ないビュースポットの一つ。荒川三山を丸っとみられるのはここと小河内岳の二か所だけなんですよ( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
ベストではありませんが、なんだかんだといい時間帯にいい位置に居られましたね。
富士山は今日もいつも通り美しいです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
6:00 小赤石岳
うっとりするマジックアワーを楽しみながら登っているといつの間にか小赤石岳に到着。”小”というだけあって目の前には
ホンマもんの赤石岳がそびえ立っております。ここまで近づくと迫力がすごいですね。
山頂には既に人がいます。ご覧のように避難小屋が激近。赤石岳の山頂から南アルプスのモルゲンロートを拝むのは避難小屋宿泊者にとっては容易でしょうねぇ( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
ここで長居はせず赤石岳に向かいます。赤石の山頂で大休止としましょう。
6:45 赤石岳
という事で登頂しました赤石岳!
赤石岳は南アルプスこと赤石山脈と同じ名前を冠する南アの盟主です。当然のように日本百名山の一座。懐のデカイ大ボリュームの山体に、見る角度によって表情が大きく変わるバリエーションの多さ。文句なしの名峰ですね。なぜか脳内に『BLOODY STREAM 』が流れてくる……。
次の百名山である聖岳(ど真ん中の山)も
これまで踏破してきた山々も
富士山もくっきり見えるこの景色。展望の良さは悪沢に迫りますね。その悪沢が結構な山々を隠しているのですが(^-^;
近所の赤石岳避難小屋はこんな感じ。
結構ハンドソープ置いてある小屋あるんですよね。植物石鹸すら使うと顰蹙買うかもなと思って持ってこなかったのですがこれなら洗髪用に持って来ても良かったのかもしれません。
ベンチで行動食を食べて休憩します。今日は昨日一昨日の様な午前中終了の行程ではありませんからね。エネルギー補給は計画的に。
赤石岳からは砂地の急坂を下り、途中から大ゴーロ帯を歩きます。
ハイマツ帯に入ると百間平の広大な台地が目に入ります。
台地に進入。高山帯の台地めっちゃロマンあって好きです。
8:35 百間平
平らすぎる百間平。
目の前にそびえるは聖岳と奥聖岳。スケジュールに狂いが無ければ明日の朝に登頂できるでしょう。
進行方向にある山も特徴的で面白いですね。
なんだお前は。尖っているのに丸くて、こう、
めっちゃキャラ立ってますね!
中盛丸山という名前っぽいですね。
中盛丸山……目が離せない。いや目は離さないと。足元を見ないと危ないです。百間平から次のポイントである百間洞山の家までは標高を50分で367mも落としますからね。そこそこ急坂です。
足元注意でなんとか小屋が見えるところまでやって来ました。
9:15 百間洞山の家
百間洞山の家到着。
9時ですが昼飯とします。朝が2時ごろですから昼飯といって差し支えはありません。小屋でカップラーメンを二つも買ってしまいました。
食料はまだまだあるのですが縦走12日目にしてガスの残量に不安を覚えまして(^-^;。
食料はあるのに調理するための火の心配をすると言う。おそらく持つとは思いますが念を入れて節約しているのです。
小屋で買えばお湯まで入れて提供してもらえますからね。お湯代が別に加算されるところがほとんどですが。
しかしまさかガス缶二つでは余裕がなくなるとは……。多少重くなっても三つ持ってくるべきでしたか。反省ですね。
さて昼食休憩が済んだら中盛丸山に向かっての登り返しです。いきなり腹ごなしの運動ができるなんてありがたい(メ゚皿゚)
百間平から下った分、登らないといけないのでかなり負担がかかります。百間洞山の家から中盛丸山までは400m標高をあげますからね。
赤石側からドでかい雲が迫っているのも気になります。ずっと晴れていなさい。私の太陽光発電のために。
11:30 中盛丸山
あの三角帽のような形の中盛丸山の頂に立ちました!
白い……。
赤石側はまだ青空が見えているんですけどね。雲に追いつかれるまでもガスってしまいました。
発電なんて言っている場合ではありませんね。雨が降る前に行動終了しなくては。
振り返って見た中盛丸山が形良すぎて笑いました。
12:15 小兎岳
小兎岳通過。子ウサギに用は無し。目の前の兎を狩ります。
13:05 兎岳
兎岳! ガスガスの展望皆無。゚(゚^ω^゚)゚。
ハッ!
”白兎”、ってワケかい(・`_´・)
まあ雨が降らないだけ良しとしましょう。ここまでくれば今日泊まる予定の避難小屋はすぐそこです。
5分ちょっと下れば兎岳避難小屋の標識があります。しかし周りにそれっぽいものが無いので少し探してしまいました。
もしかして小屋はあのコンクリか?
手前の黄色い袋はテントのポールでした。致命的な忘れ物をした方がいますね。
13:15 兎岳避難小屋
発見しました兎岳避難小屋!
これマジ!?
ここまでボロボロの小屋は初めて見ました。゚(゚^ω^゚)゚。
扉は閉まり切りませんし(^-^;
小屋内は最近開創したばかりらしく割ときれいでした。中が綺麗じゃなければ泊まるのを躊躇したかもしれません。一応小屋の前が少し開けているのでテントを張ることはできそうですね。推奨されているかは別の話ですが。
しかし外見がボロだろうと雨風しのげるだけでありがたいです。いや、風は微妙にしのげないか。今日は晴れの予報なのでそれほど冷たい風が入り込まないとは思いますが(希望的観測)。
いつものように食事を済ませたら4時ごろに就寝。行動終了が13時半ごろだったので意外と自由時間もありませんでしたね。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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