ボルケーノトレイル2日目は百名山『吾妻山』を有する吾妻連峰入り。東西約20kmに渡るこの連峰は抜けるのに苦労しますよ。主峰たる西吾妻山に到達するのは明日。本日は一切経山らの景観を楽しんで山小屋泊です。
4:50 起床
起きましたけど寒い時期は本当にテントから出るのが億劫です。ついつい紅茶を啜りながらだらけてしまいます。しかし準備せねば……。
準備が整ったのは6:30でした。撤収は面倒ですがまだザック一つだけなので自転車に積み直さなくていい分楽です。
ボルケーノトレイル②
6:30 行動開始
まずは舗装路を歩いていきます。チェックポイントは幕川温泉。この温泉の裏山越えて磐梯吾妻スカイラインに合流します。
風もなく暑い……。寝起きはあれほど寒さに悩まされたというのに。
月山八合目まで徒歩で行った時も思いましたけどこういう変化に乏しい舗装路をただただ歩き続けるのはかなり苦痛です。
吾妻連峰に入る前のウォーミングアップくらいに考えていましたが結構スタミナ使ってしまいますね。
7:40 幕川温泉
幕川温泉到着。泊まるわけでも入浴するわけでもないのに温泉に来てもむなしいですね……。
「マジでこんなとこ通るの!?」みたいな場所通らされます。下ノ廊下の仙人谷ダムを思い出しました。
幕滝遊歩道通行止めの注意書きが気になりますが幕滝など行程表では行く予定はないので大丈夫なはずです。
セーフ! 私の通るルートは左です。冷や冷やしましたね。完全に通行止めなら朝の駐車場まで戻って磐梯吾妻スカイラインを愚直に登っていくしかありませんでした。
本当に近所の裏山という感じ。人通りも少ないのかあまり整備されていません。ボルケーノトレイルなんてやる人も少ないのでしょうね。ボルケーノトレイルという呼称も、私が使っている登山アプリのYAMAPで見つけたから使用しているだけで、ネットで検索してもあまり引っ掛かりませんしね。でもカッコいいのでこれからもそう呼びます( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
ワサワサしていますが藪漕ぎという程でもないので許容します。
舗装路に出ました。こういう風につづら折りになっている磐梯吾妻スカイラインを山道使いながら突っ切っていく感じで進んで浄土平を目指していきます。
奥の細道に新とかあるのか……
こんな所から山道に進入していきます。
道路側にカメラをやるとこんな感じ。徒歩だからできるショートカットですね。
再び舗装路へ。いきなり道路に迷い込んだ動物の気分。
吾妻山の片鱗が見えてきました。噴煙をみるとワクワクします( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
しかし晴れ予報なのに昨日からしょっぱい天気ですねぇ……。
今の時点で標高1622mもあるんですね。
どんどん車やバイクに追い越されます。みんな浄土平かな?
浄土平の建物が視界に入るようになりました。あと少し。
吾妻スゴイ! 曇りでも山を隠さないのであれば許せます(੭ु *`∀´* )੭ु
9:30 浄土平
浄土平に入りました。ここは吾妻連峰最東端の吾妻小富士と一切経山に囲まれた平坦地。
吾妻小富士はすぐそば。そこにいる人も容易に肉眼で確認できます。
ダイナミック! 迫力満点ですね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
古くから信仰の山として栄えた吾妻山の周辺の地は修験に関する名前が残されています。ここ浄土平は、厳しい山道に囲まれた吾妻連峰にあって稀有な平坦地が、登拝者にとっては極楽浄土のように感じたことから名づけられたと考えられています。
9:45 浄土平ビジターセンター
ビジターセンターで噴火警戒レベルを確認。
暖炉があったので火に当たって休憩します。温まると外に出たくなくなりますね……。
ダラダラした分だけ自分の首を絞めることになるので動きます。昼食も済ませなくてはいけませんし。目の前に見えている吾妻小富士はパスします。
9:50 浄土平レストハウス
レストハウスで飯にしますか。手持ちの食糧は節約したいので。入ってすぐに食事と行きたいところですが……
札が濡れているので券売機に通すために乾燥させるというバカみたいなロスタイム食らってます。゚(゚^ω^゚)゚。
10分後なんとかラーメンにありつけました。温かい飯が体に染みますね。味は普通。
腹ごしらえも済んでよし出発! と思ったらーー
ミスト(スティーヴン・キング)みたいになってるじゃないですか(꒪꒳꒪;)
昨日から全然天気に恵まれなくて参ってしまいますよ。゚(゚^ω^゚)゚。
雨が降らないだけ上等ですが・それにしてもこんなに気分の上がらない登山あります?
どこに繋がっているか不安になる道だ……さっきまでは見晴らしがよかったのに。
一応晴れの日を選んでるのですがねぇ……。
11:50 酸ヶ平避難小屋
酸ヶ平避難小屋。かなう事ならばもうここで行動を終えたいくらい天気がどんよりしています。しかしまだまだ今日の登山は始まったばかり。先に進みましょう。
いい感じに紅葉も色づいているので日の当たった紅葉も見てみたいものです。
一寸先はモヤ。浄土平から一切経山までは火山礫に覆われた急登。割と手間がかかります。
12:20 一切経山
白っろ!!!
なんというザマですか(꒪꒳꒪;)
この空気(ガス)にも…… 感謝しろと……。
一切経山は山頂から見下ろす五色沼、通称『魔女の瞳』が見どころなのですが……今日は魔女も瞼を閉じているようです(。◔‸◔。)
辛うじてうっすらと青いものが目に入る、ような……。絶景という報酬が無い登山はきつすぎる。給料不払いやめてください。労基いくぞ労基。
12:40 魔女の瞳『五色沼』
いや、近くまで来たらなんか晴れてきました(੭ु *`∀´* )੭ु
労基をチラつかせたら報酬はらってきましたね。訴えられてからビビるくらいなら初めから真っ当にやりなさい!!!
……ありがとね(ボソッ)
しかしこれは……
大したものじゃないですか……。
めっちゃ美しい!
五色沼の名に違わぬ色彩の豊かさ。
紅葉も色の美しさもさることながら三色のバランスが絶妙ですね。
幕が下りてきました。お楽しみはここまでですか。
一切経山からは良く見えましたか?
眼福でした。お次は東大巓を目指します。今日はこの東大巓を取って行動終了予定です。
高いところから見る五色沼はまた素晴らしいですね。一切経山からの眺めが気になるところ。
13:30 家形山
家形山。展望はなし。
シャツがピンクテープよろしく巻き付けられています。
一切経縦走路、名前がカッコいい。まず一切経自体が意味からしてカッコいいですからね。仏教は早い段階で教団が分裂しそれぞれが経典を作っていったので、キリスト教における聖書のように「この一冊!」と言えるような正典がありません。もはや人の一生では読み切れないくらい膨大な数になったそれら典籍群を『一切経』といいます。カッコよ……///
しかしパッとしない天気が続いているからか道が柔らかい。沼かと思うような場所も多く結構足元が汚れてしまいました(๑-﹏-๑)
14:10 ニセ烏帽子山
ニセモノなんか興味はないの。
14:30 烏帽子山
岩がゴロゴロした烏帽子山。
完全にガスの中。景色は楽しめませんね。先に行きましょう。
15:15 昭元山
次次ィ!!!
15:50 東大巓
正確に言えば東大巓の分岐。1分もしないでここから東大巓に行けるんですけど展望0でしょうしね……めんどくさがりました(。◔‸◔。)
東大巓分岐を過ぎたら北にルートはずれます。小屋がそっちにあるので。
木道を進んでいきます。木道ですから晴れていたらとても歩きやすかったでしょうね。今日? もうツルツル地獄。濡れた木道は本当に滑る。゚(゚^ω^゚)゚。
木道が終わったことを喜ぶくらいです。
見えた寝床!!! 小屋が見えたときの安心感よ( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
16:25 明月荘
という事で明月荘到着! 私以外にも2人先客がいました。安心安心。のんびりと小屋でリフレッシュしましょう。
山をやらない人からすると山奥で閑散とした小屋に寝泊まりなんて考えられない!くらいのリアクションをもらいますが、日本一周をしていると雨風しのげる分、山小屋泊は大変上等な寝床なんですよね( •̀ᴗ•́ )
食事を済ませてkindleで本読んで就寝。明日は晴れてくださいよ。ボルケーノトレイル2日目終了です。
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