北横岳(南峰)・北横岳(北峰) / fawtさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
やって参りました北横岳! 雪山です!
私にとっては初めての雪山。
雪山なんか一生行くことないだろと思っていた私がまさか雪山一年生としてデビューを果たすとは自分でも信じられません。
ただ雪山やれるようになれば一年中山を楽しむことができますからね。思い切って一歩踏み出してみました。
気になるのはデビュー日なんですけど、これクリスマスなんですよね。
クリスマスに男一人で何をこんな過酷な環境に……と思って山行前からちょっと笑ってしまいました。
北横岳ロープウェイから登山開始
北横岳ロープウェイです。
ここからロープウェイで坪庭(2237m)まで上がります。
北横岳は標高2480mとなかなかの高さに思えますが、そこは雪山デビューにおすすめされる初級コース。
ロープウェイが使えるので実際自分の足で上がる標高は200mほどです。
坪庭到着。
外に出るとこの景色です。
もうこの時点でテンション爆上がりです。
雪がある!!!(そりゃそう)
足が埋まる!!!
ストックが埋まる!!!
ワカン埋まらない!!!
私の冬ボーナスを蝕んだ雪山装備たちもようやく日の目を見る時が来ました。
これは足裏の表面積を大きくして雪に沈みにくくする輪かんじき。
こういう、忍者しか使ってるの見たことないような装備を実際に使うことができるワクワク感やばかったですね。楽しすぎます。
こんな中突入していくの『冒険』そのもので超楽しかったです。
見るものすべてが新鮮。こんなシチュエーションで行動することなんてそうそうありませんもの。
手袋なんて3重ですからね。
夏山しか知らない自分からすると信じられないことです。
理解できないものはケチりたくなるもので、別に暖かい物ひとつで十分では?と思いましたが、モンベルの店員さんにめちゃ指導されて3重です。
実際使ってみると大正解。普通の手袋一個は自殺です。
雪のない時は橋が見えるんでしょうか。
全てが雪に覆われていてその下は想像するしかありません。
静寂の世界ですね。
人が雪を踏む「ギュッギュッ」という音だけが聞こえます。
10:55 北横岳ヒュッテ
通年で営業している山小屋。
管理人が常駐しているわけでは無く、宿泊者がいないときは閉館しているようですね。
夏山しか知らなかった私からすると目に映るものすべてが新鮮。
霜をまとって白くなった木なんて画像で見る分には何とも思わないのに、実際に初めて目にするとこんな物でも感動します。
11:20 北横岳南峰登頂
エビのしっぽの巨大さよ。風も強く、気温はもちろん低いです。
少しでも素肌をさらそうものなら一瞬で感覚がなくなります。
11:30 北横岳北峰登頂
スマホの電源やカメラの背面ディスプレイは既に落ちました( ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )
寒すぎるとそんなことになるんですね。勉強になります。
北横岳ヒュッテまで戻って昼食です。
コーラを冷やしましたがこの日は温かいスープの方がありがたい気候でした。
ささっと食事を済ませて下山します。
少し青空がのぞいてきましたね。
青空と白い雪山の組み合わせが美しすぎます。
陽を受けると雪は輝くんですね。
幻想的な風景に巡り合いやすい山ですが、雪山はその中でも一際素晴らしい。
息を吞むとはこのことです。
北横岳ロープウェイが見えてきました。
ゴールが見えた時の安堵感もより強いです。
あらあらあら
まあまあまあ
私の少ない引き出しからは「美しい」の語しか引き出せませんよ。
抜けるように青い八ヶ岳の空。この青空が八ヶ岳ブルーというやつですか。
絶景を見て元気が湧いたのでラッセルの練習などを。
ほんの10mほど腰ラッセルをやってみましたが、こんなことを登りでやることなど到底無理のように感じてしまうのですが。
世の雪山登山家たちは超人なのでしょうか。
ただいま。
本の数時間前にみた坪庭の案内板が懐かしく感じてしまいますよ。
ロープウェイで下山
売店で即カロリー補給。
ソフトクリームに舌鼓を打ちます。
そんなことになる? と思った一番の出来事。
ナルゲンに入れていたポカリがシャーベットになりました。
そんな低い気温の中を歩いていたんだなと改めて感じます。
動いていれば暑いのは季節関係なく山の常のようです。
最後に
雪山デビューということで初心者におススメとされる北横岳に挑戦。
技術的に難しいところはなく、雪山の『らしさ』をふんだんに体験できた最高の山行でした。
ただ楽しいだけでなく、電子機器は寒さで不具合を起こすこと。湯がなかなか沸かないことなど、冬ならではの不便さも学ぶことができました。
良いところ悪いところ含めて良いクリスマスプレゼントになったなと思います( ᐢ ᵕ ᐢ )
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