2023-9-5
甲斐駒ヶ岳は端正な三角錐をした南アルプスの名山。北アルプス、中央アルプスも含めた日本アルプスの中で最も美しいピラミッド、と日本百名山選定者の深田久弥も絶賛した山です。一昨日、栗沢山から見たまっ白な甲斐駒ヶ岳は衝撃的な美しさでしたね。花崗岩でできた山頂が残雪のように白く輝くことから信州では白崩山と呼ばれていました。今日はそんな美しい甲斐駒ヶ岳へ仙水小屋からの日帰りピストン登山。仙水小屋のテントに荷物を置いていけるのでだいぶ楽な山行でしたね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
南アルプス大縦走 4日目
6:15 仙水小屋
いやぁ降った降った。昨日は一日中雨でずっとテントの中で過ごしていました。゚(゚^ω^゚)゚。
今日晴れるか心配でしたが思い通じて絶好の登山日和となりました。この仙水小屋あたりは電波が無いので天気予報も確認できず地味に不安だったんですよね(^-^;
甲斐駒ヶ岳に登った後はまた仙水小屋に戻って来るので荷物の大半はテントに置いていきます。日帰り装備だとこんなに軽いのかと驚きました。背中に羽が生えたかのような軽い足取りです。ここまでは2週間分の食料を積んでの縦走でしたからザックは非人道的な重さになっていたので。゚(゚^ω^゚)゚。
6:40 仙水峠
仙水小屋と甲斐駒ヶ岳の分岐点、仙水峠まで戻って来ました。ここからが甲斐駒ヶ岳への急登。栗沢山からこの仙水峠に下って来るのでも標高を450m下げてきたのですから、栗沢よりも高い甲斐駒ヶ岳に登るためにどれだけの急登を行かなければならないかは推して知るべし。
まずは駒津峰まで登りましょう。仙水峠との標高差は実に476m。これを一時間半ほどで登るのですから中々の急登です。ザックがフルパッキングだったらかなり難儀したでしょうね。現在は日帰り装備なのでこの急登でも比較的楽に登れています。
ここから日が上がってくると暑さも加わって苦労しそうですが(^-^;
7:40 駒津峰
ハイマツ帯を進んでいくと小ピークの駒津峰に到着。
駒津峰は屈指の展望台で目の前には目標の甲斐駒ヶ岳がこれだけ間近に拝めます。
さらに20分ほど歩くと甲斐駒ヶ岳八合目。
分岐ですね。どちら側から進んでも甲斐駒ヶ岳には行けますがここは摩利支天側のルートを行きます。反対側は破線ルート(一般登山道と比べてリスクが高い)の上、到着時間も大して変わらないので。
ここからは風化した花崗岩の斜面に入っていきます。こういう岩と砂礫が織りなす斜面は非常にすねりやすいので注意して進んでいきましょう。景色は大変すばらしいですけどね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
風化した巨岩帯を登り抜けると、
8:55 甲斐駒ヶ岳
甲斐駒ヶ岳登頂!
天気にも恵まれてすばらしい!
全国に駒ヶ岳という名前の山は数多く存在しますが、この甲斐駒ヶ岳はそのなかで最も標高が高い山なんですよ。まさに駒ヶ岳の王。山頂からの眺めは最高です。
山頂には立派な駒ケ岳神社がまつられています。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと )。大国主命の別名の一つですね。この神様ゆかりの神社は旅中いくつも周ってきました。
鳳凰山方面が絶景絶景。雲のわき方が素晴らしいですね。
地蔵岳のオベリスクが目立ちすぎてバレバレなんですよね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
本当に南アルプスのシンボルですよ。
山頂でのんびりしていたら私と同じ五竜山荘の山酒Tシャツを着たおばさまから声をかけて頂いてツーショットを撮ったりしました。ほんとこのシャツいいですよね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
なんと山頂に滞在すること2時間。今日はもう仙水小屋に下りるだけだと思うといくらでものんびりしたくなりました(^-^;
あと仙水小屋に戻ると電波が無くなるので、山頂に居る内に通信が必要な用事は全部済ませておこうと思いまして。天気予報の確認やらTwitterやら。
だいたい娯楽のこと
それだけゆっくりしていると山頂もガスに包まれてきました。景色が見えないなら山頂でだらけていても楽しくないので下山することに。
ふとガスが晴れるときに見える摩利支天がこれまた超カッコいいんですよね。
名前も摩利支天山とか摩利支天岳とはじゃなくて”摩利支天”なのも超クール。
下山前に駒ヶ岳神社本社にお参り。
そうしたらまたどんどん晴れてきましたね。
ああ、摩利支天。なんというカッコよさ……( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
オベリスクはガスの中でも超目立つ。
周りの景色が楽しくて下山も苦ではありませんね。
仙水峠から小屋にかけてのロックガーデンが俯瞰できます。
12:30 仙水峠
仙水峠まで戻って来ました。だいぶ山頂でのんびりしてしまいました。今日はもう仙水小屋に戻るだけですが日が高いうちにシュラフを乾かして太陽光発電をしないといけません。今回の縦走では昼にはもう行動終了して日光の恩恵を受けるスタイルで行こうと思います。
13:00 仙水小屋
仙水小屋到着!良い登山でした( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
山頂でダラダラしなければもっと先に進めたようにも思えますがこの先のテント場、9時間くらい歩かないといけないのでハナから今日は仙水小屋から先に進むのは諦めていきました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
存分に太陽光発電してシュラフを乾かしたらテントに戻って16時就寝です。なんという早寝。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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