≪38~39日目≫みずがきんぷ! 瑞牆山・金峰山ピストン

百名山バイク旅86・87座目の瑞牆山・金峰山を一泊二日で登って参りました。この二座は近いので一度に登ってしまおうという事で今年初のテント泊登山になります。瑞牆山は少々ガスりましたがそれでも金峰山共に撮れ高十分。満足のいく二日間となりました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

目次

瑞牆山・金峰山ピストン一日目

5:00 大弛峠駐車場

一泊二日の瑞牆山・金峰山ピストン開始です。まずは金峰山を通過してテント場がある富士見平小屋を目指します。瑞牆山側にも駐車場があるので往復するピストンではなく縦走もできるのですが大弛峠に戻ってくるのが面倒なんですよね。バスが出ていないのでアシがなければ徒歩かタクシーで来るしかないので(^-^;

大弛峠は一般車両が通行できる峠としては日本最高地点ですからね。来るのがまあまあ手間です。

なので瑞牆山・金峰山を一度に登りたいならピストンという選択になるでしょう。日帰り登山を二回やるという選択肢もありましたがテント泊登山をやっておきたい気持ちもあったので。今年初めてですからねテント泊登山。

序盤から少々急登。体があったまるまでゆっくりじっくり登っていきます。

明るくなり左手には富士山の姿が確認できるように。富士山を眺めながらの早朝登山、久しぶりですね。南アルプスを縦走していた時は毎朝拝んでいた景色です。

5:25 朝日峠

傾斜が緩やかになり少し下ったところが朝日峠です。かつては信州川と甲州側の峠越えの道が交わっていたと言いますが今はその名残はありません。

完全に明るくなったのでヘッドライトをしまいます。

朝日峠を越えたあたりでリアル朝陽が昇ってきました。

これこれ! 山で迎えるこの赤い朝日を浴びるのがたまらないんですよね! 疲れも吹き飛ぶモルゲンロート。活力を頂きました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

見晴らしが良くなり

雲海に佇む富士山もバッチリ!

眼福とはこのことですね。

5:50 朝日岳

朝日岳到着。

ベンチがあって休憩にはバッチリ。昼は陽射しがきつそうですね。

目指す金峰山はもう見えています。山頂の特徴的な岩「五丈岩」が目印。

金峰山の背後には雄大な南アルプスが広がっています。やっぱり南アルプスカッコいいですね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

6:20 鉄山分岐

けっこうな急坂を下りてきました。ガレ場を大きく下るので転倒注意です。樹林帯に入ると傾斜も緩み鉄山の鞍部にたどり着きます。そこから登り返して現在の鉄山分岐です。

左に進むと鉄山山頂ですが特に用事は無いので右の巻き道を進み金峰山を目指します。

次第に道がハイマツ帯となってくるとこの見晴らしの良さ。

八ヶ岳が眼前にそびえます。一番高い部分が赤岳。このブログを始めるよりももっと前に登ったことがあります。

6:45 金峰山

ということで金峰山に到着です!

森深い奥秩父にありながら山頂は森林限界をこえ素晴らしい眺望が得られる金峰山。高山特有のハイマツが出てきたところからなんだか日本アルプスを歩きている気分になりました。まさかこんなアルペン的風貌の山だとは。

山頂標識からさらに進むと金峰山のシンボルである五丈岩がお出迎え。見事な岩ですがこれは金櫻神社の信仰の岩なので登ったらダメです。

五丈岩の前にはまた金峰山の標識が建っていますね。

自撮りはこちらで済ませましょう。

富士と五丈岩。いい風景です。ガスもなく青天。絶好のタイミングで登頂できました。

日帰りの山としてお手軽な金峰山ですが今回は瑞牆山まで行くのでそろそろ出発します。

金峰山の標高2599mから目的地の富士見平までは784m標高を落とします。急な坂が多いので注意していきましょう。

7:55 砂払ノ頭

ビューポイント砂払ノ頭。

8:40 大日岩

下り続けて大日岩。デカい岩だ。

9:00 大日小屋

木々に隠れる感じの大日小屋を発見。

大日小屋まではルートから外れて少し下る必要があります。用はありませんが一応偵察しておきますか。

窓ガラスが欠けていますね。無人小屋だったのか。

中はこんな感じ。

大日小屋テント場もあるようですがどこに張ればいいのでしょう。今日とまる富士見平テント場は有料なので大日に泊まればテント代が浮いたか……?

寄り道もほどほどに予定通り富士見平を目指します。

9:35 富士見平小屋

富士見平小屋到着! まだまだ全然朝方といった時間帯ですね。時間に余裕のあるペースで歩けています。

とりあえずは小屋で受付をしてテントを立てましょう。幕営代1000円也。

今回はコーラを下界から担いできているんですよね。こいつで一服したら今度は瑞牆山に登るとしますか。

富士見平着が遅くなるようなら瑞牆山は明日に回そうかと思っていましたがこの時間帯なら問題なく今日中に登れるでしょう。ここから瑞牆山は往復4時間弱といったところ。テントに不要な荷物を置いて軽量化すれば3時間かそこらで往復できるはずです。

一服済んだら荷物をテントにデポして、2分ほど下った所にある湧水の水場で補給を済ませます。

そうしたら瑞牆山へ向かいますか。ん?

「大日小屋にテント泊、宿泊の方は富士見平小屋で手続きして下さい」

大日小屋で宿泊する人はここで手続きするんですね。無人なので野良上等かなと思いましたがそんなことは無かったようです。

富士見平から瑞牆山へ行くには天鳥川を越えなくてはいけません。緩やかな登りの後少し下って川に近づいていきます。

途中にある割れたでっかい桃太郎岩が見ごたえバツグン。右下に写っている人と比較すると大きさが伝わるかと思います。

岩右側の階段を越えて先へ。

11:00 天鳥川

富士見平から天鳥川までは大体三十分。

ここからは鎖場もいくつか出現する急登ゾーン。慎重に登っていきましょう。

瑞牆山の特徴である白い花崗岩が目立つようになってきました。ワクワク。

11:45 黒森分岐

両手を使って急登を登ってきました。黒森分岐まで来れば山頂はもうすぐそこです。しかし梯子があるので焦らないように。

11:50 瑞牆山山頂

瑞牆山到着!

ほこから

ガス牆山か!?

せっかくの山頂ですがまっ白です。

12時登頂は絶景を拝むには遅すぎたか……?

とりあえず写真を撮りますか。

今日は時間に余裕があるのでしばらく山頂で様子を見てみます。もう富士見平に戻って寝るだけですしね。

そうして天気の様子を窺っていると――

おっ!

じわじわと晴れてきましたね!

青空もチラリとですが見えています。

しかしそれも一瞬の事。またガスに覆われてしまいました。

山頂に刻まれた文字。なにこれ

まあ、針葉樹の深い緑から花崗岩が飛び出したかのようなダイナミックな山容は拝めましたし良しとしますか。やっぱり花崗岩の白い山体は大好物ですね。甲斐駒ヶ岳とか。

瑞牆山もとても気に入りました。急登もありましたが岩登りという程ガチの登りではありませんし、岩の根を縫うようにつけられた登山道は注意していれば初心者の登山者でも通れるレベルだと思います。

金峰とおなじく良い山体験でした瑞牆山。

デカいザックは引っ掛かる。゚(゚^ω^゚)゚。

そうしたらすぐ下山です。

13:40 富士見平帰還

一時間半ほどで富士見平へ帰還。

食事を済ませてスマホいじって17時には寝ますかね。

そう思ってテントに入った瞬間なんだか大きな物音。クマか……!?と身構えると

ま た お ま え か

大菩薩嶺以来ですねシカ。秩父のシカは人を恐れないようです(^-^;

瑞牆山・金峰山ピストン二日目

5:50 富士見平小屋

快眠。瑞牆山・金峰山ピストン二日目です。テント泊した時はいつも大体5時には行動開始してますが今日は一時間遅れました。もう5時間ほど下山するだけなので余裕をかましてしまいました。

下山と言ってもいくつか山を越えなくてはいけないので登りも多めですけどね。

大日小屋を越えて

昨日はスルーした砂払ノ頭まで一気に進みます。ここは中々のビューポイントらしいので今日は景色を眺めてみますか。

ほう……これはなかなか。南アルプスを一望できますね。その中で一番高いこれは北岳か。

瑞牆山方面にある霞んだ山は浅間山まで確認できます。

八ヶ岳の赤岳。

富士山もクッキリ。見ごたえのあるビュースポットですね砂払ノ頭。堪能させてもらいました。

撮影が済んだら金峰山への登り返しをゼーハー言いながら進んでいきます。

五丈岩が見えているのに遠い。というか陽射しが強いですね。それに体力持って行かれます。

8:35 金峰山

おかわり金峰山。今日も快晴、絶好の展望です。金峰山は昨日と言い天候に恵まれますね。単純に朝早いので雲が上がってこない時間帯というだけでしょうけど。

もうほぼ下山したようなもんでしょ!と気を抜いてコーラで一服。コーラは2本担いできていたんですよ( •̀ᴗ•́  )

天気のいい山頂で爽やかな風を浴びながらコーラを飲む。至福の時とはこのことです。

10:00 朝日岳

30分ほど金峰山でだらけて、いい加減下りないとと自分に鞭打ち10時に朝日岳。この時間帯になると大弛峠からの登山者が増え、登山道が渋滞してきました。十余人パーティの団体さんなんかもいてすれ違いで結構時間が取られますね。まあ慌てるとろくなことにならないのでゆっくりまったり下りますか。

10:45 大弛峠駐車場

11時前に下山完了! お疲れ様でした!

今年初のテント泊ということで重い荷物背負っての山歩きに不安でしたがやってみるといつも通りの登山。ほんの一か月前は日帰り装備の恵那山でバテたりしていたので心配でしたがいくつか登る内に体力も戻ってきたようですね。テント泊装備を詰め込んだザックを背負った時に重いは重かったんですけど

ほこから

この重さ……”知ってる”!

となったのが面白かったです。頭は去年までの山での大冒険を覚えていて、ようやく体がついてくるようになった感覚。この状態のまま登山を続けていきたいです。

ながったるい大弛峠で事故らないように慎重に下り笛吹市まで帰還。次の山は雲取山にするつもりなのですがその登山口に向かうにしても笛吹あたりでとどまっていた方が都合が良いです。とりあえず明日一日は休息日確定として、明後日から雲取山に向かいたいところですが天気が微妙です。何日か停滞になりそうなので色々栄えている市内にいた方がいいという判断。あまり長くは足止め食らわずに済むことを祈ります。











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