2023-4-23
屋久島縦断2日目!
今日はこの縦断で最も楽しみにしていた九州最高峰にして百名山の『宮之浦岳』に登ります。これのために屋久島に来たと言っても過言ではありません。その西に佇む永田岳も素晴らしい山でした( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
高塚小屋でお目覚め
5時半ごろにお目覚め。屋久島縦断の二日目です。
外はだいぶ霧がかっていますが朝はこんなものでしょう。7時出発を目途に朝食やら荷造りやらを済ませます。
そうこうしている内にどんどん霧が晴れてきました!
今日は一日天気が良い予報なので楽しみですね。今日の予定では屋久島の大トロ部分、九州最高峰の百名山『宮之浦岳』を登ることになるので。
この日に晴れを持ってくるためにだいぶタイトなスケジュールをこなして屋久島までやって来ました。゚(゚^ω^゚)゚。
晴れていてもガスったら台無し。昼になると雲が上がってくるのはよくある事なのでパパっと登らねば。しかし日が出る前から動くのは寒いという(^-^;
屋久島縦断2日目
7:10 高塚小屋出発
完全に晴れました。あとは雲が登ってくる前に宮之浦岳に登頂するだけです。
最初のチェックポイントは新高塚小屋。
8:10 新高塚小屋
一時間ほど歩いて新高塚小屋に到着。心という割にあまり小屋の古さは高塚小屋と変わりないように思えますね。
新高塚小屋のウッドデッキはかなり広いので幕営する方にはありがたいですね。
視界が開けてくる頃にはとうとう宮之浦岳が姿を現しました。
おおお!!! あのど真ん中の山が宮之浦岳ですか( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
遠ッ!
チンタラ歩いていたらあっという間にお昼になりそうです。
しかしここで自撮りをせずにいられようか……。
休憩がてら目指すべき山を眺めてうっとり。
巨岩『坊主岩』を横目に登山道を歩いていきます。坊主岩はめちゃくちゃデカいんですけど近くまで行けないので人もおらず、その巨大さを伝えるための比較対象に乏しいのが残念。
さあ宮之浦岳の頂上はもうすぐ! と一瞬思いましたがこれ宮之浦岳じゃないんですよね。偽之浦岳め……。
ロープを伝って岩を登り
9:30 平石岩屋
平石岩屋を通過。
ようやく本物浦岳への道が見えてきました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
大きく丸々とした花崗岩がどんどん目に付くようになってきましたね。
さて悩ましいのがこの分岐。宮之浦岳と永田岳の分岐点なのですが永田岳にも登ってみたいんですよね。
宮之浦岳まで30分。逆方向の永田岳までは1時間。昼になるとガスると考えてどちらのピークで晴れを堪能するかで悩みます。
大目的百名山の宮之浦岳か、その宮之浦岳が美しく見える永田岳か……。
そうして私は永田岳を取りました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
永田岳もかなり美しいですよね。笹に覆われたフワフワした山肌から花崗岩がポツポツと顔をのぞかせて。
近づくにつれてこの丸っこい花崗岩のデカさに気づいてビックリするという(˃▿˂๑)
人はこんなに小さいです。
さあ雲が上がってきました。お前はそこで止まっていなさい! せめて私が永田岳に登頂するまでは。゚(゚^ω^゚)゚。
10:55 永田岳
そんな雲から逃げ切り何とか永田岳に登頂!
よくガスらずにいてくれました。゚(゚^ω^゚)゚。
雲より先に山頂に立ってしまえばこちらのものです。
登り切ってしまえば雲はもはや障害ではなく観賞物。素晴らしい雲海を楽しませてもらいましたよ。
この雲の上に来た感覚、久しぶりですね。良い……。
特に雲海をせき止める障子岳がめちゃくちゃカッコよかったです。
肝心の宮之浦岳はこんな感じ。屋久島のど真ん中にある九州最高峰の宮之浦岳。懐のデカさを感じる佇まいですね。
後から登ってきたお兄さんに写真を撮ってもらいました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
このお兄さん実は車での日本一周経験がある旅人の先輩。しばらく話し込んでしまいましたね。
その後から来たお兄さんも旅行が趣味の方で、永田岳の山頂で楽しい時間を過ごさせてもらいました。
正午近くになると案の定宮之浦岳には雲がかかり始めます。しかし覆われたり晴れたりを繰り返しているのでもしかしたら宮之浦岳山頂でも晴れ空が拝めるかもしれません。
お兄さん方二人に旅の名刺をお渡しして永田岳を下ります。
猿に見られながら永田岳を下り
先ほどの分岐まで戻って来ました。ここから宮之浦岳まであと30分。ファイト!
12:50 宮之浦岳
宮之浦岳登頂!
しましたが
ンンン~???
微妙にガスっています。がちょこっと青空も見える。
晴れそうなのでしばらく待ちます。その間にお昼ご飯を済ませてしまいましょうか。
そうしたら案の定です!
ナイス蒼天!ナイス雲海!
二兎を追うものは二兎とも得ました(੭ु *`∀´* )੭ु
では記念撮影と参りましょう。山頂で休憩していたガイドさんが撮ってくださいました( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
宮之浦から見る永田岳も中々ですね。
というか永田岳、かなりかっこいいですよ。見た目は宮之浦よりも好きかもしれません。
いや~堪能しました。永田岳も宮之浦岳も晴れてくれてうれしい限りです。
撮れ高は十分なので後はもう今日の寝床である石塚小屋へ向かうのみですね。
道中、黒味岳という場所にも登ることができるのですが、このように標高を落とすと一気にガスの中。黒味岳は先ほどの永田岳や宮之浦岳を一望できるという超魅力的なピークではありますが、この天気だとその景色は見ることができなさそうですね。
こうして一瞬晴れたりもしますが、宮之浦岳、永田岳には雲がかかっており山頂を見ることはできません。どちらの山頂でも雲海を見下ろせたように、あの二座だけ雲から頭突き抜けていたんですね。
石塚小屋は花之江河方面に進んでいきます。
笹が減って来て永田岳の様な「フッサァ……」感はなくなってきました。しかし花崗岩の存在感は健在。まだまだ飽きさせませんね。
ロープを使うような登りもまだまだあるので注意深く進んでいきましょう。屋久島の岩や木は大体滑るのでこういう手がかりはとても助かりますね。大体どこも岩も木も湿っているので。さすが世界屈指の多雨地帯ですよ。
16:00 黒味岳分岐
さあ日も傾いてきた頃に黒味岳への分岐です。
ここだけ見ると天気は良さそうなのですが、相変わらず宮之浦方面のガスは晴れず。時間も余裕があるわけでは無いのでこのまま石塚小屋へと向かいます。
16:15 花之江河
15分ほどで花之江河到着。ここから石塚小屋への分岐です。小屋までは1時間くらいかかりますね。
ルート的にまた明日にはここに戻ってこなくてはなりません。戻ってくることを考えると先に進むのが億劫になりますね。往復は退屈ですから。ピストンよりも縦走、これです。
石塚小屋への道は森の中。進むたびに緑が茂っていきます。
天候も急転。というかガスが溜まっているところに進入して言った感じですね。そんなガスの中でも屋久島の森は幽玄で美しいじゃないですか。しかし日が届かなくなってちょっと肌寒くなってきましたね。早く小屋に入りたいです。
ちょっとびっくりしたのがこのハシゴ。
この細い根一点のみで支えられていて笑いました。体重預けるのが怖いですね。
花之江河からキッカリ1時間で
17:15 石塚小屋
石塚小屋到着です!
到着した瞬間天国のような陽射しが差してきて爆笑しました。何の祝福。
小屋は結構年季入っていますね。まあ登山中に小屋で寝泊まりできるというだけで最高の贅沢ですが( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
そしてそんなにメジャーなルートでもないので到着時は私一人。寂しい夜になりそうです。
と思ってゴロゴロしながらオフライン保存していたYouTubeを爆音で流していたら同い年くらいのお兄さんが入って来てめっちゃ恥ずかしかったです(。◔‸◔。)
しかし古めかしい小屋に一人で過ごさなくて済んだので良かったです。人と話している方が楽しいですしね。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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